第1話:クズの履歴書 〜進学校からFラン、そして仕事を飛んだ俺が士業を目指すまで〜

俺の名前は屑原誠。30代後半、独身。
同棲中の彼女はいるが、胸を張って言えるものは何一つない。

プライドだけは腐るほど高かったので、これまでこの話を誰かにしたことは一度もない。
いや——正確には、誰にも言えなかった。
これは、ずっと心の奥底に隠してきた、俺自身への遺書みたいなものだ。

高校は進学校だった。
あの頃は「まあまあイケてる人生送れるだろ」なんて、本気で思ってた。
でも、現実は容赦がない。
勉強に置いていかれ、劣等感に飲まれ、気がつけばFラン大学に流れ着いた。

大学に入っても、「本気出せば俺はできる」なんて、どの口が言うかっていう妄想を抱えながら、何もできないまま日々が過ぎた。

リーマンショックで新卒カードは紙屑に変わった。
慌てて飛び込んだのは日本でも有数のブラック企業。
毎日終電、休みの日も鳴り止まない上司からの着信。
心も体もボロ雑巾みたいに擦り切れて、最後は仕事を飛んだ。

次に選んだのは派遣社員だった。
「正社員なんてクソくらえ」ってカッコつけたけど、本当はただ責任を負う覚悟がなかっただけだ。
誇りも未来もない職場で、また仕事を飛んだ。理由? 聞くな。
誰もいない安アパートでスマホを握りしめてると、胸の奥がざらざらして、吐きそうになる夜があった。

残ったのは、借金と、心の底に沈殿した「どうしようもない自分」だけ。

人に頭を下げるのが死ぬほど嫌だった。
「俺は人の下で働く器じゃない」なんて、今思えば失笑もんだが、そのプライドだけは奇跡的に腐らず残っていた。

だからこそ選んだのが、士業という生き方だった。
理由は単純。「誰にも指図されず、自分の名前で食っていきたい」。
それだけだ。
見返したい奴もいない。ただ、自分の腐った人生にケリをつけたかった。

俺はこれから書く。
底辺から這い上がるまでの全記録を、全部曝け出して書いていく。
誰に頼まれたわけでもない。けど書かなきゃ終われない。
恥も後悔も嘘もない、生の言葉をぶちまける。

この先、どれだけ惨めで、情けなくて、みっともない話が飛び出すかはわからない。
でも、それを信じるかどうかは——お前次第だ。

次回から、もっとえぐい話をする。覚悟して読め。

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