優しさがあつまる時
こんにちは、くにこです。
いつもお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
こちらは本田健さんのハッピーライティングマラソン参加記事となります。
「ドリフ、始まるよ〜」
母がかけてくれるドライヤーを押しのけ、
向かう先は「おばあちゃん部屋」
リビング以外で唯一TVが置かれた大きな部屋が、祖母の部屋だった。
当時、同居していた大好きなおばあちゃん。
ちょっとだけ時間がゆっくり流れる「おばあちゃん部屋」でのお泊りは、
毎週土曜日だけのお楽しみ。
私が小学生だった頃は土曜日も学校があったから、土曜午前が終わるとようやく週末。
帰宅して昼ご飯を食べたら上履きを洗うまでが家のルールだった。
上履きを洗うのには理由があった。
ちゃんとルールをこなせば、
おばあちゃん部屋でのお泊りとドリフを観ることができたから。
平日は夜ふかし禁止だったが、
土曜日だけは「8時だよ!全員集合〜」を観ることが許されていた。
ドリフターズに笑い転げる、週末だけの特別な夜。
夜ふかしの背徳感も手伝って至福の時間を過ごしていた。
・ ・ ・
当時は当たり前過ぎて考えることはなかったけれど、
日常の中に幸せの瞬間が散らばっていたことが、今ならわかる。
おばあちゃんと過ごした穏やかな時間。
それを見ていた両親の顔。
みんなの優しさがあつまる土曜の夜は、とても幸せな瞬間だったなぁ。
