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自分の「才能」は、人に説明できない。

「本業は何ですか?」
この質問にクリアに答えられる人がどのくらいいるんだろう?

いや、たしかに多くの時間を使っている仕事について話すことはできるわけです。ただそうすると自分の中の重要度と微妙にずれて居心地が悪くなる。たとえば「瀬戸内に特化したVCやってます」。嘘じゃないし、大事。だけど、じゃあ今僕が他にやってることはどうなるんだ?という自問自答が止まらず気持ち悪い。

もちろんこの質問してくれた人はそんなこと考えてるわけじゃなくて、ただたんに「あなたに興味ありますよ」って意思の表明のような気もするのでそんなに気にしなくてもいいんだろうけど、どうしても気になる僕の方の問題が大きいのですよこれ。んで、「本業か〜色々あって」って答えるの?いやいや、これ答えてる人想像してみて(もしくは今までそれ答えてた人思い出してみて)。相当怪しい。

というかちょっとなんかそれ自体を自慢にしてそうで鼻につきません?僕だけ?「いやいや○○さんはたしかにそうかもしれないですね!その中で最近特に時間を使ってるやつとかはなんですか?」っていうもうワンクッションを相手に任せてる感じもいやだなぁって思う。思います。思いません?

まぁ実際はそんなの愛嬌で易々と超えていく人がいっぱいいて、嫌だった人はなんかそこに無理してしがみついてる感じがするだけなんですけどね。実際「本業いろいろある」友達多いですし。そいつらかっこいいし。


これは何が言いたいかというと、「あいつがきらいだー」ってことなんかではなくて、この「本業」って概念をどう捉えるのかということ。仮に「本業」を「才能を最も使っていること」と捉えると、僕はこの「ただ書く」ことだと答えます。多分これ爆発してます。こないだ凄腕プロデューサーに「すごいね」って言われて喜んでたら「没頭がすごい」って言い直されて、ガツンとくらいまして。アウトプットがどうこうじゃなくて、この僕の没頭している様自体を一瞬で見抜かれました。そうなんです、アウトプットの質は没頭ゆえに高まっていくことはあれど、本質はそれよりもこの「没頭している状態」そのものなんですよ。数々の人をプロデュースしてきた人は人の本質を見抜く力やばいなって思いました。

なんだっけ?あ、そうそう「本業」が「才能爆発」とすると、だ。
で、なんですけど、「本業なんですか?」に「ただ書くことです!」

って成り立つと思います?そうです成り立ちません。確実に帰ってくるのは「は?」です。まだ「は?」ならいいんですよ。一番辛いのは困った顔で何とか解釈しようとしてくれてる顔です。ごめん。ほんとごめんってなります。ただそれが結構本音なんでそこをどうすればいいのかというね。

この話は「才能は説明しにくい」というところに行き着く。ような気がしてる。おそらく僕の才能は「内省」です。才能の定義を「ついやってしまうこと」「無意識にやり続けてきたこと」だとすると、確実に僕の才能は「内省」。誰かに言われた気になる一言があれば、A4用紙5枚ほど書き殴る夜を過ごさないと寝られないほど頭の中がうるさくなります。たすけて。

その無意識領域における自動稼働の「内省」とどうにか付き合っていくために、紙に書き殴る、文章を打ちまくる、とやり続けた結果、今こうして(内省を含んだ文章を)「ただ書く」ことに落ち着いてるわけです。この形が自分の中で現時点最強です。楽しくてたまりません。余談だけど伝えたいのは、この今一文字一文字が生まれていってる瞬間、何も考えてないんですよ。文字が目の前にならんでいってるだけというか。そしてその文章自体を結構自分で驚く。「へぇ。おもろいこと考えるねあんた」。みたいな感じ。笑える。自分で書いてるのに。あとで読み直してももう一度これが書けるとは到底思えなくて感心する。質がいいとかじゃなくて、再現できないって意味で、書けない。途中から出てくる文字自体遅いなーって感じて、もうぶっ飛ばして書くことがあるんだけど、それでも何とか意味が通じる形になってくれてるのは今まで試行錯誤しながら書いてきたことや、ロジカルに物事を考えるトレーニングしたこと、そういうもののおかげかなってことで過去の自分にめちゃ感謝してます。ようやく、、という感じ。

でさらにおもしろいのが、今までの文章って狙いがあったんですよね。まず「これを書こう」が決まって、それを「どう書こう」という感じ。でも今は、そんなものなくて真っ白なスクリーンの前にいきなり座り、頭に浮かんできたことを書き殴り始め、どこかで最高速度になり、それが切れそうなタイミングで終わる。それだけ。それが今の「ただ書く」ってこと。これだと「ただ書く」としか言いようがなくないですか?たとえばこれを「誰かの生きる選択肢を増やすための文章を書いてます」「世の中を穿つような文章書いてます」っていうのちょっと嘘が入りません?だから最近そういう想定読者のことを言わなくなりました。嘘になるし、嘘をかきたくないし。

