見出し画像

タイムラインが【知ってる人】で埋め尽くされる理由

どうも、久我レイジです。

最近、X(旧Twitter)のタイムラインを眺めていて、ふと感じることがあります。

いつも目にするのは、仲の良い友達やお気に入りのアカウントの投稿ばかり。

もちろん、それはとても居心地のよい空間です。
けれど、どこか「新しい出会い」が減ってきているような気がします。

以前は、知らない誰かの面白い投稿に偶然出会って、思わずフォローして、そこから会話が始まる。そんなワクワクする瞬間が、もっと日常の中にあった気がします。

今回は、この「居心地はいいけれど、どこか閉じていくXの世界」について、少し真剣に考えてみたいと思います。


タイムラインは「関係強化」に最適化された。その結果、「出会い」が減っている。

仲の良い人とのつながりを深める方向へ進化しています。それ自体は悪いことではありません。

けれどその一方で、まだ出会っていない誰かとの偶然の接触や、ちょっと違う視点との出会いが、少しずつ減ってきているように感じるのです。

僕がそう感じる理由を、大きく3つに分けてみました。

理由1:Xのアルゴリズムが「いつもの人」ばかり表示してくる

Xの「おすすめ」タブは、表向きには興味に合う投稿を表示する機能です。ですが実際には「いいね」「リポスト」「会話の頻度」など、関係性の深さが重視されている印象を受けます。


僕の場合、メタバース関連の仲間とよくやり取りするので、その方たちの投稿は毎日のように流れてきます。

一方で、数年前にフォローした写真好きの方の投稿は、少し反応しなかっただけで、すっかり見かけなくなっていました。

久しぶりにプロフィールを開いてみたら、今でも変わらず素敵な写真を投稿していて、なんだか申し訳ない気持ちになったんです。「ただ静かに見なくなる」だけで、つながりって消えてしまうのかもしれません。

理由2:「反応しないと投稿が消える」という静かな圧力

少しの間リアクションをサボると、その人の投稿がタイムラインに流れてこなくなる。
これ、意外と多くの人が感じていることなんじゃないでしょうか。

知人が新しく始めたイラストアカウント。最初は応援していたけれど、仕事が忙しくてしばらく反応できなかったら、彼女の投稿がまったく出てこなくなったなんてこともあるはずです。

見えないというだけで、存在しないものになってしまう。

気づけば、見た人より見なかった人との関係が、ゆっくりと薄れていく。そんな現象が、タイムライン上では静かに起きているのかもしれません。

別に関心がなくなったわけではないのに、少し反応しなかっただけで、アルゴリズムに「もう表示しなくていい」と判断されてしまう。

それによって、こちらの意思とは関係なく、相手に距離を置いたような印象を与えてしまうこともあります。

本当は何も変わっていないのに、誤解が生まれてしまう。そう思うと、少し寂しい気持ちになりますよね。

もう少しだけ、ユーザーの余白や揺らぎに寄り添うような仕組みになってくれたら、、、、
そんなことを、ふと思ったりします。

理由3:新しい人の投稿が見つからない構造になっている

Xのおすすめ表示は、過去に反応した投稿に似た内容をどんどん優先して出してきます。


たとえば、僕が音楽やイラストの投稿に反応すれば、翌日以降のタイムラインもその話題ばかりになる。そんな【強い最適化】が効いているように感じます。

一方で、たまには違うジャンルを見てみようと思い、「旅行写真」のタグで新しい投稿にいいねをしてみたのですが、翌日にはその雰囲気がほとんど反映されませんでした。

結局、またいつものメンバーの投稿が中心に戻ってしまったんです。

似たものだけが生き残り、異なるものは見えなくなる。そんな構造が、X(旧Twitter)には静かに組み込まれているように感じます。

SNSのタイムラインが「狭く深く」なっていく未来?

昔のX(旧Twitter)には、通りすがりの「一期一会」がたくさんありました。知らない誰かの投稿に心を動かされて、フォローして、交流が生まれる。
そんな広がりが確かにありました。

今では、関係が濃くなればなるほど、外の世界が見えにくくなっています。

もちろん、これはXが悪いというわけではありません。むしろ人間関係を最適化する、自然な進化とも言えるかもしれません。

けれどその進化の結果として、気づかないうちに「閉じていくSNS」に近づいているような、少しだけ寂しい感覚があります。

フォロワーが増えにくくなるのも、アルゴリズムの影響かもしれません

もう一つ実感としてあるのが「フォロワーの伸びが鈍くなっている」ということです。

出会いが減れば当然、新しい人の目に触れる機会も減ります。結果として、投稿はいつもの人にしか届かず、新規のフォローも生まれにくくなります。

昔は、ちょっとバズった投稿をきっかけに、知らない人からフォローされたり、コメントが広がって自然と輪が広がることがありました。

でも今では、そうした流れが起こりにくくなっていると感じています。投稿しても届くのはいつもの人だけ。反応の輪が広がらなければ、フォローの輪も広がらない。

これは、クリエイターや情報発信をしている人にとって、じわじわと効いてくる大きな課題だと思います。

僕たちユーザーにできる「広がりを取り戻す工夫」

じゃあ、ユーザーとして僕たちにできることは何かあるのでしょうか?

ここからは、僕が実際にやってみて、少し変化を感じた「ちょっとした工夫」を紹介します。

1. タグ検索で、知らない界隈を歩いてみる

ハッシュタグで検索して、普段とは違うジャンルの投稿に触れてみる。

僕は最近「天体」タグから海外の宇宙系アカウントをいくつか見ていいねしてみました。
すると数日後には、少しずつ関連する投稿がタイムラインに流れてくるようになりました。

2. 「見なくなった人」にあえて会いに行く

最近タイムラインで見かけていないフォロワーがいたら、プロフィールをのぞいてみてください。

変わらず投稿を続けていたなら、ぜひいいねやリポストをして、つながりを再接続してみましょう。自分の沈黙によって、誰かとの縁を切ってしまわないために。

3. あえて「関係ない投稿」にも反応してみる

自分の興味の外側にある投稿に、あえて反応してみる。するとアルゴリズムに新しい刺激が加わり、タイムラインの空気が少しずつ変わっていくことがあります。

最初は違和感があるかもしれませんが、その「ズレ」こそが広がりになることもあるのです。

あなたのタイムラインには、どんな景色が映っていますか?

Xは、つながりの密度を高める一方で、広がりや偶然性が薄れてきたSNSかもしれません。

でも、ユーザーである僕たちのちょっとした行動で、その景色は少しずつ変えていけるはずです。

あなたのタイムラインには、今どんな世界が広がっていますか?

いいなと思ったら応援しよう!

久我レイジ いただいたチップは作品づくりの活動費に使わせていただきます。応援していただけると、とても励みになります!