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【社会人編2】守りに入っていませんか?

「私さ、新井の事、
 けっこー気に入ってんだよね!」

人事異動でやってきた高木洋子さん。
何が気に入られたのか?
正直、全く分からなかったが。
なぜか仲良くしてくれた。

はっきり物を言い、テキパキ仕事をする。
頼れる姉さんタイプだ。
まぁ、同級生なんだけどw

えっ、互いに独身な異性の同級生。
男女の意識はなかったのかって?
それは、幸か不幸か全くなく。
鼻で笑われた事はある

何でも、元いたとこの営業の人と。
付き合ってたとか、いないとか?
とにもかくにも、彼女とは。
気兼ねする事なく付き合えた。

仕事にも慣れてきて、
楽しく話せる同僚もできた。
自分の社会人生活も、軌道に乗ってきた!
この頃、そう思っていたけれど。

会社は事務員が欲しくて、
自分を採用したわけじゃない。

今事務員をしてるのは、
たまたま欠員が出ただけ。
自分が会社の期待に、
応えたわけでは決してない。

会社に「何とか使って貰ってる」

その程度の事も気付いていなかった。
自分の事で精一杯で、、、

このお話は、筆者の社会人生活を振り返る自伝です。
「愛想ない・体力ない・向上心もさしてない」
ないない尽くしの若者が、
サラリーマン生活に希望を見出すまでの記録です。

第2話当時(現代より25年ほど前)


「もう18時過ぎたよ!
 何いつまでも仕事してんの?」

「いや、なんか市外局番が変わったから、
 全データの修正しとこうかなって・・」

「そーいうの、1人でやろうとしない!
 手分けしたら、すぐ終わるでしょ?」

洋子さんが来てからと言うもの、
事務所に怒号が響く事もなくなった。
新井の方も、余分な仕事ができる余裕が、
段々と出来ていた。

「ちょっと、鈴木君!
 伝票は指定の棚に入れといてって!
 あと、在庫商品を黙って出さない!!」

「ちょっと、新井さん。
 洋子さん抑えて下さいよー
 同級生でしょ?」

洋子さんのおかげもあって、
他の営業の人とも、だいぶ打ち解けていた。

退職、バイト、専門学校で再勉強と。
大学卒業後、遠回りしてきた新井だが。
やっと「一丁前の社会人面」ができる!
そんな気分になっていた。

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入社から、1年ほどがたち。

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