【社会人編12】そんな事ってありますか?
「それは、俺と仕事するのが嫌って事か?」
「・・正直、それもあります」
その場にいたわけではないが、
そんな話だったと聞いている。
結構キツイやり取りだったはずだ。
3年ほど前退職した、元営業の菅野さん。
彼の復職話が水面下で動いていたようだ。
新井も一応、今の会社は2社目ではある。
半年ほどで辞めた最初の会社の事は、
10年以上たった今でも、
あまり思い出したくはない。
加えて菅野さんの退職経緯を考えれば、
自分なら復職なんて考えづらい。
というか、ありえない。
自分なら会社の近くを通る事すら、
苦痛を感じる気がする。
なのに一体何でそんな事に、、、
「アイツ、うち辞めてから
2,3社転々としたみたいでね」
そのくらいは、まぁ。
よく聞く話だけど。
「で、最近だけど。
車で交通違反して免停になったみたいで」
お、おうっ?
「早い話、普通に就職活動。
できる状態じゃないみたいよ」
・・なるほど、ね。
「背に腹は代えられない」って状況ですか。
それは菅野さんも、さぞ複雑な心境だろう。
確かに、菅野さんなら即戦力だ。
運転免許がないうちは、
内勤をするというのも頷ける。
となれば、新井も引継ぎの必要もない。
スグにでも総務に復帰できるはずだ。
けど、これは歓迎すべき事態だろうか?
彼が退職に至った不満の数々。
「それらが多少なりとも改善されたのか」
それを考えると、残念ながらそれはない。
その環境に、そんな事情で復帰する。
それは果たして、お互いにとって良い結果。
生みだす事があるのだろうか、、、
このお話は、筆者の社会人生活を振り返る自伝です。
「愛想ない・体力ない・向上心もさしてない」
ないない尽くしの若者が、
サラリーマン生活に希望を見出すまでの記録です。

数日後、菅野さんが面接にやってきた。
ここから先は

微速前進 ~僕の自伝
【学生編】【婚活編】【社会人編】で分割してた自伝を、 このマガジンに全てまとめました。 今後は内容も逐次リライトしながら、 自分の半生を書…
日々の色々を面白おかしく書く事で、日常を楽しく色付けできればと思ってます。書く事はもとより好きなので「毎日更新」頑張ります。よろしければ応援お願いします!
