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編集者の仕事、のぞいていきませんか?

こんにちは、くろめがです。
オンラインではnote記事の添削やKindle出版のサポートなどをやらせてもらっています。

ということでこのたび、記念すべき出版サポート第一号、須山ゆずさんの原稿が完成したので(パチパチ!)

編集の様子をふり返りながら、どんな感じで編集作業が進んでいくのかを、お見せしたいと思います。

出版サポートってなにやるの?
編集者って怖いこと言ってくるの?
出版社ではどんな感じで本ができていくの?
と思った方、よかったらご覧ください。

さて、須山さんのプロフィールはこちら。

2児の子育てをしながら、時短社員、ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)という3足のわらじを履いて毎日を駆け抜ける、すご腕ママさんです!

先日ぶじに初出版されました!おめでとうございました✨(そしてお疲れさまでした!)


きっかけはTwitterのDM

きっかけはTwitterだったのですが、なんとまだ出版サポートのアピールをはじめる前に、DMでお声がけくださったのです!

わたしが自分でKindleを作っていく様子をnoteに投稿していましたので、それを見てご依頼くださったのだと思います。(感謝…!)

納期、お見積りを打ち合わせ、Googleドキュメントで元原稿をちょうだいし、さっそく作業スタートです。

ところでみなさん、Googleドキュメントには編集者用の機能があるってご存知でしたか?わたしはお恥ずかしながらそれを今回初めて使いました汗

この機能の便利なこと!

元の原稿と変えたいところがあれば、こんな感じで中線で消して、元の文を残したままご提案することができます。

必要ならコメントも書きこめますし、編集を受け入れたくない場合は、著者さんの方で提案を却下することもできます。(その場合、中線と提案文は消えるので、編集前の状態に戻ります)

この機能があまりに便利なので、いつかZOOM?とかでリアルタイム添削の配信をやってみたら面白そう…!とか妄想する程度には沼りました笑

Kindle出版のときと言い、これからも使い続けるよGoogleドキュメント…!

さて、話がそれましたので、編集風景に戻りましょう。

わたしが働いていた出版社では、初校→再校→最終校と3回著者と編集者の間を原稿が行き来するスタイルをとっていたので、それを踏襲しました。

「龍とカメレオン」というマンガの冒頭に、こんなひと幕があります。

URLから、このページ含む第一話をフリーで読めます

1コマ目を見て(そーそー!そういうこと!)と膝を打った編集者はわたしです笑

全員がそうではないと思いますが、わたしもまず初めて見る原稿のときは「はじめましての読者」の目を大切にしながら読んでいきます。

その中で、まずは(ん?これは面白い!もっと読みたい…!)というところや(ここはわかりにくい…もっと補足が必要かもしれない…)という点を洗い出して行くのです。

そして、読者目線で気がついたことをもとに、編集者の視点から見て解決策を考えます。

初校でお伝えすること

そのあとも、何度も読み返しながら原稿に赤を入れていくのですが、実はそれよりも大事なことがあるのです。

それは、構成
まず原稿をいじくる前に、須山さんとはしっかり打ち合わせをして、お互いの意見を交換しました。

構成をどうするか?は、編集者の腕の見せどころといっても過言ではないと思います。

いい原稿を書くだけで売れる本ができるなら、極端な話、編集者なんていらないですからね笑

みなさんが書いた渾身の原稿を、どういう見せ方にしたらたくさんの方に喜んでもらえるか?を考えるのがわれわれのお仕事です。(と勝手に思っています笑)

今回、須山さんからいただいた元原稿は6章立てになっていて、最初の章は子育てについての話でした。

運営されているnoteやTwitterなどで、読者さんの反応がいいのが子育てについての投稿だから、という理由。たしかに納得です。

ですが、わたしが全体を拝見して(いい意味で)特に気になったのが、毎日の小さいステップで自分と向き合い、マインドセットしていく方法でした。

自分で自分のご機嫌をとる方法の見つけ方、自分を深掘りする方法とでもいうのでしょうか。

それが、この本を届けたいワーママさんたちに、とても役立ちそうだなと思ったのです。

須山さんの場合、ご自身が実践してちゃんと効いたものだけをスモールステップで紹介してくださっていて、しかもどれも超具体的なんですね。

なので、そこを活かした構成にしたいなと思いました。

そんな感じで、ざっくばらんにわたしが感じたことをお伝えして、構成どうしましょう?と打ち合わせをしていきます。

(須山さんは、ありがたいことに、どの提案にも真摯に向き合ってくださいました!)

