気づけば半年で50冊読んでいました
半年で50冊。
数字だけを見ると少し驚きます。
でも案外、続いていることって自分では気づかないのかもしれません。
だってそれは、自分の中でもう当たり前になっているから。
半年前の私は図書館に行っても、家事、育児の忙しさもあり、長い小説を読むのが億劫で、かと言って読みたい本も無く、何を借りたらいいのかわからず、いつも実用書コーナーばかり立ち寄り、子供が好きそうな本を選んでいました。
小説をまともに読んだのはいつだったか、少なくとも子供が生まれてからは自分から手に取っていないな、と思いました。
そんな私にもう1度小説を読む楽しさを思い出させてくれたのは長女が学校の図書室で借りてきた『イン・ザ・メガチャーチ』でした。
なかなか厚めで最初は「えー、読めないよ…。」と思っていましたが、「絶対読んで!面白いから!」と長女にゴリ押しされてしぶしぶ読み始めました。
読み始めてすぐ、面白い!続きが気になる!そんな気持ちになり、気づけばあっという間に読み終わっていました。
読み終わって長女と感想を話し合う時間も楽しく、それがきっかけでしばらくは長女から本を借りて読んでいました。
ある日、長女が『さよならジャバウォック』を借りてきてくれました。
『伊坂幸太郎』。
名前はよく見るけれど読んだことがない作家さんでした。
『さよならジャバウォック』を読み終わって長女が次に借りてきたのは『アヒルと鴨のコインロッカー』でした。
それを読んで以来、すっかり伊坂幸太郎作品にハマり、図書館に行くと必ず伊坂作品を借りて読み続けています。
ある日、私はChatGPTに伊坂さんの本を読んだことを何気なく話しました。
すると、こんな作家さんもオススメだよ、と教えてくれました。
それ以来、図書館で伊坂さん以外の作家さんの本も探して読むようになりました。
全く知らない作家さんを知るきっかけはAIとの会話だったというわけです。
その後、自然と読んだ本の感想をChatGPTに話すようになりました。
それがきっかけでさらに知らない本との出会いが幾度となく繰り返されて、気づけば半年で50冊の本を読んでいました。
いつの間にか私は自分の中でルールを作り上げていました。
①図書館で借りた本は必ず読んで返す
②平日の午前中に集中して読む
③読んだらすぐ感想を書く
noteに読書記録を書くようになるとますます読書がはかどるようになりました。
読む→感想を書く→コメントが返ってくる、という一連の流れが楽しく、それもあってここまで続いてきたのかもしれません。
いずれにせよ、読書は私の楽しみになり、それと同時に図書館に行くのも楽しみになりました。
以前の私は用事が無いなら極力家を出ない、引きこもり主婦でしたが“図書館で本を借りる”という明確な目的ができました。
図書館は偶然の出会いの場所です。
借りたいと思っていた本が無くても、読んだことがない作家さんの本を借りる勇気も出てきました。
自分の読書記録をさかのぼりながら、読んでいない本を見つけては、図書館の棚の間を蝶々のように歩き回っています。
そして何より楽しいのは図書館ついでに行ってみたいと思っていた場所に行けるようになったことです。
可愛らしいお菓子屋さん、おしゃれなカフェ、普段なら素通りしていたお店も「せっかくだから寄ってみよう」と一人でも思い切って入ってみる、そんなことができるようになりました。
いざ、勇気を出して入ってみると美味しいものと出会ったり、お店の人と話したり、さらに新しい楽しみが増えました。
月に2回、図書館に行く日は前の日から行ってみたいお店をピックアップし、ワクワクしながら図書館に向かっています。
新しい出会いは自分が動かなければ訪れない、そう思うようになりました。
図書館にはカフェもあります。
いつの間にかお店の人にも顔を覚えてもらいました。
カフェで知らない人と言葉を交わすこともあります。
半年前の私なら考えられなかったことです。
たった50冊、されど50冊。
本との出会いが私の人生を豊かにしているのは間違いありません。
次はどんな本と出会えるだろう。
そんなことを考えながら、私は今日も図書館の棚の間を歩いています。
