結婚の決め手②
この前は彼が私を結婚相手として選んでくれた理由を書いたから、私が彼を選んだ理由も書こう。
それはズバリ、旅行で雨が降っても機嫌が悪くならなかったから。
付き合い初めて1ヶ月半後に、一緒に京都旅行に行った。
6月下旬の京都は梅雨真っ只中で、京都市内を観光した1日目は小雨だったのに、2日目に千本鳥居のある伏見稲荷大社に行ったときは土砂降りで、よりによって傘は旅館に置いてきていた。千本鳥居を上るにも下るにもまだまだ距離があり、雨宿りをする場所もない。
相手の機嫌が悪くなってもおかしくない状況に、内心ではかなり焦っていた。過去にそういう人がいて、とても消耗していたから。
けれど、彼は平然としていた。
怒りもせず、変なテンションになるわけでもなく、いつも通り。
「この人とならやっていける」と確信を持てた瞬間だった。
その後も、那須でバケツをひっくり返したような雨が止まず、仕方なく傘を買った5分後に晴天が広がっても、沖縄で台風が直撃して、半日ホテルに閉じ込められても、彼が機嫌を損ねたことはない。
というか、十数回の彼との旅行で雨が降らなかったことは1回しかない。
しかも、その1回は私が風邪を拗らせてほとんどの予定をキャンセルしたが、それでもいつも通りだった。
ほんとに些細なことだけど、私が彼と結婚しようと思った理由はこれ。
絶対的な安心感があることは、私にとっては何よりも大切なことだ。
