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最大の難関

引っ越しが終わり、とうとう一人暮らしが始まりました。
積みあがった段ボールの山と、段ボールに収まりきらなかった荷物に囲まれた部屋の中で、かろうじて確保された寝床だけが唯一の居場所です。
持ってきたデスクの上には、PC本体の入った大きな段ボールがどっかりと腰を据えています。机といすでご飯はまだしばらくお預け。朝食も昼食も、なんなら夕食だって小さめの段ボールの上で。
そんな日を2〜3日ほど送りながら、一人暮らしの門出にと母が購入してくれた新しい収納用ワゴンなどを組み立てていきます。
まだこの地域のゴミ出しがわからなかったから、捨てるタイミングを逃して玄関に溜まっていくカラの段ボール。続々と届く家電たちに、事前にあれだけ買い物をしたのに生活を始めると見えてくる足りないもの。

そんな、居心地のよかった実家とは正反対の、散らかっているのか片付いているのかもわからない新居で、私は途方にくれました。

しまった。
「家に一人」しかいないことが、こんなにもさみしいなんて、思いもしなかった。

引っ越してすぐはまだ身体的な疲労が溜まっていて、夜に思いにふけるようなこともなくコテンと眠りについていました。それでも、テーブルの上のPCをどかして、専用のワゴンに乗せて。デスクの上を整えて、夜はぐっすり眠ってご飯を食べて、段ボールの山が減っていくにつれ、溜まった疲労も回復し始めます。

すると、昼も夜もさみしさで頭がいっぱいになって、話し相手を求めてDiscordのサーバーをさまよったり。泣きながら母に電話をしたりして。(一人暮らしを初めて最初の週末は実家に帰りました笑)
自炊は下手なままだし、定期的な掃除も苦手だし、唯一楽しい家事は洗濯くらいな中で、私は今、一人暮らし最大の難関、「さみしさ」と戦っています。

でも、このさみしさと向き合うことも治療の一部なのかもしれません。
そう思いながら、今日も少しずつこの部屋で暮らしています。


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