空想科学日記:恒点観測員が泣いた日──ブスの仮面と現代ディストピア
現代社会に潜伏する「ちょうどいいブス」
社会構造を眺めていると、
たまに特撮怪人よりも高度な戦略を駆使する存在に出会う。
それが──
「ちょうどいいブス」
いや、もっと正確に言うなら、
「上の下」もしくは「中カースト」と呼ぶべき層だ。
彼女たちは、
ブルジョアやイケメンたちに遊ばれる運命を背負っている。
にもかかわらず──
「私はモテている(=ニーズがある)」と認識している。
しかしこれは、
男性から見ると、正直かなり耐えがたい光景だ。
「ちょっといいブス」が、
遊ばれていることを”イケてる証拠”と錯覚している。
このズレが、現代社会の滑稽さを際立たせている。
ステルスマーケティング型モンスター
だが、彼女たちは生存スキルに長けている。
ステルスマーケティング。
これが、彼女たちの必殺技だ。
美人ではないという仮面を被り、
「もしかして、俺でもいけるかも」
という絶妙な幻想を、男性一般層に植え付ける。
だが──
抱けない。落とせない。届かない。
そして、
時間と金を、静かに接種される。
まるで、
知らないうちに侵食される寄生型エネルギーシステムのように。
ウルトラセブン失格──ダンとアンヌの失敗
ここでふと、ウルトラセブンを思い出す。
モロボシ・ダン──
地球に潜伏し、恒点観測員として静かに任務を遂行するはずだった彼は、
年頃の女性・アンヌに非モテコミットを繰り返し、
最後には自らの正体までバラしてしまった。
これは、
恒点観測員としての重大な職務違反である。
調査員失格。
完全な失態だ。
ブスという仮面を被った悪魔たち
だが、ちょうどいいブスたちは違う。
イケメンに抱かれれば浮かれるが、
一般層の男性には決して本性を見せない。
弱みを見せれば、揚げ足を取られることを、
彼女たちは本能で知っている。
だからこそ、
「ブス」という仮面を完璧に被り続ける。
地味に見えたり、冴えないように見えるのは、
彼女たちにとっては防御装備なのだ。
中身は、
イケメンや金持ちとのセックスに浮かれる子豚。
だがそれを、
決して一般層には悟らせない。
モロボシ・ダンは失敗したが、
彼女たちは、決してブレない。
現代ディストピアの縮図
男たちは、
ブスを追いかけ、
金を溶かす。
気づいた時には、
現代という名のディストピアに、
静かに取り込まれている。
これはもう、
新しい形の終末ストーリー
と言っても過言ではない。
※記録者:イズミ隊員
地上での観察はXでも継続中。
怪獣とソフビの動向、国家のエラー、社会という構造物のひび割れをポストで記録しています。
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