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(短編小説)運の総量は決まってる?

このお話は筆者の実生活をベースにした創作です。
実話を元にはしてますが、
登場する人物名・団体等は一切存在いたしません。

(登場人物)
新井 ・・・ 中小企業の事務員(40代)
中村 ・・・ 後輩女性事務員(20代)

うわっ、コレ俺今日死ぬのかな?

SNS等を見てると、こーいう1文によくぶつかる。
ビックリするような良い事があったので、
反動で悪い事が起こるんじゃ?と怯えている。
そんな話である。

「人の運の総量は決まってる」

とかいう、よく聞く定説だ。

せっかく良い事があったのなら、
素直に喜べばいいのに。
ネガティブ思考な新井でも、そう思う。

まぁ、宝くじが当たって人生が狂った。
そんな話もよく聞くが、、、

「また、SNSに影響されてるんですか?」

同じ部署の後輩の中村さん。
真面目でいい子なのだが、
結構なうっかりさんでもある。

「中村さんは、そーいうの見ないの?」

20代の彼女こそ、見てるものだと思っていたが。

「あんなふんわりした情報に踊らされるとか。
 ありえません!
 私は一切、見ませんね」

彼女自体が、どこかふんわりした感じの子なのだが。
時折、昭和生まれの新井でも驚くような、
強い所を見せてくる。

新井などは、もうすでに
「全く見ない」は不可能なくらい、
生活の一環になってしまっているが。
確かに、踊らされたくはない、、、

その夜。

珍しく、すごく楽しい1日だったこの日。
気持ちよく寝れそうだ、そろそろ寝るか。
そう思った、深夜24時頃だった。


着信中 父親


「何っ!?」

こんな時間に、実家の父親から電話。
ロクな事のはずがない。
誰かに何かあった?
そんな話じゃなかろうか、、、

そー言えば少し前も、楽しかった食事会の後。
帰宅すると、同僚から退職をほのめかす
LINEが届き、翌日本当に退職するとかいう。
悲しい流れがあったのも、思い返された。

嬉しい事の後には、
やはり何かあるというのだろうか・・?

「もしもし、、、」


恐る恐る、電話に出る。


「あれっ? あースマンスマン。
 操作間違えたわ。」


心の底から、ホッとした。

人知の及ばぬ運の総量なんて、
気にしたって仕方がない。
楽しい時は、素直に楽しむ。
きっと、それが一番だ。

結局、SNSに影響されてるのかね。
中村さんを見習う事にしようかな、、、

そう思い、この一連の話。
翌日、彼女にしてみようと思っていたのだが。

「すいません、、、
 昨晩から体調悪くて今日休みます」

翌朝、彼女は体調不良で欠勤だった。

まったく、人の運なんて。
考えるだけ時間の無駄だな。

改めてそう思いながら、
「彼女に頼もう」と思ってた仕事に、
取り掛かる新井であった。。。

【そんな新井の、過去話です】

小学生~就職編

婚活編


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くりす 日々の色々を面白おかしく書く事で、日常を楽しく色付けできればと思ってます。書く事はもとより好きなので「毎日更新」頑張ります。よろしければ応援お願いします!