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【怪談まとめ】異世界へ行った怖い話【約3万字】


俺が異世界に行った話をする

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:30:39.34 ID:pDww8pjjO
去年の4月に大学を卒業して、マンションに引っ越した。

そのマンションが 回=回=回= ←こんな形をしたマンションなんだ。真ん中が中庭になっていて、俺は左端に住んでる。

=のところも部屋があってマンションは6階建て。右側にマンションの玄関があり、そこからしか出入りはできない。

中庭といっても地面も壁もコンクリートで使い道は全くない。

で、俺の住んでる部屋からはドアがあって中庭に入れる。他の部屋からは不可。

その中庭がおかしいんだ。

どうおかしいかは説明できないんだが、とにかく中庭にしばらくいると目が回って気分が悪くなる。


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:32:13.42 ID:pDww8pjjO
住み始めた頃は中庭には入ることもなかったからわからなかったんだけど

5月に部屋を掃除することにしたんだ。

で、小さな虫が結構わいてくるから、殺虫剤をまきに中庭に入った。

殺虫剤をまいてたらフラフラしてきたから始めは殺虫剤の成分を吸い込み過ぎたかと思って気にしなかった。

さらにしばらくして6月にまた掃除をしに中庭に入った。

ほうきとちり取りを持って中庭に入ったんだが、それだけでフラフラしてきた。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:33:10.33 ID:pDww8pjjO
暑かったし、空気が篭る場所だからそれにやられたのかなと思ったけど

休み休みしながら中庭を掃除した。

中庭に入ると視界がぐるぐる回り、部屋に入るとすぐに回復。

あまりにもすぐに気分が悪くなるし、部屋に戻れば良くなるからなんかヤバい気体でもわいてるのかなと思った。

管理会社に電話して中庭について聞いてみたら「以前に住んでいた人からはとくに連絡はありませんでしたが念のため」

というわけで来てもらって調査してもらった。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:35:13.70 ID:pDww8pjjO
管理会社の人がやってきて排水溝やなんかを調べてくれたけど異常なし。

俺も立ち会ったんだけど、どうも目が回るのは俺だけのようだった。

臭いもしないし、管理会社の人は気分悪くならなかったので、そのまま帰ってもらった。

その後も中庭に入ると目がぐるぐる回るのは続いた。正確には中庭に入り、部屋との境のドアを閉めると、なんだが。

で、10月の掃除の日に中庭に入った時ことなんだ。

別に暑くもなく、俺の体調も全く悪くない。

中庭に入ってすぐに目がぐるぐる回った。今までよりはるかに強かった。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:37:57.15 ID:pDww8pjjO
ドアを閉めた瞬間に一気に上下がわからなくなり、倒れてしまったんだ。

気分が無茶苦茶悪くなり、吐きそうになりながら、とにかく身体を左右にゴロゴロ転げ回していた。

視界が赤黒く染まっていき、そのまま一瞬だけ意識がなくなった。

一瞬というか瞬きした瞬間に赤黒いのがなくなった。

気分が悪いのも全くなくなり、俺はそのまま掃除をして、部屋に入った。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:39:11.91 ID:pDww8pjjO
部屋に入った後、喉が渇いたから水を飲もうとキッチンに向かった。

キッチンから空が見えるんだが、とにかく空が青い。

やたらと濃い青色をしてるんだ。

今日はいい天気なんだなー、とか思いながら、俺は掃除も終わったし、漫画を読みにコンビニに向かった。

玄関から出て空を改めて見ると驚愕した。

とにかく濃い青色で説明しにくいけど空が高い。

で、空気に臭いがあった。

嫌な臭いではないけど、とにかく嗅いだことのない臭い。


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:40:41.07 ID:pDww8pjjO
マンションの廊下を通って、コンビニに向かうんだけど町内会の掲示板がある。

そこに目をやると違和感を感じた。見てみるとなんだか脈絡のない文書ばっかりなんだ。

ア活めるゆフィ柿のさと

とか日本語をごっちゃ混ぜにした文書が書かれてる。

掲示板に張られている紙が全部そんな感じ。

政治家のポスターなんかも政治家の顔写真に

へつ下のイ目はタイ燻ら當兎

(タイの次の字はこんな見た目だった。政治家の顔は誰が知らんけど普通)


