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(短編小説)人の上には立てますか?③

筆者の日々の会社員生活について。
事実ベースで創作を加えて、書いております。
過去の自伝小説の延長線上のお話ではありますが、
登場する人物名・団体等は一切存在いたしません。
(登場人物)
・新井 ・・・ 筆者の分身 総務部長(40代)
・鈴木 ・・・ 会社の同僚 営業部長(40代)
・大下タカシ ・・ 鈴木の部下(営業)社長の息子


「お先に失礼しまーす」

また一人、先に帰路についた。
会社の残業タイム。
最近、みんな帰りが早い。

「残る面子」は大体決まっている。
ただ、最近その面子が少し変わった。
営業部長の鈴木。
そして総務部長になったばかりの、
新井の2人である。

仕事が終われば、帰ればいい。
それでいて上司が残っていれば、
帰り辛いのが世の常ではあり。
新井に限って言えば、この数年。
上司が残っていれば帰り辛かった。
実際先に帰った回数は、
1%にも満たないないはずである。

一応、自分にも役職がつき。
自分が残ってたら、他の人が帰り辛い。
そうなっては、いけないと
思ってたけど、、、

「お先に失礼しまーす」

いらぬ心配のようだった。

まぁ、新井のいる総務部は他に3人だけ。
特別な時期を除いては、
そこまで遅くなる理由もない。

10人ほどいる、隣の営業部はそうはいかない。
帰りの遅い面子は、毎日1~2人は必ずいる。
上司の鈴木は別に、その全員を待ちはしないが。

「事務所にすら戻っていない」

そんな部下がいれば、さすがに先には帰らない。
そして、今日もそんな部下が1人いて、
鈴木はまだ帰れない。

事務所に戻るのすら遅い常連、
営業の、大下タカシ。
鈴木の部下ではあるのだが、
「社長の息子」なのである、、、

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