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想いをこめる。商品開発で「コンセプト固め」に時間をかけるワケ

商品開発は、作るプロセスより
モノから何を提供したいのかの「コンセプト」を考えることが大切です。
ついつい、こんな感じ、あんな感じとすぐ手を動かし試作をし………たくなるのですが、まずコンセプトをかためましょう。

これがぶれてしまうと、商品がぶれぶれにぶれてしまい、せっかくのアイデアを十分に活かせず、なんとなくできた「ぼやっ」とした商品になります。

「商品への想い」を明確にする

コンセプトは、
「誰が」「何のために」つかうものなのか、
「どんなところ」で使ってほしいのか
社会に「どんな豊かさを提供したいか」
「商品への想い」など です。
私は、コンセプトを明確にすることに時間をかけます。
クライアントさんとのお仕事のときは、
実際にデザインを提案するまえに、
これらの内容をヒアリングし「詰める」ことに注力します。
BtoBの商品だろうと、BtoCの商品だろうと同じです。
商品開発の第一歩、
ここが商品開発の一番大切なところだからです。

コンセプトは、開発のいばら道を照らす灯台

商品開発は、長いプロジェクトになります。
企画、開発、デザイン、設計、調達、品質管理、製造、流通、販売など 多くの人がかかわり時間と費用がかかる大きなプロジェクトになります。
商品開発をする場合
「コストをやすくしたい」
「どうしたら作れるのか」
「どうしたら売れるのか」など、
ものをつくることやプロセスを順調にすすめることに気持ちが傾いてしまいがちです。

いま、すすめているプロジェクトでも
原材料費の高騰
部品の調達困難…など
商品開発の途中でいろいろな状況がかわってきています。
結果として、
様々な厳しい判断をしなければならない局面をむかえることがあります。

そんなときに、
この「誰が」「何のために」など、
なぜ、いまこの商品をつくろうと思ったのかなどの「コンセプト」がきちんと固まっていないと、プロジェクトをどうすすめるかの「判断」をすることが難しくなります。
「最初に戻る」ことさえできなくなります。

「原価率を考えると…」
「市場環境からすると…」
「社内体制では…」
長いプロジェクトの中では、様々な意見や注文がきます。

何を絶対に妥協してはいけないのか
削ぎ落して削ぎ落していったときに何が満足していたらいいのか
などは、この最初にきめた「コンセプト」でしか決められません。

プロジェクトの後半になればなるほど、
投資金額もふえてくるため
プロジェクトのすすむ方向性がきまっていないと、
みんなで迷子…となってしまいます。

そんなときに、よりしろとなる「コンセプト」が必要なのです

コンセプト段階でみんなの知恵を終結する

コンセプトは
プロジェクトにかかわるメンバーみんなで ディスカッションしてから決めるようにしています。
よりしろとするのですから、「抜け」があっては意味がなくなります。
このプロジェクトをすすめていくうえで、どんなことを大切にしているのか、何を解決したいと思っているのか、のメンバーの「想い」を込めるためです

失敗情報こそ共有しよう!
今までのプロジェクトの中で、
困ったことやこうした方がよかったことなど、製造の立場、調達の立場など様々な部署の方からも積極的に意見をディスカッションのテーブルにのせるようお願いしています。
見えていない問題や課題が見えてくる場合があるからです。

クレームも大切な情報
営業担当者やクレーム担当などの部署がある場合は、それら部署とのディスカッションも大切です。
なかなか気づかない視点での意見があったりします。
様々な部門や人の中に隠れている知恵を「最初に」終結することで、後ででてくる問題を減らせる効果があります。

まきこみ力こそ大切
みんなで意見を出し合い、きめることで、「自分ごと」としてプロジェクトをみてもらえる。プロジェクトの推進力があがる。というメリットもあります。


モノづくりは楽しい!

いい商品ができた! と思える商品ができたときの ワクワク感
ありがとう! と言ってもらえた時の涙がでそうになる満足感
モノづくりは楽しい♪♪

楽しいプロジェクトとなるためにも「コンセプト」です



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黒田弥生|プロダクトデザイナー|ICIデザイン研究所 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!