見出し画像

『日本疫病図説 絵に込められた病魔退散の祈り』畑中章宏(2021・笠間書院)

江戸時代までの日本の三大大病。

天然痘(疱瘡)
麻疹(はしか)
水疱瘡(水痘)

疱瘡絵(赤絵)
疱瘡除けの錦絵。縁起のいい絵柄や語句を赤一色で刷ったもの。罹患者へお見舞いに贈られた。しかし症状が治ると川に流す習慣があったため現存するものはあまり多くないのだそうです。

疱瘡には赤が効く!と信じられてたんですって。そういえば中国の方も赤が好きですよね? ハッ、トランプ大統領のネクタイも赤なイメージ。
全人類赤が好きなのか疑惑。

1796年 イギリスのエドワード・ジェンナー博士が牛痘種痘法による種痘を発明。世界中にこれが普及。

「牛痘を接種すると牛になる説」笑
なんかコロナの時の陰謀論を思い出してしまいますネ。こういうの必ずあるんだなあ。んでもわからなくもありません。怖いよね。

ころりってコレラのことか。
「三日ころり」「虎狼痢」「虎狼狸」

通神鳥(つかみどり)
コレラ大流行で儲けた人たち。儲けの「つかみ取り」を空想上の怪鳥で表した絵なのだそうです。
頭は火葬場の人、胸は僧侶、尻尾は薬屋。
ーーーなるほど。よう考えるなあ。

いろんな疱瘡絵が紹介されているのですが、どれも物凄くユニークで面白い。世界のどことも被らない強烈な個性だよなって、昔の日本の絵を見るたびに思ってしまう。

件(くだん)ってアマビエ系の予言獣なのね。
予言を伝えるために牛から生まれ、予言を言い終えると死ぬ!?
可哀想。なんだか神秘的で献身的な妖怪ですね。顔怖いけど。

ヨゲンノトリ、可愛い。

源為朝(鎮西八郎)
流罪ののちに支配した伊豆諸島では疱瘡が発生しないことから疱瘡神とタイマンはれる強いひと!なイメージが出来上がったそうで、疱瘡絵の題材として大人気に。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集