でで、さらにさらにでおもしろいのが、これ評価下がると思ったんですよね。僕の文章って、まぁ過去身につけた技術による「わかりやすさ」とか「よみやすさ」にあると思ってて、それにちょっと「視点のおもしろさ」みたいなものが加わって色んな人に読んでもらえると。それ自体は誇らしいことなんですが、この「ただ書く」はそれら全部犠牲にして書いてるんですよ。もちろん先に言ったように身につけてたものがあるおかげで何とか形になってるとは思うんですが、でもそれでもいつものような精査した文章とは全然違うので、リズム悪いところもあるし、同じこと言ってるところもあるし、項目もないから飛ばし読みできないし、と読む人に負担をかけてます。

だけど、昔より本気のメッセージが届くことがあります。
いままではSNSで「おもしろい!」「ためになる!」みたいなものくらいしかなかったんですが、最近は「本当に悩んでいたところで、ブッ刺さりました」みたいなメッセージをこっそりもらいます。嬉しいです。

今まで「才能を発揮したら、お金は後からついてくるよ」的発言に対して、「いやいやマーケット選択によるでしょ」と思ってたんですが、というか今でも思っているんですが、おそらく最初に「才能発揮でお金」って言った人はこの感覚のことを言ってたんじゃないかなと思います。

もうちょっとちゃんと説明すると、お金になるかどうかは一旦置いておいて、才能の爆発は、価値の増加につながるのは間違いないなと。それを必要としている人がお金持ちか、数が多いか、課題が深いかすればお金になるし、そうでもなければ直接的にはお金にならないんだけど、影響力は増し続けていく。だから結果として、今まで想定してなかったチャンスが降りてきたりする。ロジカルに考えるとちょっと飛躍するけど、世の中に対する価値提供が増加するってことは、その価値はどっかで返ってくる、このことは経営者であれば誰もが実感してることなんでそんなに違和感ないかも。


では「これを突き詰めていくのか?」と問われると、「そうだよ!」って答えつつ、どっかにマーケット感覚って必要だよなーとも思ったりもします。自分でやるのはしんどいので誰かとやってもいいと思うんですが、おそらく才能を発揮し続けて静かに死んでいった人もたくさんいる。あ、誤解しないでほしいのは別にそれでもいいと思うんですよ。おそらくすごく幸せなんで。ただ、この社会ってものを成り立たせるつながりの数々の中でそれをいきなり全員にやれって暴論だから、才能を発揮すること、世の中で評価されるとリターンが大きいポジションに行くこと、の2つは初期狙っていってもいいのかなと。もちろんもうすでにお金とか人との繋がりとかある人は、全無視して才能だけ爆発させ続けとけばとても幸福度高い人生が完成する気もするんですが。


というところまでが全部余談。本文の9割が余談という奇跡。ぐぅ。楽しいからやめられないんですけどね。

で、「本業なんですか?」ね。もはやその質問とかどうでもいいってところにいるんですが、「本業なんですか?」「ただ書くことです」を成り立たせ、かつ、その「ただ書く」を最大化するためにできることはないのか?ということで最近ちょっと試してるのがプレイリーカード的なやつです。名刺交換の場面でスマホで読み込むことで、好きなページに飛ばすことができるアレです。どした急に、超チップスまで落ちてきたなと思われるかも何ですが、これ僕のようなコミュニケーションに多大なエネルギーを使う人間からするとめちゃ使いにくかったんですよ。というのもプレイリーカードを差し出すとほぼ100%名刺と間違えられて受け取られます。そうすると「あ、いやいや、これスマホで読んでもらって」「こうやって」「あれ、おかしいな」「あ、いけたいけた」「ここに書いてある感じです、よろしくお願いします」というコミュニケーションが生じます。これがつらい。同じこと100回は言ったんじゃないでしょうか。泣きそうです。

ただ、そのコミュニケーションのしんどさと、本当に伝えたい「ただ書く」ということがちゃんと伝わらないしんどさを比較した時に、最近だと前者の方が軽くなってきたんですよね。もうどっちもしんどいからコミュニケーションの方は背負うか、と。実際読み取ってもらうとこの場面に行きます。

で、VCがどうとか、セトフラがどうとか、無花果がどうとか、しろしinc.がどうとかの話をするんですが、ちょっとほんと恐縮なんですが、もし興味持ってもらえたらこのnoteとか読んでください。っていう。年間1000人くらい名刺交換するんで、そのうち1%の10人でも読んでくれたらいいやって思いながら。本来SNS→リアルって人は深まっていくのかもしれないですが、僕は逆なんですよね。リアル→文章です。リアルの僕なんて、ただリアルにカスタマイズされた自動人形です。本音っぽいのが垣間見えることもありますが、ほぼほぼそこで必要なことをやってるだけです。本音、というか本音より深いものはこっちですね。

結局自分の話になってしまいましたが、というかそもそも自分の話以外できないでしょ人はと思いつつ、「本業は何ですか?」って聞かれたら、「まま、とりあえずこちらを」でどうにかすることをためし始めました、よ。
また進捗聞いてください。


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→『頭の中がうるさい。でも、それでいいのかもしれない。

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