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2026年、私の現在地|私を整えてくれた3冊

20代から30代前半にかけて、
何度も読み返していた本があります。

当時は「こうなりたい」と思いながら読んでいたけれど、
気づけばその言葉たちが、
今の自分の土台になっている気がします。

2026年のはじまりに、
いまの自分の“現在地”を確かめるように、
その3冊を振り返ってみることにしました。


まず一冊目は、
松浦弥太郎の仕事術

いちばん印象に残っているのは、
「プロとして仕事をしている人は、
自分のリズムとルールを持っていて、それをきちんと守っている」
という考え方でした。

当時の私は、まだそこまで意識できていなかったけれど、
その言葉はずっとどこかに残っていて、
少しずつ自分の中に積み重なっていった気がします。

たとえば、体調を整えること。
休日の過ごし方を大切にすること。
一人の時間をきちんと確保すること。

「いい仕事をするために、ちゃんと遊ぶこと」や、
実際に足を運んで、いいと思った空間を自分の感覚で確かめることも、
この本から教わりました。

今振り返ると、
ここで学んだことの多くが、
いまの自分の基礎になっていると感じます。


二冊目は、
センス入門

この本を読んで、
センスは特別な才能ではなく、
「どう在るか」「どう人と関わるか」の積み重ねなのだと感じました。

たとえば、会社の中でもきちんと敬語で話すこと。
そして、年下の方であっても敬語で接し、
「〜さん」と呼ぶこと。

小さなことのようでいて、
そういう姿勢が空気をつくり、
結果的に“センスのよさ”につながっていくのだと思います。

また、いいと思ったことを独り占めせず、
まわりにシェアしていくこと。
お手本をつくりながら、関係性の中で育てていくこと。

センスは一人で磨くものではなく、
人とのあいだで育っていくものだと知りました。

そしてもうひとつ印象に残っているのが、
センスのよさもまた、社会の中で役に立ち、
経済活動の中で価値を持つという考え方です。

きれいごとではなく、
ちゃんと仕事として循環していくもの。

そう捉えられたことで、
「好き」や「心地よさ」を大切にすることに、
少し自信が持てるようになりました。

人生は、予測のつかない化学反応の連続。
だからこそ、日々の選び方や関わり方を、
丁寧に積み重ねていきたいと思っています。


そして三冊目が、
日日是好日です。

この本から教わったのは、
「今」に気持ちを集中すること、
そして、目の前のものをきちんと見て、感じることでした。

たくさんの本物に触れること。
自然に身を任せて、流れる時間の中にいること。

うまく言葉にしようとしなくても、
ただそのときの空気や感覚を味わえばいい。
「このままでよい」と思えること。

森下さんの文章は、
すっと自分の中に入ってきて、
気づかないうちに、ものの見方をやわらかくしてくれた気がします。

それからというもの、
家に花を飾ったり、
季節の野菜を選んで食べたり。

桜やもみじ、つつじやあじさい、梅の花など、
その時々の季節を感じながら過ごすことを、
自然と大切にするようになりました。

特別なことをしなくても、
日々の中にある豊かさに気づけること。

それが、今の自分の暮らしのベースになっているように思います。


振り返ってみると、
どの本にも共通しているのは、

派手ではないけれど、
大切なことを丁寧に積み重ねていくこと。

その感覚でした。

それはそのまま、
今の仕事や暮らしの中で
大切にしている価値観につながっています。


まだまだ迷うことも多いけれど、
こうして振り返ると、
自分の中に確かに残っている軸があることに気づきます。

2026年も、
誰かのために整えること、
日々を丁寧に選ぶこと、
そして今この瞬間を味わうことを大切にしながら、
過ごしていきたいと思います。

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