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折りたたみ傘のような「あると安心」の配慮でサービスを設計する。

「さあ、今日は誰を全力で喜ばせようか」を信条に22年間マーケティングに没頭中の菅智晃です。noteでは実体験で得た考え方をお届けしています。


使わないけど持っておきたいモノって、ありませんか?

例えば、カバンの中身だと、

「この絆創膏、使った記憶ないけど…なんとなく持ち歩いてる」
「晴れでも、折りたたみ傘が手放せない」
「スマホでメモするのに、アナログ手帳もカバンに入ってる」

僕の場合、「SSD外付け4TB」が、カバンの中に入っているのですが、購入して数年…1度も使用していません。でもあると安心。

実はこれらの「安心グッズ」は、ビジネスにおける信頼設計と深くリンクしています。

なぜなら、人は「実際に使うかどうか」よりも「備えてあるかどうか」に、安心感と信頼を覚えるという結果が研究で示されています。

「備えがある」というだけで、信頼される

行動経済学でいうと、これは「セーフティニーズ」への配慮です。たとえば、商品購入ページにある「よくある質問」や「返金保証」。

実際には読まれない、あるいは使われないことが多いけれど、あるだけで安心につながります。

心理学でいえば「周辺ルート(周辺的説得)」にも当てはまります。人はすべてを精査せず、雰囲気や信頼感で判断する傾向があります。だからこそ、絆創膏や折りたたみ傘のように「あること」が「もしもの時の信頼」を生むのです。

小さな事業者こそ「使われない安心」を設計する

たとえば、以下のような工夫があります。

  • 予備プランを用意しておく
    例:実際は選ばれないとしても「フルサポートの高額プラン」を提示
    → 他のプランが割安に感じられる(アンカリング効果)

  • 使わないかもしれない資料をあえて付ける
    例:PDFで提供する「購入ガイド」「お困り時のQ&A」など。

  • 使わなくても「ある」ことが嬉しい特典
    例:再配信が見られるオンライン講座、再受講制度の明記など

これらは、サービスの本質とは関係ないようでいて、「この人はちゃんと考えてくれている」と感じさせる設計になります。

これは決して、アレもコレも加えるという多機能サービス設計ではなく、配慮を前提とした設計にする事がポイントです。

ブランディングとは「気づかれない安心」の積み重ね

有名な事例でいえば、飛行機の非常用マニュアル。読まれることはほとんどないけれど、あることで信頼が担保されます

また、高級ホテルのアメニティに「使わないけど上質なブラシ」があるように、「細部まで備えられている」ことが、ブランド全体の安心感を底上げします。

こうした設計は、小さな事業者にも応用できます。

  • HPやLPの末尾にある「代表者メッセージ」

  • 講座終了後の「振り返り資料」

  • わざわざ準備された「おまけ特典」

どれも「使われないかもしれない」けど、あるだけで「安心の記憶」として残ります。「使われない=無駄」という訳ではありません。

信頼は「見えない準備」から始まっている

つまり、信頼とは「目に見える結果」だけではなく、目に見えない配慮や準備から始まるもの。そして、その積み重ねこそが、ファンを生み、選ばれ続ける理由になります。

ビジネスも同じ。お客さんのカバンに、自分という「安心グッズ」をそっと入れてもらえるような存在を目指してみましょう!

「使うかどうか」ではなく「備えてあるかどうか」

この視点が、あなたのブランドに「安心と信頼」をもたらす一助になるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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菅智晃|小さな事業を長く続ける技術 最後までお読みくださりありがとうございました!経験を積むほどに学びと挑戦に貪欲になっています。またぜひ見に来てください。そして繋がりましょう!