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:43:01.41 ID:pDww8pjjO
俺はまた???ってなってとにかくコンビニに行こうとマンションを出た。

マンションを出て道を挟んだらすぐにコンビニがある。

で、マンション前の道路で信号待ちをしてるとやっぱりおかしい。

コンビニの看板やマンションの横は花屋なんだが、花屋の看板もおかしい。

花屋はヤ母イ

とか、コンビニは

イイ目だ

とか書いてある。

通行人とか車はいるんだが、そっちは普通。とくに変わったところはなかった。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:47:12.62 ID:pDww8pjjO
コンビニに入ると

アヨダナマーリッサー

的な声を店員が発した。

本棚に向かうと本の表紙の文字もおかしい。掲示板と一緒で日本語をやみくもに並べた感じ。

で、段々と怖くなってきてなんとなく携帯電話を取り出した。

携帯電話は圏外。メールとかは今まで通り普通の日本語。

本棚以外の商品とかをみてもわけがわからない日本語の羅列。

さらに怖くなってきてコンビニを出た。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:51:37.64 ID:RY79mtFW0
念のために聞いておくがおかしな薬をやってたりはしないよな?


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:52:03.15 ID:pDww8pjjO
おかしい。おかしい。と思いながら部屋に戻ってテレビをつけるとテレビの言葉も理解できない。

見たことない番組ばかりで知ってるタレントなんかは皆無。

水をもう一杯飲んで自身を落ち着けた。

頭を打っておかしくなってしまったのかと思い、近所の掛かり付けの病院にいくことにした。

病院に向かう道中も文字は意味がわからないものばかり。

とにかく誰か知ってる人に会いたい、話したいと考えながら病院に向かった。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:53:52.55 ID:pDww8pjjO
>>20
使ってないよ。



病院について病院の看板をみても意味不明。

言葉が伝わるかかなり不安な中、受付に行くと案の定、お互いに意味不明。

頭を打ってしまって調子が悪いんですが

と言ったんだが受付の人からはわけわからんことを言われた。

保険証を見せたんだが、首を傾げられる。

俺の言葉、わかりませんか?

というが全く伝わらない。

うにゃうにゃ何か言われて、受付の人が電話で何か話しだした。

で、白衣の男の人が出てきて、俺に話しかけるんだけど、全く何言ってるかわからない。


24 :◆oEuXbtOECc :2012/06/22(金) 23:58:01.58 ID:pDww8pjjO
男の人は受付のソファを指差し、俺を身振り手振りで誘導した。

俺と白衣の男の人と一緒に座った。

白衣の人はいろいろ話しかけてきてくれるんだが、俺は意味がわからず、保険証や運転免許証を見せたりしてた。

しばらくしたら警察らしき人が三人きた。

警察らしき人と白衣の人はチラチラと俺の方見ながら話をすると警察が俺に近づいてきた。

ペコッと頭を下げたあとに俺の手を取って軽く引っ張ってきた。

何がなんだがわからないがとにかく俺は警察が何とかしてくれると思ってそのまま引っ張られていった。


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:59:07.66 ID:RHynJ4KR0
ペースあげてどうぞ


26 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:00:12.32 ID:wZKc7ADxO
パトカー?の中で警察の偉いさんみたいな人が声かけてきたけど、やっぱりわけがわからない。

俺はもうとにかく泣きたくなってきて不安で不安で仕方なくなってきた。

恥ずかしながら母親に会いたいとか思いながらぶるぶる震えてた。

警察の偉い人は俺の肩から背中にかけて何度も何度も撫でてくれて、優しそうになんか言ってくれた。

おかげで何とか泣いたり、錯乱したりせずにおとなしくできた。

警察署みたいな場所について応接室?に場所に通された。

広くてソファがあってすぐに緑色のお茶らしき液体とお菓子らしきものを出してくれた。


29 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:04:37.80 ID:wZKc7ADxO
>>25
すまん、思い出しながら書いてる部分もあるから。小出しでいいならペース上げる。



