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令和のゆる中学受験の現実とは? 志望校を決めるまでの葛藤と結果・・・


夫婦ともに中学受験は未経験というありがちな家庭です。にもかかわらず、急にムスメが受験をしたいと言い出し、私はめちゃくちゃ焦りました。
いつから準備を始めたらいいのか、その前に、いったい小学生にどんな勉強をさせたらいいのか、皆目検討がつかなかったからです。
この記事はあったことをそのままに書いていきます。なるべく実名で。中学受験に不安をお持ちの方、撤退しようかなとお考えの方などのご参考になったら幸いです。

さて、我が家のムスメはのほほんとした一人っ子。お友達に影響されたのかと思いきや、テレビを見て受験したいと思ったとのこと(本人曰く)。公立小学校に通っており、色々と悩ましいことがあったので、親としては彼女には私立の方が合いそうだなとは漠然と思っていた部分もあり、それじゃあ、調べてみるか! と一念発起。

まずは情報集めからスタートしました。



受験のことはプロに聞くのが間違いなかった!



幸いにも、友人の娘さんがちょうど中学受験を終えたところ。さっそく「どんなふうに志望校を決めたのか?」「どうやって勉強したのか?」「やっぱり塾は大手なのか?」など、五万とある疑問を畳み掛けてしまいました、、、(苦笑)。

すると、
「我が家は小6から始めたイレギュラーバージョンだから、あんまり参考にならないかも」
と。なるほど、始めるには早い・遅いがやっぱりあるのか! と、初心者の私は落ち着かなくなりました。

で、
「やり切るなら小4って言うよね。知り合いに受験のプロがいるから、話してみる?」
となんともさらっと簡単に言うので、家庭教師をされている方とかなのかなと思ったら、きちんとした組織の重鎮でびっくり!!

いきなりの大物の登場にド緊張したのは言うまでもありませんが、ムスメと三者面談が叶い、リアルでお会いする機会をいただけることになりました。

本当にお話も話を聞くのもお上手で、私もムスメもざっくばらんに色々とお話しできたのが本当に収穫でした。

そもそも「ムスメが中学受験に向いているのかわからない」「勉強に耐えられるのかわからない」「どれくらい頑張らないといけないのか」など、初対面でそんなことわかるかー!と怒られそうな質問もたくさんさせていただきました(なんたって本当にわからなすぎて不安だったから、、、)。

すると、優しい口調でムスメに面接のように色々と聞いてくださり、
「お母さん、彼女はやりきれますよ。桜蔭に行きたいんでしょ? 校風には向いていると思いますよ」
と、ほんまかいな!? と耳を疑うような肯定的な意見をおっしゃったのです。これにはムスメも気分をよくし、それはそれはニコニコ顔に。

私はといえば、《えー、本当? 先生、調子のいいこと言ってない?》という心の声がずっとリフレインしていました。でも、ムスメはもうやる気満々です。となれば、どうすればいいのか? を聞くことにして質問を投げると、

「まぁ、やっぱり桜蔭ならSAPIXがいちばんデータももっているし、実績もあるし、最短距離でしょうね」

あぁ、、、やっぱりそこなのか、と落胆したのは言うまでもありません。なんたって私、塾にはいい思い出が全くなく、高いお金を払ってもまるで身に付かなかった人なので(自分のせいでしかないのだけれど)、もしやムスメも私と同じルートを辿るのか、、、と思ってしまったことは今でも内緒なのですが、、、

それを聞いたムスメだけは、
「私、SAPIXに行く!」
と高らかに宣言。

そこから私のSAPIXの情報収集が始まりました。

小4から始まったSAPIXは底辺からのスタート


通えそうな範囲に校舎があることを確認し、さらに色々調べると、入塾テストがかなり難しく、足切りされるらしいという情報が、、、! しかも、定員が思ったより少ない!! 大手なのに? と叫びたくなるような狭き門。自慢ではありませんが、うちのムスメ、そろばんくらいしか習い事はしておらず、KUMONすらやっていませんでした。学校の勉強しかしていない(というか、学校の勉強すらほとんどしていない)、本当にただの小4。

いやはやどうしたものか? とネットサーフィンを続けていくと、入塾テストの傾向を書かれているお母様のブログに辿り着きました。国語の長文はめちゃくちゃ長い、その対策にはこの参考書がよい、算数はSAPIXが市販している参考書がよいなど書かれていました。

それをムスメに伝えてみると、
「参考書やってみる!」
とやる気を見せるので、ひとまず買ってみることに。

でも、これがまた難しくて、、、親子でウ〜ンウ〜ンと唸りながら、絶望感を味わって迎えた入塾テスト当日。やはり解けなかったようで、

「落ちたらどうなるの?」

と不安げな表情をしたムスメを初めて見た気がしました。

「もう1回入塾テストを受けるっていう選択肢もあるし、近所の小さい塾に行くこともできるし、どうとでもなるよ」

と伝えると、ホッとした様子。緊張していたよね、小4からかなりのプレッシャーと緊張感の中に身を置くことにあるんだなと、親としても気が引き締まった入塾テストでした。

しかも、ここからまだ想定外の出来事がありまして、、、
足切りギリギリで合格はしたものの、クラスは底辺に近く、これはもう塾に授業料を搾取されて終わるんじゃないか、上のクラスには上がれないんじゃないか、それだったら近所の塾でいいんじゃないか? など、親の打算というか、いろんな思惑が駆け巡ったのも事実です。

