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【AI利用レベル③】AIが「相談相手」になった日

Level2では、AIは仕事を手伝ってくれる存在だった。レビューしてもらう、文章を確認してもらう、見落としを指摘してもらう。優秀な後輩のような存在だった。

でも、ある頃から質問の内容が変わり始めた。「これで合っていますか」ではなく、「どう思いますか」と聞くようになった。

きっかけは、CardDexという、トレーディングカードの状態をAIで診断する自作アプリの開発だった。

最初は、トレカ鑑定サービス「PSA」のような判定をAIで再現できないかという単純なアイデアだった。AIに投げてみると、返ってきたのは「いいですね」という答えではなかった。

「PSAには30年のブランド力がある。それを再現しようとするのは現実的ですか?」

少し意外だった。でもそこから会話が続いた。じゃあPSAの前段階はどうか。メルカリで出品する人の補助ならどうか。傷を見る、白かけを見る、URLで共有する。気づけば、最初に考えていたサービスとはまったく違うものになっていた。

一回質問して終わるのではなく、考えを話して、AIが返して、自分がまた考える。その繰り返しで、何時間も話すようになっていた。

面白かったのは、AIの答えが変わることだった。

最初は「AIの意見がブレている」と思っていた。でも違った。変わっていたのは、自分の状況だった。CardDexを公開した、フィードバックをもらった、noteを始めた。新しい経験をAIに伝えるたびに、次の提案も少しずつ変わっていった。

AIは正解を教えているんじゃない。今の自分に合わせて、一緒に考え直してくれていた。

この頃から、AIとの会話は「質問」ではなくなった。壁打ちになった。

考えを話す。整理してもらう。また考える。その繰り返しだった。

今振り返ると、Level3で一番変わったのは知識ではない。思考の進め方だった。一人で考えていると、同じところを何度も回ってしまう。でもAIに話すと、自分では気づかなかった前提や、別の選択肢が見えてくる。

この頃、自分の中でAIは「検索相手」でも「作業相手」でもなくなっていた。AIは、本当の意味で「相談相手」になっていた

そして、その先でもう一つ大きな変化が起きる。AIに相談するだけではなく、AIと一緒に作る。それが、自分にとってのLevel4だった。

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