お茶とお菓子をみると無性にがっつきたくなった。

ジェスチャーで食べていいみたいなそぶりがあったので、手を合わせてからお茶を頂いた。

少し熱かったけど、甘いとしょっぱいの中間みたいな味だった。

温かい物を口にしたせいか少し落ち着きを取り戻した。

お菓子にも手を伸ばした。形状は煎餅みたいなのと小さな饅頭みたいなの。

煎餅も饅頭もとくに変な味じゃなくそれなりにいけた。

警察署の人達が応接室にいて、ずっと俺を観察してた。


31 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:09:29.00 ID:wZKc7ADxO
お菓子を食べる手は止まらず、ずっとパクパク食べていたら、スーツの人が二人入ってきた。

スーツの人は俺の前で両手を出すと手の平を俺に向けてきた。

で、両手の裏表とひっくり返したら今度はかばんからペンライトを出した。

スーツの片方が俺の横に座って、両手を優しく押さえてきた。

別の片方がペンライトを指差すと光を俺の目の方へ当ててきた。

俺はそのまま光を見てるとペンライトのスーツにまぶたを広げられ反応?を観察された。

結局、両目やったあと、今度は口内、鼻、耳にも光をあてられた。


32 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:11:47.79 ID:wZKc7ADxO
診察みたいなのが終わって、隣のスーツが手を離してくれた。で、今度は話しかけられた。

スーツの人が何か言うと間があく。明らかに俺に質問をしていた。

でも、俺は言葉がわからないから黙っていた。質問毎に紙にチェックをしてた。

どうしていいかわからず首を傾げていたが、文字なら伝わるかも、と思って携帯電話を出した。


34 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:15:30.87 ID:wZKc7ADxO
スーツの人はなんかすっごいびっくりした感じになった。

でも、相変わらずわけのわからない言葉を警察の人と話して俺の携帯電話の画面を見せ合ってた。

その後、紙に「言葉がわかりません」ってスーツの人が書いて、ペンでその文字を指した。

俺は「うんうん」と頷いたんだが、そこで沈黙。

ちょっと間があってスーツの人が「言葉がわかりません」の文字の上を指でなぞりながら

ウヨメ、が、わかりません

ってゆっくりと言ったんだ。

で、俺が

ことば、が、わかりません

って返した。


35 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:18:28.90 ID:wZKc7ADxO
俺はペンを借りて「あ」って紙に書いて「あ」って言った。

そしたらスーツの人が「あ」と言ってうんうんと頷いてた。

今度は「こんにちは」と書いて「こんにちは」と言ったら一文字一文字指を指しながら

こ、ん、に、ち、は

ってスーツの人が言った。

今度は漢字で「京都」って書いて「きょうと」って言ったらスーツの人は首を振って「うんた」みたいなこと言った。

で、もう一人のスーツの人がそいつの携帯電話でなんか話し出した。


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 00:21:04.07 ID:mgwXMxgY0
どうやって帰ってきたのかが気になる…


38 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:22:49.26 ID:wZKc7ADxO
>>36
長くなりそうなんで、帰ってきたくだりだけ書きましょうか?



スーツの人が携帯電話で話し始めたら俺と話してくれてた人もそっちに注目して会話?は終了した。

携帯電話の通話が終了したらそいつが何やら話し始めたらんだが、わけがわからない。

で、スーツの二人はそのまま退室。俺はさらに???になった。

その後、警官が写真みたいなのを何枚が持ってきて、机に並べた。

写真は全て食べ物の写真だった。

うどんや丼、寿司もあったけど、中にはお米に野菜を刺したみたいな始めて見るものもあった。

警官が写真の上全体を軽くなぞった。

どれか一つ選んで

という意味かと思い、丼を指差した。


41 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:29:09.13 ID:wZKc7ADxO
うんじ?

みたいなことを言われたけど、俺はわけがわからなかった。

俺は丼の写真を指差して、箸で食べる仕草をした。

そしたら、大きく頷かれて部屋を出ていった。

で、その後はしばらく放置されて、そのまま。警官の人が何人かいるけど、無言だった。

俺はどうしようかと考えたけど、どうすることもできず、お茶を飲んだり辺りにあるものを観察したりした。

お茶は美味しいし、すぐにお代わりはくれた。

ソファを始め、机やドアなどとにかく今までとなんら変わらなかったが、文字が意味不明だった。

お菓子の包装紙にアルファベットが書いてあるんだが、これも意味不明。

英語ではないようだった。


42 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:29:52.53 ID:wZKc7ADxO
で、他にいろいろ物色しようと立ち上がろうとすると部屋にいた警官に囲まれてしまうんだ。

