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【社会人編14】人を育てていけますか?

(現代 総務部長 新井48歳)

「尊敬できた上司って、
 緒方部長くらいだったよなぁ・・」

新井が総務部長になって数ヶ月が経つ。
今は自分の席になった歴代上司の席で、
かつての上司達の事を思い返す時、
尊敬できたのは、緒方部長しか思いつかない。
まぁ「歴代」といったところで、
5人くらいしかいないんだけど。

「あんな風になりたい人」
・・いや、違うか。
「一緒に仕事がしたい人」と言った方が、
当たってる気がする。

他の上司達がダメと言う訳じゃない。

例えば入社して最初の上司は、
経理の知識が深い人だった。
多分、今の自分でも勝てない気がする。
けど、朝から1時間はかけて新聞を読み。
他部門がどんなに忙しそうでも、
自分の机回りから決して動かない。

「何か仕事すればいいのに」

そう思えて好きになれなかった。
今思えば、雑務に奔走する立場の人ではなく。
新聞を広げていた時間にも、
頭の中は会社の事を考えていた・・
「かも」しれない。
今なら色んな話ができる気がする。
まぁ、今更なんだけど。

人は良いけど話が嚙み合わず、
基本的に事務方の人ではない山岡部長。

管理に厳しく事務方向きではあるけれど。
協調性がなくて、圧が凄くて。
とにかく一緒にやりづらい大下専務。

それぞれ、一長一短。
人間なんだから当たり前だけど。
正直、苦手な人達だ。

その中にあって緒方部長は、
受け入れて貰える安心感があり。
社員と上の人達とのパイプ役としても最適で、
とにかく仕事がやりやすかった。

けど、そんな緒方部長であってさえ。
根本的には「営業畑」の人である。
事務方サイドの人では決してない。
いや、そもそもこの会社を動かしてるのは、
営業畑の人達ばかり。
「事務方」という考え方自体、
存在してないかもしれないけれど、、、

このお話は、筆者の社会人生活を振り返る自伝です。
「愛想ない・体力ない・向上心もさしてない」
ないない尽くしの若者が、
サラリーマン生活に希望を見出すまでの記録です。

第14話当時(現代編)

「東部方面に営業範囲を広げようかと」
「〇〇の新商品を売り込んでいく予定です」

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1,922字
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