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(短編小説)豆腐メンタルの行方①

このお話は筆者の実生活をベースにした創作です。
実話を元にはしてますが、
登場する人物名・団体等は一切存在いたしません。

(登場人物)
・新井 ・・・ 筆者の分身(40代)
        中小企業の事務員
・緒方 ・・・ 今は他拠点の新井の元上司。

「繊細なんですねー、新井さん。
 毎日、緊張されてるんですか?」

「繊細ですか・・?」

定期的に通ってる病院。
3ヶ月に1度程度の割合で、
通い始めて10年ほどになるだろうか?

通ってる原因の病気については、
ココ数年、いたって良好なようであり。
定期的に来てる理由は、
ほとんど「薬を貰うため」だけになっていた。

それならもう、薬だけくれればいいのに。
正直そう思ってるのだが。
せっかく、定期的に来てるのだからと。
日々の体調についても相談していた。

今相談してるのは、
「平日の朝だけ、血圧が高い件」
についてである。

通常130~140程度な新井の血圧は、
「平日の朝」に限っては、
140~160に跳ね上がる。
年々酷くなる朝の倦怠感は、
そのせいもあるように思われた。

が、通院以来10年間。
ずっと診てくれてる先生は、
不思議そうに言うのである。

「繊細なんですね」と。

繊細、、、
まぁ、そうなのかもしれないが。
朝のストレスで血圧が上がるなんて、
わりとありそうな話に思えるが。

「あ、そう言えば。
 最近、時々呼吸が苦しいんですよね。
 疲れてる時とか、特に」

もうひとつ、気になってた事を聞いてみた。
先生は心音などを確認すると、

「心音も血流の音も、キレイですね。
 年齢にそぐわないくらいですよ。」

「キレイですか、、、」

「えぇ、ホントに」

別に、薬が欲しいわけではない。
「身体のココが悪いです」
そう言われたい訳でも、勿論ない。

けれども、
「身体は悪くない」と言われるのは。
「気持ちの問題じゃないですか」
そう言われてるようでもある。

結局、色んな不調はどれもこれも。
「豆腐のようなメンタルのせい」
そう言う事になるのだろうか・・?

    ・
    ・
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1ヶ月程前、血圧計を購入した。
平日の朝、初めて数字を測定した時、
最初は目を疑った。

通常130~140で収まってた数字は、
平日朝に測ると +10~20上昇する。
同じ朝でも、休日はそんな事はない。
という事は、心的ストレスなのだろう。

自分は、やっぱり心的に弱いのだろうか?

「豆腐メンタル」

この言葉を使いだしたのは、
いつからだったか?
気付いた時には、

「俺、豆腐メンタルだから」

そう言ってた気がする。

すぐ崩れる、豆腐のようなメンタル。
憂鬱な予定の1つもあろうものなら、
寝つきは悪く、朝の倦怠感も半端ない。

例えば明日の予定にしても、そう。
明日は多数の雑務に加えて、もー1つ。
「一番嫌い」と言っても良い、
そんな仕事の予定があった、、、

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1,733字
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