また、この段階で道筋をはっきりさせて脱線を防ぐため、タイトルの仮案も考えます。(ここではまだ確定はしません)

そのあと、ふたりで決めた構成にしたがって章を並び替え、
・加筆依頼
・修正のご提案
・誤字脱字の指摘

などなどを書きこんで、お戻ししていきます。

初校はいちばん最初のすり合わせになるので、だいたい原稿は真っ赤になりがちです笑

余談ですが、FB(フィードバック)が多いと落ち込んでしまう方をお見かけするのですが、こちらは文章や書き手を否定したいわけではないので、量が多くても深刻に受け取らなくても大丈夫です。編集者によって好みが出るので人によっても違うこと言ってきたりしますから。気にせず淡々と修正が吉です。

再校〜最終校まで

そんなこんなで(?)少しずつすり合わせを重ねていって、再校→最終校と進みます。校が進むにしたがって、赤字は少なくなっていきます。

逆に、よっぽどのことがなければ、最後になって原稿にあーだこーだ言ったりはしません。個人的な意見ですが、それはトラブルの元以外の何ものでもないと思うので汗

原稿が固まってきたら、ここでようやく「まえがき」と「あとがき」を書いていきます。

まえがきは最初に書くものと思っている方もいらっしゃるようですが、まえがきは本の顔。

試し読みとして公開することも多く、購入を左右する部分でもありますから、ボディがほぼ固まってから慎重に決めていきます。

元々書いていただいていたまえがきをベースに、新しいものをリライトしてご提案、それをもとに、須山さんにもう一度書き直していっていただきます。

これも、この部分だけで2〜3回やりとりがあります。

意外に難しい!最後のキャッチコピー

わたしのサポートは、カバーをデザイナーに依頼する際に必要になる「キャッチコピー」のご提案と、大まかなデザインラフのご提案も含みます。(希望があれば)

キャッチコピーのつけ方にも色々コツのようなものがあって、著者さんが自分でつけようとすると意外に難航するのがココだったりするのです。

というのも、著者は当然、自分の書いた原稿に熱い思いがありますし、こんな人に読んでほしい!こんな風になってほしい!という気持ちがあります。

作品との距離がものすごく近いんですね。

それは、まったく悪いことではないのですが、どうしても著者目線で伝えたいコピーに偏ってしまうこともあります。

そこで、編集者もといコピーライターの出番です!(…と自分で言ってみる笑)

著者さんの思いをくみ取りつつ、類書も調べ、読者さんの目を引きそうなコピー、刺さりそうなコピーを考えていきます。

今回のご依頼はここのやり取りが特に面白くて、須山さんがたくさんアイデアをぶつけてくださったので、こちらも楽しく応えがいがありました。

発売前なので詳しくは書きませんが、見返してみると、キャッチコピーだけで7回もメールのやりとりがあったようです(!)

こちらがご提案したたたき台をどんどんたたいてもらって、最終的に著者さんが気に入ったものが完成するという、わたしにとっても、貴重で胸アツな経験をさせていただきました。

会社づとめの編集者であれば、もちろん会社(上司)の意向を汲む必要がありますし、そういった点からも、著者と密に対話しながらコピーを作れる機会はほとんどありません。

また、デザイナーサイドで作るキャッチコピーも、対話しながら練り上げると言うよりは、あくまでもクライアントの意向ありきの立場で提案するので、

「誰か」の意向にこだわり抜いてキャッチコピーを作れる機会は、実はそう多くはないのです。

そういった意味で、タイトル、本文、キャッチコピー、カバーも含めて、すべて著者の意向を最大限に活かしながら作れるKindle出版は、かなり贅沢な表現の場だなとあらためて感じました。

さて、ダラダラと長くなってしまい恐縮ですが、今回はこのような形で出版のサポートをさせていただきました!

非常に貴重な機会をいただき、ご依頼者の須山さんには感謝しきりです。

家事に育児に仕事に…好むと好まざるとに関わらず、何足ものわらじを履かなければいけない現代のママさんたち。

そんなママたちに、気づきをたくさんくれる1冊になりましたので、ぜひダウンロードしてみてくださいね!

くわしくは、須山さんをフォローして情報をチェックです^^

それでは、またお会いしましょう!


くろめが

▼このnoteを書いた人▼

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文字職の世界を渡り歩いて6年目。noteを愛するフリー編集者。悩めるクリエイターさんやライターさん向けに、noteがもっと楽しくなる情報を発信中。

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