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生き返ったタオルの街/たちまち沈む端切れに感動/今治市

「日本の城下町を愉しむ」一覧
  東日本編
(北海道・東北・関東甲信越)
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★都道府県 愛媛県
★城郭 今治城

 タオルといえば、昔はもらうものだった。私はそうだった。何かのお祝いなどで欧米などのブランド名がついたタオルをもらう。それを手拭きやバスタオルに使う。今思えばその多くが今治産だったのだろう。
 しかし今や我が家のタオルは皆「今治タオルブランド」を購入している。あの肌触りや吸湿性を知ると、もう他のものは買えない。はて、どこでそう変わったのか?
 江戸時代以来今治では綿織物生産が盛んだった。しかし明治以降機械化が進むと関西の大資本に押され始める。活路を探る中でタオルに行き当たる。タオルとは何か? 織物は縦糸と横糸で作られるが、タオルはそのほかに輪になって飛び出たもう一本の縦糸がある。それで柔らかな触りと吸水性が生まれるのだ。
 一般に綿糸は機械織の際には糊で固めて織る。そのままではゴワゴワして吸水性もないので、織ってから水洗いする。また綿糸の脂分や不純物を洗い流す晒し工程でも大量の水が必要とされた。その水に、今治近郊の地下水が適していた。今治はタオル産地として発展していき、高級ブランド名を冠して贈答需要で潤った。しかしバブル崩壊で安価な製品に需要がシフト。輸入タオルが10倍以上にも増えたのに対し、今治の生産量は5分の1にも急減してしまった。
 そこで2006年から「今治タオル」ブランドの確立に務め、厳しい品質基準も設けた。中でも厳しい5秒ルールは、製品の端切れを水に浮かべ、5秒以内

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