結構ガチな感じで囲まれて、明らかに臨戦体勢。

俺はびびっておとなしく座りながら辺りをキョロキョロしてた。

しばらくしたらさっき写真見せてくれた人が丼持って帰ってきた。

箸もあるし、どうぞ、みたいな手振りをしたので、手を合わせ、頭を下げてから頂いた。


43 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:31:01.89 ID:wZKc7ADxO
味は普通の卵丼だった。とにかく不安のせいかお腹が減っていたのでかなりの勢いでがっついた。

お腹が膨れ少しだが落ち着きが出てきた。

ずっと緊張しっぱなしだったがわずかに頭が回転しだした感じがした。

で、食べ終わると今度はいろいろな写真が出てきた。

人物とか風景とか絵画とか。

どれも知らないものばかりで反応に困った。

一枚一枚手に持ってくれて、見やすくしてくれたり、部分部分を指差してくれるんだが、どう対応していいかわからない。


46 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:35:09.53 ID:wZKc7ADxO
しばらくそんなやり取りが続いたが無意味と思ったのか終了した。

で、今度は病院から移動してきた時みたいに優しく手を引っ張られた。

移動するのか、と思った俺は立ち上がった。

今度は囲まれることはなく、手を引っ張られながら部屋を出た。

部屋を出るとなんとなく空気が重い感じがした。

さらにしばらく署内を歩くとSP?っていうか明らかに物々しい奴らが俺の周りを囲いだした。

俺はそのまま駐車場にいき、車に乗せられた。真っ黒ででかい車だった。

さらに前後には別の黒い車があって、一緒に走りだした。


49 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:37:36.73 ID:wZKc7ADxO
後部座席真ん中で左右は警官。

またまた俺は緊張しながらずっと移動した。

で、一時間ぐらい車内にいたんだが、眠くなって俺はそのまま眠ってしまったんだ。


気がつくと俺はベッドで横になってた。

車の中じゃなくて病院みたいなところ。

医者なナースっぽいのがたくさんいた。

起き上がろうとすると頭がガンガンに痛くなって、無茶苦茶気分が悪くなった。


50 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:40:15.07 ID:wZKc7ADxO
医者が俺の顔を覗きこみながら、ペンライトみたいなのでまた目や耳、口内を見られた。

とにかくちょっとの衝撃で頭が割れるように痛いので何もしてほしくなかったが、身体もうまく動かせなかったので、おとなしく耐えてた。

医者が診察を終えると他の医者達となにやら話しをし始めた。

で、話したかと思うと今度は違う医者がペンライトではなく顔や頭を触ってきたり、機械の棒みたいなのを耳や鼻に突っ込んだりされた。

医者達は基本的に無表情だけど、話す時は怪訝そうな感じだった。

俺はいい加減イライラしてきて「痛い!」って声にだした。

発した瞬間に医者達はかなりびびった感じになった。

で、そのあと、すぐに肩のあたりを注射されて意識が薄れていった。


51 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:44:02.23 ID:wZKc7ADxO
気がつくと金属というか壁とベッドとトイレしかないような部屋にいた。

窓もないし、本やテレビもない、何もない部屋だった。

ただ、天井には監視カメラが四台ついてた。

起きようとするが、頭痛が酷くてうまく起きれなかった。

ゆっくりと身体を起こすと壁が隠し扉?みたいにノブがないんだが、そこが開いてナースが入ってきた。

ナースは食事をキャスターで運んで、俺の耳に金属の棒を入れて、すぐ出したあと、何もいわずに出ていった。

パンとゆで卵とサラダとオレンジジュースだったが、オレンジジュースだけ飲んだ。


54 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:47:42.74 ID:wZKc7ADxO
とにかく頭痛が酷くて動けなかった。

でも、眠るのも限界で全く眠くない。

痛みを我慢しながら少しずつベッドからでてみた。

格好は病院着みたいなワンピース?で下着とかはいてなかった。


で、ベッドが降りて立とうとするんだが、うまく立てない。

足に力が入らずにふらふらと床に倒れ込んでしまうんだ。

そのまま激痛が走って、気絶。

気がつくとまたベッドの上だった。


55 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 00:49:59.05 ID:wZKc7ADxO
そんなのが何回か続いたあたりで発狂?っていうかとにかく叫びたくなった。

