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2025年3月8日 利島、宮塚山(508m)

日程:3/7竹芝22:00→→→3/8  7:40利島港 ターミナル8:00→→→9:17登山口→→→10:00宮塚山山頂→→→10:12展望台10:16→→→11:40マルミ商店→→→11:55利島ターミナル(昼食)13:00→→→利島港13:20出港

メンバー:横井、秋田、長崎、渡部

いつもの山仲間と伊豆諸島の旅へ。金曜夜、竹芝の港から出発。行きは客船さるびあ丸。船については別ページにて。
利島に着いたのは定刻、7時40分。同じ船が神津島まで行って戻ってくる上り東京行きに再び乗って大島へ渡る予定。着いたのはいいが、万一、上りの船が抜港となると大変。昨夜までは★マーク(接岸できない場合あり)、今日になって○印の就航予定に変わったので一安心だが、接岸できるかどうか最終的には船長ではなく各桟橋責任者判断と聞いて、念のため上陸後に東海汽船のスタッフに確認すると、就航予定ですと素っ気ない返事。
10数名の客が下船したが、我々以外は、それぞれグループごとに車で迎えに来ている島の人の元へ。名前の確認すらしてないので、相当な常連さんばかりみたい。
ターミナルビルで大島までの船券を発券してもらい、山歩きに必要ない荷物をまとめて部屋の隅に置かせてもらった。

利島港ターミナル近くにキケマンが咲いていた。お出迎えありがとう。
さて、利島初上陸。港から歩き始める。黄色い建物がターミナル。

利島はおむすびのような島。そのてっぺんがこれから登る宮塚山山頂。まずは集落を抜ける。人口300人ほど。

集落といっても斜面に張り付いている感じ。
丸石の石垣がどの家にも使われている。いきなりの急勾配。
阿豆佐和気命神社。鳥居下で略式お詣り。

フラットになった道を行くと、左手に利島村小中学校。

土曜日だが生徒は登校していて授業中。女子生徒2名が窓から手を振ってくれた。嬉しくて、大きく手を振り返した。登山姿が珍しかったかな。校舎の向こうには大島が見える。

歩いているのは利島一周道路。これをぐるり回り込まないと、登山道入口に辿り着けない。集落を外れると、道の両側はツバキの林ばかり。

ちょうど大島は椿祭りの真っ最中だが、ツバキの花は最盛期を過ぎて多くが落ちていた。
ツバキはヤブツバキがほとんどのはず。椿油を絞るために実が入り用となる。
左を見れば、海へ向かってツバキの樹がびっしり植えられている。右側は山へ向かって斜面一面にツバキの林。これほどツバキが多いとは知らなかった。
斜面の作業は大変らしく、あちらこちらにモノレールが設置されていた。
道端の木に、野生生物生態調査のためのカメラが設置されていた。調べてみると、御蔵島ではオオミズナギドリが猫に襲われ激減しているため、麻布大学ではその被害がまだ少ない利島で鳥と猫双方の保護のための調査研究をしているようだ。
下の方ではほとんど散っていたツバキの花だが、高い所ではまだいっぱい花を付けている樹も見られた。
アシタバはどこにでも生えている。そこに花びらが落ちている様子は絵になる。
ボトリと丸ごと、ツバキの花は落ちるんだねえ。

1時間ほど歩くと、やっと登山道入口。

この先はずっと階段が続く。
トイレの脇にジンチョウゲが咲いていて、いい香りを漂わせていた。

山頂までは30分のコースタイム。さあ、登るぞ。

登山道の両側にはツバキに代わって、珍しい植物がびっしり。
シマテンナンショウ。東京近郊の山で見かけるのはウラシマソウ、ミミガタテンナンショウ、マムシグサなどだが、苞の中からこんな細長い蔓みたいなのが出てるのは初めて見た。八丈島や御蔵島など付近の島々だけに生育するようだ。
階段が設けてあるのはありがたいが、段差が大きいので足を上げるのが一苦労。

途中、オオミズナギドリの死骸や巣穴がある。

階段周囲に多くの巣穴。まだいないのかな。3月から11月頃に巣を作るとのこと。
猛禽類にやられたのだろうか。死骸が階段に残っていた。その他、糞や羽根もあちこちに。

やっと、山頂到着。が、視界が開けない。海は見えず。

山頂。四囲がこんな感じの茂みで視界はない。
山頂の三角点。もちろんやさしく手でタッチ。足で踏んづけるヤツは許せん。

少し回り込んで下った所に展望台が設置されている。山上の眺望はこちらから。

骨組みを鉄骨で組んだ展望台。
天気予報では午後から雨。登っている途中、ぱらっとしたが、なんとかもっている。海の向こうに見える大島も山の上は雨だろうか、船で向こうに着く頃には雨になるはず。
利島は小さく丸い島、湾や入り江がないので港は無防備な姿。これじゃ、欠航が多いのもしょうがないなと納得できる。
港の左手にはヘリポート。定期便も飛んでいる。

山の中にはシダやコケ類もたくさん見かける。

ハチジョウウラボシだろうか。葉裏に胞子を付けて、古い木の枝に生えていた。
林床にはシチトウスミレも多く咲いている。

下山する頃には、傘を差すほどではないがパラつく雨。せっかくなので、何か土産でもと思うが、店が開いていない。休業中が多い、週末は稼ぎ時ではないのかしら。これだけツバキがあるから椿油も特産品。農協で販売しているが、その農協が土日休み。商売っ気なさ過ぎでしょ。

洒落た土産物店だが、10日まで休業の貼り紙。

集落の中心部へ行くと、郵便局の前の店がかろうじて営業していた。

利島郵便局は土曜だから休みと思ったら、営業中。土日も郵便窓口は午前中営業。島ならではの体制だね。
マルミ商店。N君は椿油をご購入。土産品はあまりなく日用品が主体で、島の人のための商店という感じ。
ちょうどこの日の夜は利島太鼓の発表会だった。

小雨に変わっていく中をターミナルに戻った。傘は使わずじまい。

昨夜、竹芝のコンビニで仕入れてきたパンと稲荷寿しでランチタイム。
利島港へは今の季節、竹芝から往復するさるびあ丸と、下田往復のフェリーのみ。

新島から来るさるびあ丸は30分ほど遅れ。間もなく入港、桟橋へと案内。

桟橋の付け根には小学生の卒業記念の絵。
さるびあ丸の姿が見えた。昭和50年代、桟橋ができる前は、艀で乗下船していた。

初めての利島。新鮮で面白かった。

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