春の山で見つけた、自分だけの宝物。笹洞鉱山で子どもと『地球の欠片』を拾う日
春休みが始まりました。
子どもの成長や「今この瞬間」のときめきを大切にしたい。
そんな私が選んだ春休みのお出かけは岐阜。
そして、一番の目的は岐阜県下呂市にある「笹洞(ささぼら)鉱山」でのミネラルハンティングでした。
かつて蛍石(フローライト)が採掘されていた
観光地化されていない、本物の採掘場で泥だらけになって土を掘る。
そんな、日常から少し離れ「石と向き合う時間」を過ごしてきました。
そこで私たちが目にしたのは、
砂場の宝石よりもずっと力強く、美しい「地球の欠片」でした。
高級なジュエリーを買うのではなく、自分の手で「宝物」を見つけにいく。
そんな「工夫して楽しむ暮らし」が、今の私にはしっくりきます。
土と向き合う無心の時間
車を降りると、あたりは静寂に包まれていました。
少し歩き、鉱山に到着して目に入ったのは、ゴロゴロとした岩と土の世界。
かつて鉱山から運び出された石が積み上がった「ズリ山」。

「本当にここにあるのかな?」
少しの不安と大きな期待を胸に、
長靴を履いて、グローブをはめ、スコップを手に取り、
わくわくしながら、ゴツゴツとした岩肌と土に向き合う、
冷たい土をかき分け地面とじっくり対話する本気の時間が始まります。
いつも家では、テレビやゲームばかりの子ども達ですが、
真剣な顔でひたすら土を掘る背中は
とてもかわいく愛おしさを感じたひとときでした。
「あった!」という子どもの弾んだ声。
私も負けじと目を凝らすと、
土にまみれた中から、
キラリと光るかわいい石が顔を出しました。

それは、自然が長い年月をかけて作り上げたフローライト(蛍石)。
今日は汚れるのなんて気にせず、
石の冷たさや、バケツの中で石がぶつかる音を感じながら、
自分の手で、ただ「綺麗な石を見つけたい」という純粋な気持ちだけで過ごす時間は、何よりの贅沢だと感じました。
持ち帰れる天然石の魅力
拾ってきた石たちは、
現地で用意していただいたバケツに絵を描いて、
そこに地球の欠片を詰めて持ち帰る。

そんな演出も、子どもたちの心をくすぐります。
そして、家に帰ってからもお楽しみが続きます。
持ち帰った石を丁寧に洗い流すと、
そこには透き通るような優しい緑が広がっていました。
ここで宝石を磨く魔法を紹介!
頑固な汚れは、薄めた漂白剤(ハイターなど)に一晩浸けておくと、
驚くほど透明感が戻ります。

既製品を買うのは簡単。
でも、泥を落として、洗って、輝きを自分で引き出す。
この「手を動かすプロセス」こそが、
暮らしを愛おしくするスパイスなんだと感じました。
持ち帰った石たちは、売り物のように形が整っているわけではありません。
角が欠けていたり、土が噛んでいたり。
でも、その不完全さが愛おしい。
この「自然のままの姿」こそが最高のインスピレーション。
この石たちは、長い年月をかけてこの山で眠っていたもの。
それが今、私の手のひらの上にあるって不思議。
この石を使ってどんなのを作ろうかな。
と、アイディアが膨らむ瞬間がわくわくします。
ただそのまま、お気に入りの器に乗せて、リビングに置いてみよう。
ふとした瞬間に石を眺めるだけで、山の空気や子どもの笑い声を思い出せる。
これこそが、最高のインテリアです。
そんな風に「石を眺める時間」が、また私の暮らしに新しい彩りを添えてくれます。
日常を愛でるヒント
昔の私は、ただ通帳の数字が増えるのが楽しみでした。
でも今は、「どう使うか」で人生の彩りが変わることを知っています。
今回のお出かけにはそれなりの費用がかかりました。
でも、手に入れた思い出と石の輝きは、それ以上の価値がありました。
泥だらけになった靴や服は、頑張った証。
春休みの1日、泥だらけになって遊んだ記憶。
高価な宝石ではないけれど、自分で見つけたこの石は、
私にとってかけがえのない「今の幸せ」の象徴です。
「家での時間を大切にしたい」 そう願うあなたの日常にも、
小さな「宝探し」が見つかりますように。
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