11年目の春、そして建設業界に広がる“静かな危機”

はじめに|あっという間に中堅社員


3月31日。年度の最終日。
そして私にとっては、社会人10年目の終わりでもあります。

明日からは11年目。
ついに「中堅」と呼ばれる立場になります。

隣には部下も配属され、これまでとは少し違う景色になる予感。
正直、「年取ったな」と思いつつも、新しい刺激が増えることにはワクワクしています。

さらに、今年は9月から産休に入る予定。
だからこそ、この半年は“引き継ぎ”と“整理”が大きなテーマになりそうです。


春の嵐と、新年度の空気感


今日はまさに「春の嵐」。
マンションの入口にたどり着くまでに、強烈な向かい風で髪はボサボサ、全身びしょ濡れでした。

ただ、こういう季節の変わり目って、
環境も一気に動くタイミングでもありますよね。

4月から新しいスタートを切る方も多いと思いますが、個人的には「スロースタート」でいいと思っています。

最初から飛ばしすぎると、あとで息切れしてしまうので。


建設業界に広がる“嫌な予感”


さて、ここからが本題です。

今、建設業界では少しずつですが、確実に“嫌な空気”が広がっています。

きっかけは、イラン情勢をはじめとした国際情勢の不安定化。
その影響が、資材価格や供給にじわじわと出始めています。


断熱材40%値上げ、シンナー75%高騰


最近話題になっているのが以下の動きです。
• 断熱材:約40%の値上げ可能性
• シンナー:約75%の値上げ

どちらも共通しているのは、
石油由来製品であることです。

特にシンナーは危険物扱いのため大量在庫が難しく、「必要な分をその都度生産・供給する」構造になっています。

つまり、供給が滞ると一気に現場に影響が出る。

実際、今は“在庫の奪い合い”のような状況で、
1〜2ヶ月は持つかもしれないが、その先は見えない、という声もあります。


https://news.yahoo.co.jp/articles/295618ed6364cae4356376bd8ca08e9f7e6e3759


見落とされがちな「ウレタン工事」のリスク


住宅向けの断熱材はまだ限定的な影響ですが、
ゼネコンの現場で気になるのが「ウレタン工事」です。

鉄骨に吹き付ける断熱材(発泡系素材)ですが、
これも当然、石油由来。

もしこれが止まるとどうなるか。

断熱工事ができないと、
→内装工事(ボード)が進まない。

そうすると、
→仕上げ(クロスや床)も止まる。

つまり、建設プロジェクト全体がストップする可能性があります。


「一つの資材」で現場は止まる

建設工事は、どれか一つ欠けても成立しない
ことが多々あります。

断熱材、塗料、配管資材…。
どれも一見“脇役”に見えるかもしれませんが、

実際には、
1つ止まると全体が止まる構造にになりうる
ということです。


長期化する可能性という不安


一部の見方では、今回の情勢は短期で終わらない可能性も指摘されています。

仮に1年以上続くとしたら——
• 資材供給の不安定化
• 工期遅延の常態化
• 売上・利益計上の停滞

といった形で、建設業界全体に影響が及ぶ可能性があります。


過去のオイルショックとの重なり


1970年代のオイルショック。
当時を直接知るわけではありませんが、

「資源価格の高騰が社会全体に波及する」

という構図は、どこか似ているようにも感じます。

むしろ現代はサプライチェーンが複雑化している分、影響はより広範囲に及ぶかもしれません。


今できることは何か


正直に言うと、個人レベルでできることは限られています。

ただ、
• 情勢をウォッチする
• 資材の動向を把握する
• 先を見越した段取りを考える

こういった「小さな備え」を積み重ねるしかないのかなと感じています。


おわりに


11年目のスタートは、
キャリア的にも大きな節目ですが、

同時に、業界としても不確実性が高まるタイミングになりそうです。

だからこそ、
• 無理をしすぎないこと
• でも、状況から目をそらさないこと

このバランスを大事にしながら、
新年度を進んでいきたいと思います。

https://open.spotify.com/show/2kYt3jsSpwExaJo6c6VCl3

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