広東省だけの習慣?お茶で食器を洗ったら上海人に驚かれた話
わたしの中国との関わりは、「中国語学習編」「広東省出張編」、そして「深圳生活編」の3つに分けられます。
日本で中国語を学び、そこから仕事で広東省の広州市や东莞市に定期的に出張するようになり、その後、深圳に引っ越してきました。
それで、わたしのリアルな中国体験は、広東省から学んだと言えます。
さてさて、広東省では、レストランなどで食事をするときに、お茶やお湯で茶碗や湯飲み、箸を洗うという習慣があります。
わたしはこれを、中国全体の習慣だと思い込んでいました。
なぜなら、広東省でどんな料理を食べても、茶碗を洗うためのお湯と、そのお湯を捨てるためのボウルが提供されるからです。
あるとき、上海に旅行しました。
その時も、広東省と同じだと思い、店員さんに「お茶と茶碗をください。茶碗を洗いたいので」と言いました。
ところが、店員さんはわたしが何を言っているのかわからない様子。
もう一度、自分が何をしたいのか詳しく説明すると、「わかった」と魔法瓶のようなものを持ってきてくれ、さらに丼を手渡してくれました。
わたしたちが茶碗などを洗う様子を見た店員さんは、「日本人は清潔だと聞いていたが、お茶碗まで自分で洗うとは思わなかった」と、日本人の習慣だと勘違いしたようです。
わたしが「これは中国人の習慣じゃないの?」と聞き返すと、「上海ではしないなぁ〜。広東省の習慣じゃない?」と言われました。
そこで初めて、お茶で食器を洗うのは広東省特有のもので、中国全体の習慣ではないと気づいたのです。
考えてみると、こういう思い込みはよくあります。
「中国人は声が大きい」「日本人は空気を読む」などの一般化されたイメージも、実際には地域や個人によって差があります。
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