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AIで出来る事の幅が広がった今、効率化よりも「きっかけ」を散りばめたい。

24年間、小資金マーケティングを専門として活動している菅智晃です。小資金で年商1億円事業を6つ構築した経験を踏まえて、運営12年目のマーチャントクラブでの出来事や、実体験で得た考え方をお届けしています。


AI活用で注目される事と言えば、「効率化」という言葉が出てくる人が多いと思います。文章も、画像も、資料も、ツールも、アイデアの壁打ちまで。昔なら外注しないとできなかったことが、自分の手元で形になる。

時間が短縮される。手間が減る。負担が軽くなる。僕自身、それで楽になった場面はいくらでもあります。おかげで僕も仲間やクライアントとの対話の時間を格段に増やす事ができました。

が…AI効率化のムーブに対して、どこか心が動き切らない感覚が、ずっと自分の中にありました。これだけできることが増えたのに、なぜだろうと。

同じように、どこかこうピンと来ない方っていませんか?最初こそワクワクしたけれど、大衆が「効率化」に躍起になる流れへの違和感。

今から約20年前に出版した時、WEB2.0時代の「効率化・自動化」を危惧する内容を書いた事がありました。その時と今の光景は非常に似ています。

前日、僕が起業した経緯を振り返る事があったのですが、改めてようやく理由が見えてきたんです。

効率化だけでは、心が動き切らなかった

効率化というのは、よく見ると内側に向いたベクトルなんですよね。自分の作業を減らす。自分の時間を空ける。自分の生産性を上げる。求めている人がいれば、それに応える価値は確かにあります。

ただ、僕が本当にやりたいことは、そこではありませんでした。僕が作りたいのは、誰かが一歩目を踏み出すきっかけです。自分が楽になるためではなく、誰かが動き出すために、この道具を使いたい。

これは、起業したての人だけの話ではありません。キャリア10年目でも20年目でも、人は止まる時があります。むしろ経験があるからこそ、積み上げたものや周りの見られ方が頭をよぎって、次の一歩が重くなる。そういうことってありませんか?

守りではなく攻めのための道具。というと語弊があるかもしれません。誰かのきっかけになる可能性があるものを、せっかくなら作りたい。守備は任せた!僕は攻めの一手をという気持ちです。

マーチャントクラブを約12年運営してきて、間違いないなと思っていることがあります。それは、打席に立っている回数が多い人ほど、それぞれの理想に近づいていくということです。

もちろん全員が同じ結果になるわけではありません。目指す場所も商品の形も人それぞれです。それでも、動いている人はやっぱり変わる。話す内容が変わり、見えている課題が変わり、相談の中身まで変わっていく。

特別な才能があったから、ではないと思っています。まず一歩踏み出した。やってみた。聞いてみた。試してみた。その結果として、次の壁が見えてくる。順番が逆なんですよね。動けるようになってから動くんじゃない。動いたから、動けるようになっていく。

動く前の壁は、たいてい想像の壁なんです。多くの人は、動く前から壁を想像します。時間がない、スキルが足りない、自分にはまだ早い、誰に届ければいいか分からない。本当に壁なのかもしれません。

でも、動く前に見えている壁って、人から聞いた壁や、頭の中で組み立てた壁であることが多いんです。自分ではっきり自覚した壁ではない。本当の壁は、一歩手前まで進んでみないと姿を現しません。

発信してみたから、反応が薄いという壁が見える。商品を出してみたから、伝え方が弱いと分かる。相談してみたから、自分の言葉が整理できていないと気づく。動く前に悩んでいた壁と、動いた後に出会う壁は、別物です。だから僕は、その一歩手前に置けるものを作りたいんです。

先が見えすぎると、一歩目が重くなる

AIの時代になって、体験が大事だとよく言われます。本当にそうだと思います。ただ、体験が大事と言われても、その場に飛び込むこと自体が重い人もいます。先を走る人を見て、すごいなと思う一方で、自分とは遠い世界に見えてしまう。

しかもAIは、かなり先まで予測してくれます。こうした方がいい、こういうリスクがある、ここでつまずく可能性がある、と。便利です。でも、先が見えすぎることで、考えることも選択肢も失敗の可能性も増えすぎて、かえって動けなくなることがあるんじゃないかと、会員を見ていて思いました。

心理学に、自己効力感という言葉があります。ざっくり言えば「自分にもできそう」と思える感覚のこと。人は正しい方法を知ったから動くわけじゃない。自分にもできそうだと思えた時に、はじめて足が出る。全部は無理でも、ここだけならできそう。その感覚さえあれば、行動は変わります。

また、行動活性化という考え方もあります。気分が上がってから動くのではなく、少し動くことで気分や認識の方が変わっていく、という見方です。やる気が出たら発信する、自信がついたら商品を作る、と待っていると、いつまでも動けない。1投稿してみる、1人に聞いてみる、1ページ作ってみる。その小さな一手が、次の疑問と次の改善点を連れてきます。

長らく共に活動をしているマーチャントクラブ新宿支部の井口さん、同じく江戸川支部の飯島裕之さんことKunKun。2人は、挑戦の継続という姿勢を貫き始めてから、目覚ましいほどの成果を上げています。

AIは、PDCAのサイクルを早める事ができるので「打席に立つ回数」が段違いに変わります。2週間に1回の支部代表会議のミーティングでも、2人の活動報告は非常にワクワクするし、周囲にも良い影響が広まっています。

さあ今日は、誰を全力で喜ばせようか

何がきっかけになるかは、本当に人によって違います。ある人には文章が、ある人にはチェックリストが、ある人には触って動かせるものが響く。だったら、考えられる限り作って、いろんな角度から散りばめておきたい。100人に1人でも誰かのきっかけになれば、作る意味は十分にあります。

しかも今はAIがあります。昔は1つツールを作るだけで腰が重かった。企画して、仕様を決めて、開発して、修正して。その工程をかなり軽くできるようになった。1個のハードルが下がったなら、10個作れる。10個作れるなら、100通りのきっかけを置いておける。この手数を持てたこと自体が、僕にはとても大きく感じられます。

僕のビジネスの信条に、「さあ!今日は誰を全力で喜ばせようか!」という言葉があります。AIで何かを作る時も、結局そこなんですよね。効率化のためだけに作るんじゃない。

あの人ならここで止まっているかもしれない、あの人ならこの形にすると動きやすいかもしれない、と一人一人を思い浮かべながら作りたい。

僕が散りばめる「きっかけ」は、あなたにとって響かないかもしれません。そんな時はスルーで構いません。でも、半年後にふと必要になるものを、僕は作れるかもしれません。

なので、菅のnoteを一応フォローしておくか!くらいの感覚でぜひお付き合いください。皆さんのnote記事を読みながらアイデアを形にしてきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!


AIによって、できることは確実に増えました。でも、選択肢が増えたぶん、何から始めればいいのか分からなくなることもあります。

マーチャントクラブは、個人事業主や一人社長が、学び、実践し、自分に合った次の一歩を見つけていく場です。

  • やりたいことはあるけれど、一歩目が重い方

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菅智晃|実体験から仕事のヒントを得るnote 最後までお読みくださりありがとうございました!経験を積むほどに学びと挑戦に貪欲になっています。またぜひ見に来てください。そして繋がりましょう!