クルクリ世界遺産note 白亜紀とその後…

妄想時空トラベラー『クルクリの世界遺産note』へご来場下さりありがとうございます。

クルクリにとって世界遺産とは『扉』である。地球46億年の生い立ちと、その一部である人類の歩みを紐解く旅への無限の扉。

ここではクルクリ的学びと共に繰り広げられる妄想時空旅行の記録を、恥じらうことなく書き記していきたい。

あくまでも素人クルクリの発展途上な学びであるので、学術的な正確さを求める方は文献等をご自身でお調べくださいね。

はじめに

前回のジュラ紀の終わり、地球は一時的に寒冷化の時代を迎えていた。が、南のゴンドワナ大陸が現在の南極、オーストラリア、インド、アフリカ、南アメリカへと分裂する活動によって、再び温暖な気候を取り戻す。


白亜紀(約1億5000万年前〜)

まず大きく様変わりしたのは植物。シダ類、ソテツなどの裸子植物といったジュラ紀の植生に被子植物が加わった。彼らは昆虫との親密な関係を築くため『』を進化させた。

それまで緑色だった森林が、色とりどりの花が甘い香りを放つ鮮やかな姿に変身。クルクリ的に花畑と恐竜が共存する世界はちょっと意外。

さてさて。植物あるところに虫はつきもの。再びゾワゾワールドを覗いてみる。以前見たペルム紀と違って巨大ではない虫の世界。

この時代の主役は小さなアリ社会性昆虫の初登場。働きアリ、兵隊アリ、女王アリ、雄アリなどそれぞれに役割を担い、アリコロニーで集団生活を送るのだ。ちなみに、アリはハチから進化、シロアリはゴキブリから進化したという全く別のルーツを持つらしい。ゾワゾワ…。

さて。白亜紀は大陸分裂により海底が隆起して浅瀬が多く形成されたこと。隔絶された各大陸で独自の気候環境が形成されたこと。大陸分裂によって温暖化が進んだことなどから、多種多様な恐竜が繁栄を極めた。

白亜紀も後期になると代表的な恐竜はお馴染みの名前が多い。
獣脚類:ティラノサウルス
鳥盤類:トリケラトプス
翼竜:プテラノドン
海生爬虫類:モササウルス

彼らの存在を示す世界最大級の恐竜化石層がこちら。

ダイナソール州立公園

白亜紀後期7500万年前の地層。考古学者ジョセフ・バール・ティレルが肉食恐竜の頭蓋骨を発見して以来、多くの化石が出土。しかも完全な恐竜の骨格が150体以上も発見された。

大量絶滅(約6500万年前)

世界各地を恐竜が闊歩した黄金時代も終末を迎えてしまう。

絶滅の原因は大きく2つ。

①火山活動による地球温暖化
過去4度の絶滅と同じく火山活動。今回の引き金はレユニオン・ホットスポット。大量のマグマ放出によって、すでに過去と同じ絶滅セオリーを踏み出していた。

②隕石の衝突
エベレストほどの小惑星が時速10万kmで、メキシコのユカタン半島に衝突。これが絶滅の決定的な一打となる。

衝突地点から1000km範囲内は熱放射により一瞬で生物死滅。衝撃波で大地震が起こり、各地の沿岸部はもちろん北米大陸全土を津波が飲み込んだ。

1時間後、大気圏外に弾け飛んだ小惑星などの破片が重力で再び地上へ落下。火の玉が雨のように落下し地上を焼く。2時間で窒息するほどの粉塵が地球の半分を覆った。

恐竜絶滅は隕石衝突わずか1日で終わる。

この隕石衝突の痕跡が、メキシコから遥か遠くデンマークの海岸に残る。

ステウンスの崖壁

チクシュルーブ隕石衝突によって巻き上げられた灰が積もった白亜紀〜第三紀の境界を示す地質。地球史上最も新しい絶滅時の化石が完全な形で残る。ここは物理学者ルイス・アルヴァレズと息子らが、恐竜の絶滅が小惑星によって引き起こされたとする証拠として研究していた場所としても有名だ。

白亜紀末は鳥類以外の恐竜、アンモナイト、首長竜類、モササウルス類も絶滅してしまったが、地球上生命体の命のリレーは途切れなかった。

新生代へ

5回目の大量絶滅から約1000万年間を暁新世ぎょうしんせいという。個人的にとても好きなネーミング。

この時代のサバイバーで始新世に多様化を果たしたのは、恐竜唯一の生き残り鳥類、哺乳類や被子植物だった。

この始新世期の生物繁栄の証拠を示すのがこちら。

メッセルの化石採掘地区

厚さ190mのオイルシェール層ワニやネズミなど化石が豊富に含まれている。非常に壊れやすいため、化石を一度樹脂で覆ってから慎重に掘り出さなければならない。哺乳類の初期進化の貴重な情報である。

ワディ・アル・ヒタン(鯨の谷)

始新世(約4000万年前)のクジラの祖先の化石が多数出土。バシロサウルスと呼ばれる後ろ足のあるクジラ類の化石が有名。陸上哺乳類が海生哺乳類へ進化する過程の重要な証拠を示している。

『物語は石に刻まれている』

人類がまだ存在さえしなかった太古の地球。それは石に刻まれ、多くのことを物語ってくれました。現在でも多くの化石が世界各地で発掘され続けています。もしかしたら、あなたの足元にもそんな太古の物語が刻まれているかも知れませんね。

ひとまず、今回の太古の時空旅行はここまで。

あとがき

参考資料


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