頭が痛いのもなんとなく快感に変わって、俺はとにかくベッドの上で叫びまわってた。

ごろごろベッドの上を笑いながら転がったり、監視カメラに向かって一生懸命話しかけたりしてた。

笑いがとにかくとまらない。

かと思うといきなりこっちの世界が恋しくなって泣き始めたりしてた。

定期的かはわからないが、気がつくとベッドに拘束された状態でMRIっていうの?みたいなのの中に入れられたりしてた。


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 00:55:28.56 ID:wZKc7ADxO
正直、感覚がいろいろおかしくなってきていて頭痛→快感→熱さ・寒さ→こそばゆいと頭の感覚は変わっていった。

熱さとか寒さはとにかく頭が熱かったり、寒かったりする。

尋常じゃないぐらいに。

新しい感覚が頭に入る旅に俺はキャーキャー言ってた。


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:03:01.54 ID:wZKc7ADxO
しばらくそんな生活が続いて、またMRIの中に入れられたんだ。

で、ブウーンって低い音が響いたかと思うと頭が破裂するぐらいの激痛が走った。

目玉が飛び出すぐらい頭に力が入った。

のたうちまわるんだけど、拘束具で動けなくて、ガチの悲鳴をギャーギャーあげてた。

そのまま気絶して、気がつくとまたベッド。

そしたら気分というか感覚が元通りになった。

痛いのも変な感覚もなく普通。


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:05:36.75 ID:wZKc7ADxO
そしたら今度は部屋の中を普通に歩けるようになったので、部分し始めた。

とくに何もみつからかったが、壁は柔らかかった。

で、いきなり部屋の中にまたあのわけのわからない言葉でいろいろ言われ始めた。

罵倒される感じじゃなく、説明する感じで。

で隠し扉みたいなのが開くと普通の格好をしたおじいさんとおばあさんが入ってきたんだ。

本当に普通。


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:08:46.20 ID:wZKc7ADxO
入ってきたおじいさんとおばあさんはいきなりひざまずいて、泣きながらまたまたわけのわからない言葉を言った。

俺は???なわけだが、二人は泣きながら手を合わせたり土下座したり。

どうしていいかわからないからボーッと立っていたら俺の右手におばあさんがしがみついた。

えっ!と思ったらおばあさん、泣きながらさらに頭を下げたり、俺を見上げたりした。

俺も姿勢を低くするためにひざまずくと二人はさらに頭を床に擦りつけて、土下座した。

状況や言葉はわからないが、どうやら謝っているように見えた。


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:12:44.08 ID:wZKc7ADxO
俺は事態がわからないながらも何か申し訳なくなって、おじいさんの両手をとって握ってみた。

そしたらまた号泣。

ずっと???なわけだが、いきなり隠し扉が開いて警備員みたいな人に軽く引っ張られてながら二人は出ていった。

で、隠し扉の向こうが気になって覗いてみたが真っ暗でよく見えなかった。

さらに今度は警備員に連れられて子供がやってきたんだ。

スーツにネクタイで丸坊主の白人だった。


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:15:47.56 ID:wZKc7ADxO
子供は警備員に守られながらゆっくりと俺に近づいてきた。

で、俺の50cmぐらい前にきたらボンッて音がした。

音と一緒に子供の首周りの襟巻きトカゲみたいに金属の板が広がったんだ。

俺はびびってのけぞいたんだが、子供はそのままゆっくりと近づいてきた。

で、右手をゆっくり差し出してきた。

その瞬間に俺は警備員に押さえ付けられて頭を下にされたんだ。


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:18:55.21 ID:1Q4Kdb9v0
>>1に俺らの言葉はちゃんと見えているのか


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:19:25.16 ID:wZKc7ADxO
警備員に後ろで押さえ付けられながら、頭を上からぐいぐい押された。

