短編 | 人類を滅ぼす方法思いついたかもしれない
「人類を滅ぼす方法思いついたかもしれない」
私の幼馴染はいつも突飛なことを言う。
そんなところも好きだからついついかまってしまう。
「どうやるの?」
「んー内緒。あんまりいいことじゃないからね」
「教えてよ。誰にも言わないから」
「ダメ。ほら、授業始まるよ」
「わかった核爆弾だ!」
「ちがいますー。滅ぼせないだろうし」
「あ、新しい病気が全世界に広まるとか?」
「ちがうって。アヤちゃんには思いつかないと思うよ?」
第三次世界大戦!
超能力!
隕石!
思いつくものを思いつくままにぶつけてみた。
「しつこいなー。ちがうって」
うんざりした顔をしているように見える。
慌てて謝る。
「ごめん、しつこかったね」
沈黙。
珍しい。
いつも優しい彼が黙ってじっとこっちを見ている。
「・・・アヤちゃん、キライ」
やってしまった。
お調子者の私はよく相手を怒らせる。
彼の顔を見ることができない。
うつむいている私に彼から声がかかる。
「これが人類を滅ぼす方法」
え、どういうこと?
困惑する私に、ちょっと照れた彼がこう言った。
「好きな人にキライっていう。これできっと世界滅ぶよ」
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