そうこうしているうちに手続きまであと残り日数がわずかとなったとき、見知らぬ番号から着信が、、、驚いたことにSAPIXから電話だったのです。なぜか私がめちゃくちゃ緊張、、、

事務のお姉さんに「手続きはお済みですか? 締切まで日にちが迫っているのでリマインドさせていただきました」と言われ、こんな1人1人に電話しているのか? と驚いたものの、なぜか不安を言ってしまいたくなり、

「下のクラスとはいえ、まるで勉強してきてないのでついていけるか不安しかなくて」

と思わず心境を吐露。でも、お姉さんは慣れたもので(きっとこういうお母さん、他にもいらっしゃるのでしょうね)、

「何も勉強してなくてこの成績はすごいです! 大丈夫ですよ、講師陣がサポートしますので」

となぜか自信満々に言われ(まぁ、それは言いますよね)、、、その言葉を信じたからではないのですが、本人がやると言っているのだから、ひとまずやってみて、合ってないな、ついていけてないなと思ったら、またその時に考えよう、と自分を納得させ、入塾の手続きをしました。振り返ってみると、この手続きがいちばん緊張したかもしれません(笑)。

「桜蔭に行きたい」と言わなくなった出来事


SAPIXの授業が始まり、いきなり夜が遅くなりました。夕方にはいつも家にいたムスメが21:00くらいに帰宅する、、、なんだか急にお姉さんになったような錯覚に陥り、こんなに小さい年齢から、一緒にご飯を食べる機会が減っていくのかと、ちょっと親の方が感傷的に、、、自分の小学生時代と比べてしまうと(何十年前だよって話ですが、、、)、なんだか都会っ子は親の手を離れていくのが早いかもなぁと思って少し寂しく感じられました。

でも、そんなことよりも、膨大な宿題の数に、それはそれは親子でてんやわんや。終わらないと泣きべそをかくムスメを初めて見ました。

それでも、SAPIXは復習型の塾なので、予習は必要ありません。それが我が家にとっては良くて、早稲アカや四谷大塚は予習型と聞いていたので、それはもっとハードルが高いなぁと思い、大手塾の中ではSAPIXでやっぱりいいかもと決めた理由の1つでもあります。

とはいえ、授業のペースは早く、習っていないところまで復習の宿題が出て(上位クラスは習っているはず)、解答を見ながら「こうなんじゃないか」「ああなんじゃないか」と親子で格闘。夜の睡眠時間を削り、なかなかにハードなスタートとなりました。

しかも、月に1回はなんだかんだとテストがあり、クラスが昇降します。範囲が決まっているテストもあれば、範囲が設定されていない実力テストもあり、最初の頃は勝手がよくわからず、右往左往しながら、なんとか通っている状態。

でも、その中で救いだったのが、我が子がインプット好きだったことです。「授業が楽しい」と通うことだけは楽しんでくれて、「今日は何をやった」「これが面白かった」「国語の長文の物語が好きだった」など、笑顔で話してくれて、それだけは良かったなと、早くも後悔しそうになっていたところの唯一の希望でした。

数ヶ月を過ぎると、底辺のクラスから、徐々に上がり始めました。今までまったく受験用の勉強というものをしていなかったので、少しずつ理解し始めたのかなと要領を掴んできた頃でした。

そんなふうに成績が上がり始めたのに、急に

「桜蔭じゃなくていい」

と言い始めたのです。

「なんで? 成績上がってきたじゃない? まだ諦めなくてもいいんじゃない?」

と声をかけても、頑なで、、、何があったのかな? と手を替え品を替え、聞いてみても、理由は教えてくれなかったので、まぁ、先も長いし、今はいいかなと、私も一旦そのことから離れてみることにしました。

でも、後から思うと、クラスが上がるにつれ、自分の能力では追いつけない、圧倒的な差を見せつけられたのではないかなと。ショックだっただろうし、そのときにもっと寄り添ってあげられたらよかったなと思うものの、過ぎてしまったことを親の方が引きずっていても仕方ないので、この頃から、よりプラスの言葉をかけていくように意識しました。

子どもに合う志望校を探す方法は4つ


ムスメがあるとき「挫折」という言葉を口にしました。きっと桜蔭に私なんかが行けるわけがない、そう思った出来事があったのだと思います。これを彼女は挫折と思っているのかなと、、、

真相はいまだにわかりませんが、なんとなくそう感じています。となると、彼女が何のために中学受験をしたいと思ったのか、という前提がなくなってしまうんですよね。SAPIXに入塾して早々に目標を失ってしまい、この後、どう舵取りをしていけばいいのか、、、私も悩みました。

新たな目標を決める、というのが一番いいのでしょうが、本人的には、なかなかこれぞ! という学校を見つけられないようでした。

そこで、先の受験のプロの先生に相談すると、いくつかの学校を紹介してくださったので、通える範囲で絞り、リサーチをかけました。

5年生になってから、私が気になるところ、受験のプロの先生がおすすめしてくれたところを見にいってみない? と、ムスメを誘い、学校見学をスタート。私が1人で見に行った学校もありますが、この時点で以下の5校を見学。

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