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渋谷でみた夢の話

 夢、それは煌煌と輝く
東京の夜空に
 「夢ってある?」
渋谷の喧騒を背に、私はそう問いかけた。

目の前の女子高生は、流行りのブランドのリュックを背負い、スマホを片手に、どこか遠くを見つめていた。

「夢?うーん、特になくって。将来のこととか、漠然としか考えてないんだよね」

彼女はそう呟き、視線をスマホに戻した。

その瞳は、煌煌と輝く東京のネオンサインに反射し、どこか虚ろに見えた。

この街には、夢を追いかける人々が溢れている。芸能人、起業家、芸術家、そして、ただただ懸命に生きる人々。

彼らの夢は、街の灯のように、夜空を照らし、希望を灯す。

しかし、この街に住む若者全てが、夢に燃えているわけではない。

目の前の少女のように、漠然とした不安を抱え、未来への道を見失っている者もいる。

「夢がないって、悪いことじゃないよ。今は、まだ見つけられてないだけかもしれない。焦らなくても大丈夫」

そう声をかけようとした時、彼女のスマホから、アイドルグループの曲が流れ出した。

彼女は、一瞬だけ顔を輝かせ、スマホの画面を覗き込む。

「私、このグループのライブに行くのが夢なんだ」

彼女は、そう呟くと、恥ずかしそうに顔を赤らめた。

「でも、現実的に考えて、チケット取れるわけないし、お金もかかるし…」彼女は、再び遠い目をした。

彼女の言葉に、私は自分の高校時代を思い出した。

私も、将来の夢など、考えたこともなかった。

ただ、目の前の課題をこなす日々を送っていた。

しかし、ある日、友人が「将来は医者になりたい」と、目を輝かせて語った。

その姿を見て、私は初めて、自分の未来について真剣に考えるようになった。

そして、私は、漠然とした不安を抱えながらも、大学受験に挑み、夢だった大学に合格した。

「夢は、必ずしも大きくなくていいんだよ。小さな夢でも、それを叶えるために努力することは、人生を豊かにする」

私は、そう彼女に伝えたいと思った。

東京の夜空は、煌煌と輝き、人々の夢を映し出す。

しかし、その輝きは、時に眩しすぎて、自分自身の夢を見失ってしまうこともある。

大切なのは、夢を諦めずに、小さな一歩を踏み出すこと。

そして、自分自身の夢を見つけること。

「夢は、必ず叶うとは限らない。でも、夢を持つことは、人生を輝かせる。だから、諦めずに、探し続けよう」

私は、そう心の中で呟き、彼女の背中を見送った。

彼女の夢が、東京の夜空に輝く星のように、煌煌と輝き続けることを願って。

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黒夢(クロム)@俳号 日常の気づきやビジネスでの裏話を発信中。サポートいただければ、次の記事や活動の励みになります。 余裕のある素敵な方がいらっしゃたらお願いします!