老眼、はじめました。
ついに来たか……この日が。
うすうす気づいてた。
でも気づかないフリしてた。
だって認めたくなかったから。
自分がもうそんな歳だなんて。
ザ・老眼
老いた眼と書いて「老眼」
40代も後半戦のさらに後半戦となり、老眼であってもなんらおかしくはない年齢。でも若いころの老眼といえば
おじいちゃんのイメージだった。
だからいざ自分がその年齢になってビックリする。50歳くらいになれば相当な大人だと思っていたがぜんぜん違う。子供の頃とたいして変わらない。
しかし、肉体はちゃんと老けている。
目だけではない。体だって衰えてきた。若いころはとくに何もしなくても……いや体の話は今日はやめておこう。
たしかに、ここ一年でだいぶ見えにくくはなっていた。それでも何とか目をシパシパさせながら頑張って見ていた。
でも、、、
・マンガの小さな文字が見えなくなった
・薬の「用法・用量」が読めなくなった
・5と6と8の区別がつかなくなった
・爪切りにスリルが伴うようになった
・腕時計は腕を伸ばして見るようになった
目を細めてみる
無駄
目薬で潤してみる
無駄無駄
顔の位置を変えてみる
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーッ
もう何をしてもハッキリとは見えない。ボヤけたまま読み取る日々。おかげで何となくでも読めるよう勘が鋭くなった。
どうしても見えないときは、今まで何のためにあるの?と思っていたスマホの拡大鏡アプリを使っていた。
いつの間にかスマホを遠ざけて見るのが当たり前になっていた。そして、スマホを遠ざければ遠ざけるほど
どんどん、口角が下がっていった。
ダメじゃん。
こんなのおじいちゃんじゃん。
はいはい、わかりましたぁ〜。
もう認めますぅ〜。
オレ!老眼です!
ということで、老眼鏡デビューしました!
うん、見える。
細かい文字も読めるようになったぞ。
めでたしめでたし。
みなさんの視界、ボヤけていませんか?
この文字ハッキリ見えてます?
もしボヤけているならあなたも老眼デビューかもしれません。
今日も読んでくれてありがとう。
それでは、また次回。
後日談
妻「どう?これ読める?」
――うん、読める
妻「やっぱり老眼やったんやねぇ」
――これまだ読めるん?
妻「私はまだぜんぜん大丈夫」
そういう妻の口角は下がっていた。