子供は手を俺の耳にあてた。

そしたらブルブルッと震えがきたんだ。

子供は機械音声みたいな声でキーイーハーキーみたいな声を発した。

頭が下に向いてるから何をされているかよくわからなかったが、耳の穴から何かが入ってくるのがこそばしさとモゾモゾ音でわかった。

モゾモゾ音がしばらく続いた後、ブチッと音とともに激痛が走った。


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:22:46.55 ID:wZKc7ADxO
>>79
大丈夫です。ちゃんと意味わかります。



どうも鼓膜を破ったらしく、頭の中の触れない部分を触られてる感覚があった。

反対の右耳からはゴソゴソみたいな音が聞こえた。

痛くて痛くて仕方なかったし、何より耳から何かが侵入してる恐怖で全身に力を入れたが、警備員は増え、さらに厳重に押さえ付けられた。

悲鳴も上げたが、この行為は続行。正直、このまま死ぬと思った。


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:27:52.96 ID:wZKc7ADxO
とにかく苦痛と恐怖に耐えた。

「次の瞬間死ぬ」と何度も感じたが、とにかく何もしなかった。

しばらくするといきなり頭の中でキキキキキキキキキキカカカカカカカカカカというような音がなった。

だんだんと音は高くなっていった。

で、しばらくすると音が高過ぎて頭が痛くなってきた。

それでも音は鳴り続け、さらに頭の中を指みたいなのが触ってくる感覚がきた。

押したり、つねったりされてる感覚。

で、真ん中からスパッと頭を別けられるような感覚がきた。


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:31:04.13 ID:wZKc7ADxO
死んだ!と思ったが、身体はそのまま。

頭の中から音や指の感覚はなくなっていった。

子供の足が後ろに下がっていって俺を押さえ付けてた警備員も離れた。

俺はその場にへたりこんだ。

で、子供の手を肩のところまで血?がついてた。

左耳を触ってみたら、案の定俺の手にも血がついた。

隠し扉が開いて、子供と警備員はでていった。


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:44:19.31 ID:wZKc7ADxO
すいません、夜食食べてたので遅れました。


その後、ナースと警備員が入ってきて、耳の血を拭いてくれた。

耳には血が付いてるだけで、出血はなかった。

ナースが作業を終えると今度はまた医者がやってきた。

アイパッド?かノートPCみたいなものを持ってた。


105 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 01:49:14.34 ID:wZKc7ADxO
アイパッドみたいなのの画面をこちらに見せてくるんだが、警察の時と同じような画像ばかりだった。

俺はお腹が空いたし、休みたかったが、それを伝えることもできず、だるそうに対応というか医者を相手にしてた。

何枚か画像が変わった時に俺のマンションの外観の画像が出た。

今までは人物や風景、何かイベントの写真ばかりだったのにいきなり知っている画像が出て俺は驚いてついつい反応してしまった。

医者は俺の反応を確かめたみたいで次の画像にいくとマンションの俺の部屋の入口の画像になった。


115 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 01:55:27.45 ID:wZKc7ADxO
で、熱く語っている中、で一人の医者がアイパッド?を出した。

周りの医者が「やめろよ!」みたいな感じでアイパッドを抑えようとして、喧嘩っぽくなった。

警備員が間に入り、今度は怒鳴り合いが始まった。

俺を何度も指差して何やら怒鳴ってた。

怒鳴られたほうも首を振ったり、両手で何かジェスチャーして何かを必死にお互いに伝えあってた。


116 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/06/23(土) 01:57:04.66 ID:l9GZx9W30
なあ。結局戻れたのか?


120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 01:59:21.24 ID:wZKc7ADxO
しばらく討論みたいなのが続いて、結局、懐からアイパッドを出した奴は負けたみたいでおとなしくなった。

で、結局、別の医者がアイパッドを出してきて、またわけのわからない人物や風景の写真を見せられた。

医者は五人いたと思う。

代わる代わる画像を見せるが、始めの一人以外の画像は意味不明だった。

で、最終的に懐からアイパッドを出した討論に負けた奴がニヤニヤしながらアイパッドを出した。

なんか怖かったけど、アイパッドを見ると

イ 画

ら 桜

って書かれた画面を出された。

俺は???ってなって何も反応しなかった。


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:01:53.48 ID:wZKc7ADxO
次にそいつはまたニヤニヤしながら画面を変えた。

