著者としての先輩である祖母のこと
本を出版している祖母
自己紹介⑴では、私の父が祖父の自伝などの著作を残さなかったこと、そして私もうかうかしていたら何も残さず死んでしまいそう、ということをお話ししたのですが
実はその父の母、つまり私の祖母は、私が生まれた頃に既に本を一冊出版しているのです

祖母の著作は、祖母の2番目の息子(私にとっての伯父)が当時赴任していたアメリカ、ワシントン周辺を訪ねた1ヶ月半の日々を綴った旅日記です。
もともとは祖母が自分のための備忘録として書いていたものらしいのですが、息子の勧めで本の形にしたようです。非売品ですが、214ページもあり、奥付に「著者発行者」として祖母の名前が書いてあります(しかもサイン本です笑)。
明治生まれの当時60代後半の一般人女性にしては、なかなかやるなあと思いませんか?
私にとっては自慢のおばあちゃんでした
私の師匠でもあり、友人でもあった祖母
祖母はお茶とお花と書道の先生をしていました。小さい頃から祖母の母に仕込まれており、厳しい人だったのでとても辛い思いをしたそうです。
私は離れて暮らしていたのですが、大学進学後は、授業のあとで祖母の家に行き、他のお弟子さんと共に教えてもらっていました。
お稽古の日は、始まる1、2時間前に着き、三笠山などをいただきながらよく話し込みました。
祖母の気質が私は好きで、とても話が合いました。祖母の造詣の深さにはまったくかないませんが、小さい頃から歴史小説が好きだったおかげか、昔の話を聞くのが楽しく、祖母の話し相手くらいにはなれたのだと思います。
祖母と孫というより、仲の良い友人のようだったと自負しています。
こうして祖母の文章を読むと、祖母の匂いがします。祖母の佇まい、話し方、笑顔、昔の今里の暗い仏間や、大きな桐箪笥も見えてきます。
そう!こういうことのために、私も文章を残したいんです。
祖母が1冊上梓しているのだもの!孫も頑張らなくちゃ〜
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