トランスジェンダーは手を叩く★
ぃーヨイショッ!ヨシヲでぇースッ!(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎-★
"パァ-----ンッ !-★"
ムンバイの電車に乗ると、めちゃくちゃ大きな音で手を叩く女性に必ずと言って良いほど遭遇する。
彼女たちは拍手しては乗客にお金をせびるのだ。
容姿は一般的な女性よりもケバケバしく、ビビッドなサリーをお召しになっている。
当初、ヨシヲは新手のカツアゲだと思い、見て見ぬふりをしてやり過ごしていた。
しかし、とあるツアーガイドさんが彼女たちにコインを渡していたので、"こーゆー時はそれがマナーなの?"と聞くと、ひっそりと教えてくれた。
"彼女たちはトランスジェンダーだから普通に働けないの。だから人からお金をもらうのよ。"
…なんと。
面倒を避けてちゃんと見てなかったが、よく見るとたしかに骨格は男性っぽい。
厚化粧や派手な服装は、男性性をマスクする為なんやろか。
或いは単なる女装ではなく、施しを受けるべく派手な格好でラベリングしてるんやろか。
いずれにしても、たしかにあの弾けるように大きい拍手音-★は……と、合点がいった。
彼女たちは、コインをくれた人の頭をヨシヨシして御礼する。
"坊や、いい子ネ♡" って感じで。
インドのトランスジェンダー事情について、興味深い記事を見つけた(少し古いが)。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO47082960Y9A700C1000000/?n_cid=dsapp_share_ios
記事では、トランスジェンダーのリーダーの1人がこう話す。
"私たちはヒンドゥーの宗教書で半神半人とされ、祝福する力をラーマ神から授けられています。"
トランスジェンダーの位置付けって宗教によって色々っぽいけど、ヒンドゥー教では半分神聖な存在として包摂されるんですね〜。
でも待って、さっきのガイドさんは、働くアテがないってゆーてたやんか。
記事にはこうもある。
"2018年のインド国家人権委員会の報告では、トランスジェンダーのインド人の92%が、他の経済活動に参加できないため、物乞いか性産業に従事していると推定される。教育を受ける機会があるのは半数未満で、62%が虐待や嫌がらせに苦しんでおり、ほとんど全員が社会から排除される経験を何度も味わっている。"
現実は厳しいみたいだ。
(素朴に、性産業の需要家がどんな人なのかも気になるところだが…)
別ソースだけど、インドではこーゆー第三の性を持つ人をヒジュラと呼ぶらしい。アウトカーストで、聖者であり不浄な存在。
日本の"ハレとケ"に通ずるものがある。
記事によれば、先のリーダーがLGBTQの権利確立を目指してラーマ神を祀る寺院を建てようとしたところ、逆にLGBTQコミュニティから反対されたらしい。それすると余計に分断が深まるからって。
また、宗教を差別解消の糸口にしようと熱心に活動すると、政治的野心あるって非難もされるとか。
どちらもありそうな話だ。
とにかく、インドの中では割に先進的なムンバイでさえトランスジェンダーは電車で拍手し続けてるんだから、まだまだ差別解消には程遠いんでしょうなぁ。
ちなみに、インドでもトランスジェンダーのモデルさんが活躍してたり、社会進出の萌芽は育っているとか、いないとか。。
以上、これからは彼女たちになけなしのコイン払って頭ヨシヨシしてもらおうと思った不肖ヨシヲでした。
あーりがとゥござィまァースッ!!-★

本稿とは無関係。
