俳句 〜分類の仕方についての疑問〜短文エッセイ
俳句にご興味のあるnoteのみなさまに俳句の様々なことについてご紹介していく記事です
『俳句
〜分類の仕方についての疑問〜』
俳句の世界では現在、
文語俳句=古い時代の書き言葉の俳句
口語俳句=現代の話し言葉の俳句
という分類が広く受け入れられています。
それに基づく作品の例は、
巻くかぜの真中に鶴の凍てにけり
綿虫や伸べてさびしきたなごころ
白鳥が輪のまんなかをおよぎます
あかるいねすこし傾くオリオンが
といったものです。
ただこの分類の仕方だけを見ると、
「現代の書き言葉の俳句」
が、そのどちらに分類されるのか明確に読みとることはできません。
そうした作品の例は、
はるの鹿くびをのばして飲む淵よ
つばめの巣ふえゆく声を見守るか
てのひらを波があらえばさくら貝
といったものです。
このことから上記の分類では、
・俳句における書き言葉は古い時代の言葉だけ
・現代の言葉を使う場合はふだん話すしゃべり言葉を使うこと
と言い切っているともとれてしまいます。
こうした極端な分類が広くひろまりつづけたことで、俳句で使う言葉への認識も現在同じように極端なものになっているように見受けます。
前述したように現在の俳句には、
「口語体、現代仮名遣い」「現代的な切れ字」
を使うなど、主に現代の書き言葉を基本にした詠み方も存在しますが、
上記の分類ではそれはなかば存在しないものとして扱われてしまいます。
こうしたかたよった分類の仕方を現在も採用しつづけている俳人の方、俳句指導者の方もおられるようです。
それもあって、新しく俳句を初める方々は、
・古い時代の書き言葉か
・現代の話し言葉か
その大変両極端な言葉の一方を選択することを暗に強いられてしまう場合もあるようです。
ただ現在、俳句で使われる言葉には、
「古典的な言葉」「現代的な言葉」「現代のしゃべり言葉」
があるともいえそうです。
それらを用いた俳句作品は実際に多くつくられ、書籍、冊子、ネット上などでも発表されています。
下記のリンクもご参考の1つになるかもしれません。
こうした疑問は一読ささいなことにも思えますが、俳句初心者の方々にとってはご自身の俳句の今後を決定づける重要な事案ではないかとも思います。
俳句で使われる言葉や作品の変化に応じた新たな分類の仕方が、今後次第に求められてくるのではないかとも感じました。
実際の作品づくりを通じてこれからも俳句に関する様々なことについて少しずつ学び、知っていきたいと思っています。
いつも
ご覧いただき
ありがとうございます
*個人的な疑問について書かせていただきました
*至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあるかと思いますがご容赦ください
*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります
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