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「角打ち」発祥の街/爽やかな川辺歩きも楽しめる/北九州市

★「日本の城下町を愉しむ」一覧
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★都道府県 福岡県
★城郭 小倉城

 小倉はかなり男の街である。
「小倉生まれで玄海育ち、口も荒いが気も荒い」とは「無法松の一生」の歌詞だが、元となった小説の作者、岩下俊作(いわした しゅんさく)は小倉出身で長く八幡製鉄所に勤めた。製鉄所ができたのは1901年、現在の八幡東区だが、拠点は小倉の隣の戸畑区と小倉北区にある。
 戦前は中心街を流れる紫川の西側に広大な小倉陸軍造兵廠の兵器工場があり、師団司令部もある軍都だった。長崎に投下された原子爆弾の第一目標はこの小倉造兵廠だったが、目標を確認できずに変更されたのは有名な話である。川の東側にはTOTO創業の拠点工場があり、工場に囲まれた小倉の街は、とにかく工場労働者が多かった。岩下はそんな街の気風を描いたわけだが、その雰囲気は今も色濃い。
 とにかく飲み屋が多い。パチンコ店も多く、競輪は発祥の地で競馬、競艇もある。三つ揃う街はそうない。風俗店も多い。案内所と称する客引きの店がそこら中にある。
 そして最近あちこちで人気の角打ち(かくうち)も小倉発祥だという。工場労働者が仕事を終えて帰宅するまでの間に、酒屋へ立ち寄ってそのまま軒下でキュッと一杯。これを角打ちと称したのが全国に広まったという。
 語源については諸説あるが、「立ち飲み」など他の言い方の所も多い。関東に広まったのは1960年代の後半、千葉県君津市の工場に、北九州から2万人もが移住したため様々な文化が伝わった、との説がある。
 小倉では今も百数十軒ほどで角打ちが楽しめる。市街中心にも多く、観光

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