クスノキ出版活動記録 #10:加須の名品が並ぶ棚に、物語も並んだ──加須市物産観光協会 取扱開始記
加須うどんと、地酒と、こいのぼり。その隣に、本を置かせていただきました。
2026年5月、加須駅前の「加須市物産観光協会」の店頭に、『少年探偵のデジタル・スケッチパッド』シリーズを並べていただくことになりました。加須の名品が集まる、あの棚にです。
今日は、その棚に本が並ぶまでの話と、店頭に立ったときに感じたことを、書き残しておこうと思います。
加須を代表する品々が並ぶ、あの棚
加須市物産観光協会の店頭には、加須を象徴する品々が並んでいます。

明治時代から続く手描きこいのぼりの手ぬぐい。「加須で呑むなら 加須の酒」のポスターのもとに並ぶ地酒や加須麦酒。「加須うどんの日」の記念日登録証。ご当地マンホールのグッズ。地元工房の手づくりの品々。どれも、加須の人たちが大切に守り、育ててきたものです。

その棚に、自分の本を並べていただく。これは、ただ「販路が増えた」という以上の意味がありました。加須うどんや地酒と同じように、『少年探偵のデジタル・スケッチパッド』が「加須を語る地域コンテンツのひとつ」として認めてもらえた──そう感じられたのです。

「聖地巡礼で加須が賑わう未来を夢見ています」
取扱にあたって、加須市物産観光協会の事務局・塚原さんから、心のこもった推薦コメントをいただきました。
その中に、こんな一節がありました。
「いつかデジスケを片手に、作品に出てくるスポットを辿るように"聖地巡礼"をするファンで加須市が賑わう…そんな未来を夢見ております」
このシリーズを書きながら、私がずっと願っていたことを、塚原さんが言葉にしてくださった気がしました。物語の舞台になった千方神社や加須はなさき水上公園を、本を片手に歩く人がいる。そんな光景が、いつか加須に生まれたら。それは、加須で生まれ育った私にとって、何よりの夢です。
観光協会には、市外・県外からもたくさんのお客様がいらっしゃいます。「加須をまだ知らない方にも届けたい」と言ってくださったこと、本当にありがたく思っています。
全国のニュースメディアに届いた、加須の物語
この取扱開始を、25のニュースメディアに掲載していただきました。ライブドアニュースやニコニコニュースをはじめ、全国の媒体に「加須発のご当地ミステリーが、地域の名品とともに並ぶ」というニュースが届いたのです。
加須という町の名前と、加須うどんやこいのぼりという地域資源の名前が、全国のニュースの見出しに乗る。地域に根ざした出版社として、これほど嬉しいことはありません。
加須市物産観光協会の皆さまの推薦のおかげで、加須の魅力を全国に発信することができました。改めて、御礼を申し上げます。
棚は、町の縮図だと思う
物産観光協会の棚を眺めていると、これは加須という町の縮図だな、と思います。
うどんも、地酒も、こいのぼりも、それぞれの作り手が、加須という土地の上で、長い時間をかけて育ててきたもの。その隣に並ばせてもらうということは、私もまた、加須の土地の上で物語を育てていく一人なのだ、と背筋が伸びる思いがします。
棚の一冊が、いつか誰かの「加須を好きになるきっかけ」になりますように。そう願いながら、これからも一冊ずつ、丁寧に物語を届けていきます。
シリーズ概要
第1巻『鯉のぼり職人が遺した町の誇り』──2025年12月発売(ISBN 978-4-9914597-0-2/1,500円税込)
第2巻『廃墟の少女と夏の光る記憶』──2026年2月発売(ISBN 978-4-9914597-1-9/1,500円税込)
漫画第1巻(A5判フルカラー)──2026年4月発売(ISBN 978-4-9914597-2-6/1,500円税込)
第3巻──準備中(加須市を舞台に)
取扱店
加須市物産観光協会(加須市中央1-11-41 加須市商工会館1階)★新規
カサモ関口商店(加須市本町12-41)/ブックセンターやまと(加須市中央2丁目10-9)
加須市立図書館 全4館(加須・大利根・北川辺・騎西)
公式ネットショップ:https://kusunokipub.official.ec/
全国:Amazon Kindle電子書籍/ペーパーバック
