面談トーク(アプローチを考える)
2学期も終盤に入ってきました。もっとたくさん生徒と話したいと思っているのですが、最近、専門領域外のワークショップに参加して改めて”じっくり探索する時間の重要性”を感じているので、手を動かしている子にはちょっと控えめになっているくらげ先生です。
さて、今回は、テーマ設定後の探究の進行に悩む学生らとの対話について、大体こんな流れで話してますよ~、というお話。
このような展開も、9割5分は、霧が晴れたようなリアクションを返してもらえています。(残りの5分は、やはり別のアプローチが必要かなと)
探究的学びの前提
探究の学びは、答えを見つけることではなく、そのプロセスで、学び方、思考、越境マインドなどを育成していくことの認識に立っています。
テーマの背景確認
なぜこのテーマにしたのか、どの辺りにこだわりを持っているのかを確認します。この情報は、生徒が思う世界の否定にならないよう、この後の話の展開を掴むうえで大切。
目指したい世界観・解決したい事
人は、誰もが正しく世界を認識しているわけではありません。必ずバイアスがどこかにかかっています。それを認識したうえで、生徒の認識しているテーマの世界観や、捉えられているレベル感を確認します。
多くの大人は、この時点で見るべき世界を指示する事はできるはずですが、中立的に立ち振る舞えるかはなかなか難しいところです。専門性があればより一層狭い領域に目を向けたくなりますし、専門性がなければ偏った認識を与える恐れもあります。
そのため、この時点では、その世界を知るためのとっかかりとなる情報源や、一歩引いたマクロ視点を意識しながら、調査すべき領域をアドバイスします。
既に得ている情報や学び
生徒はそれぞれに、自分のテーマに対して学びを何等か得ているはずです。話をした時点でどのような情報が得られているのか、また、その情報はどこから来ているのか、信ぴょう性や収集手段も併せて確認しながら、探究(研究)の手ほどきをしていきます。
ここでいう手ほどきは、情報へのアクセスの仕方、信頼性のある情報源であること、情報源を書き留めることなど、基礎的事項です。
議論と論理構築
得られている情報や、得たい情報を整理していくと、ゴールに向かっていく地図がぼんやりと頭の中に浮かんでくるので、今後必要になってくるものが見えてます。場合によっては、世の中にない情報が必要になるかもしれません。そうしたら、実験や調査か可能か考えていきます。
ここまで行けば、次に何をしたら良いか、計画につなげていくことができそうです。あるいは、前提となる知識を広めておく必要が見えてくることと思います。
但し、この時注意したいのが、「私はまだ何もわかってないのでこの領域をとにかく勉強する」というスタンスです。無作為に関係情報を集めて情報の波に飲まれないよう、ゴールに対してその情報は必要か、その必要性の論理を一緒に吟味してあげるのも探究の重要な学びになります。
ナビゲートはしても、最後は本人の言葉で!
以前の記事にも書きましたが、こちらから色々持ちかけてはいますが、
思考フローを提示しているにすぎず、
必要な情報はすべて学生から引き出しているつもりです。
もし、途中で生徒の認識がずれたり偏ったとしても、後の中間報告などで指摘できますし、その指摘を受けて自身の思考プロセスを振り返ること自体が学びだと思います。

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