宇宙の複雑さに比べれば、この我々の世界などミミズの脳味噌のようなものだ
どうも、こんばんは。
村上春樹が大好きな僕です。
僕は、初期の村上春樹の作品から多大なる影響を受けて、自身がライターを志すきっかけにもなりました。特にデビュー作である『風の歌を聴け』は、何十回と読み返したくらい、思い入れのある作品です。
今回は、そんな『風の歌を聴け』からみる人生観に関するお話しです。
01 | 『風の歌を聴け』って何?
『風の歌を聴け』は、1979年に発表され、第22回群像新人文学賞を受賞。いわゆる「鼠三部作」シリーズの1作目で、当時20代であった村上春樹の青春の一片を描いた、出色のデビュー作です。
ジャズ喫茶を経営していた村上春樹にとって、まったくの処女作であり、「自身が未熟な時代の作品」と、本人談。新人賞を受賞したとは言え、現在のような確固たる評価は得られませんでした。村上春樹の作品は、賛否両論がハッキリ分かれることが多いですが、『風の歌を聴け』はその代表格のひとつでもあると思います。
それでも僕にとって、『風の歌を聴け』は大切な一冊。「完璧な文章などといったものは存在しない」から始まるプロローグは、その後のライター人生に大きな影響を与えました。本当に名言の宝庫で、物書きとしての僕の指針となったと言っても過言ではありません。
02 | 『風の歌を聴け』から学んだ人生観
同作品をはじめて読んだのは、僕が大学3年生だった頃。周りが就職活動をはじめるなか、自分の可能性を探してもがいている時期でした。
自身の無力さに悩み、ちょっとした言葉に傷つき、将来への漠然とした不安を抱え…。そんな僕を救ってくれたのは、『風の歌を聴け』に登場する、デレク・ハートフィールドの言葉です。
「宇宙の複雑さに比べれば」とハートフィールドは言っている。
「この我々の世界などミミズの脳味噌のようなものだ。」
目の前のことだけでなく、大局観を持つこと。
ちょっとした出来事で、一喜一憂しないこと。
当時はいろいろなものを抱えていましたが、こんな人生観を持って生きれたら楽だろうなと、スッと肩の荷がおりた思いでした。
03 | まとめ
今回は『風の歌を聴け』からみる人生観についてお話ししました。
自分の人生観って、少なからず誰かに影響をうけて形成されていくものだと思います。みなさんにも影響を受けた本や映画など、何かしらあるのではないでしょうか。
ぜひ今度、みなさんのストーリーも聴かせてください!