今度は



そ あ

ややや

メンかな





みたいなことが書いてあったと思う。この辺はあまり正確じゃないかも。

俺はまた無反応なんだが、そいつはニヤニヤしながら画面を変えていった。

しかも、時々、こらえられないのかプッと吹き出したりしてた。


124 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 02:06:23.82 ID:wZKc7ADxO
>>116
戻ってきてますよ。



ニヤニヤしたり吹き出したりしてると周りの医者が「やめろよ」ってな感じで肩を叩いたり、無理矢理向きを変えようとしてた。

で、いきなりゲラゲラ笑い出したかと思うとアイパッドの画像が中庭の画像になった。

俺は中庭だと思ってまた反応してしまった。

何となくとても懐かしい感じがした。

マンションの外観やキッチンや寝室、リビングも懐かしいはずなのに、中庭のほうになぜか感動した。

医者はゲラゲラと笑いながらアイパッドを俺の顔に近づけてきた。

131 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 02:10:22.77 ID:wZKc7ADxO
アイパッドが俺の顔面に当たって、今度は警備員に医者が取り押さえられた。

5人の医者中で始めに俺に画像を見せた医者が隠し扉の方を指差して、なんか怒鳴った。

中庭の画像を見せた医者はゲラゲラ笑いながら何かを俺に向けて怒鳴りながら警備員に退場させられた。

残った医者達は頭を下げてきた。

俺も頭を下げた。なんとなく。

そのまま医者や警備員達は部屋を出た。


133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:11:26.55 ID:1pQYwS160
あとどれくらいで完結するのか教えてくれ


135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:13:45.06 ID:wZKc7ADxO
やっと静かになったと思って俺は眠ることにした。

が、なかなか寝付けず、お腹が空いたのと喉が渇いた。

俺はベッドから出て監視カメラに向けて、箸でご飯をかきこむ仕草や水を飲み仕草をしたが、無視だった。

腹が立ってきて壁を蹴ったが無駄だった。

結局、寝るしかないのでベッドに戻った。

が、ベッドとベッドを支える台の隙間に何かがあるのを見つけた。


143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:17:09.23 ID:wZKc7ADxO
>>133
今、実は仕事中なんです。仕事が忙しくならなければ後一時間ほどでしょうか。



黒い土台に白い布団が上に置かれているベッドなんだが、明らかに布団以外の白いものがその隙間から出ていたんだ。

俺はそれを見付けると隙間から出した。

紙だった。

紙には


ずっとそこに


と書いてあった。

???だが、意味がわかる言葉だった。

「ずっとそこに・・・?」なんて考えていると隠し扉が勢いよく開いた。


146 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 02:20:39.07 ID:wZKc7ADxO
警備員がすげい勢いで部屋の中に入ってきて取り押さえられた。

反射的に紙を握ってしまったんだが、警備員達の狙いは明らかにその紙で俺は右手を無理矢理パーにさせられた。

警備員達は紙を回収するとすぐさま去っていった。

のしかかられたので痛いし、せっかくの発見は取られるしでマジでイライラしたが、何もしなかった。

ずっとそこに

の意味を考えることにした。


153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:25:32.50 ID:wZKc7ADxO
ふて寝しながら考えているとナースが食事を持ってきた。

もちろん、警備員も一緒。

俺にのしかかった奴だったからイラッとしたがとにかくガツガツ食べた。

食べ終わると頭に血がいくのがわかったが、しばらくすると気分が悪くなってそのまま寝た。

気がつくとまたMRI見たいなのに入れられて検査されてた。

ブウーンって音はしたが、今度は痛くなかった。

ただ、今度は頭の中にフラッシュバックっていうのか、目を開けてるのに視界が全く別の場所になったりした。一瞬だけ。


160 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 02:30:20.94 ID:wZKc7ADxO
フラッシュバックした画像は俺の実家や小学校みたいな昔のやつから新しい大学のまでと全くしらん画像もあった。

白人で金髪の女が荒れ地に立ってる画像だったり、真っ黒なクレーターみたいなのの淵に立ってした見てたり。

次々に画像が入れ替わっていった。

段々と画像の入れ代わりが早くなり、始めは瞬きする時にチラッと見えたのが、もはやまともに目が見えないぐらいだった。

意味不明な画像と俺の思い出はランダムに映し出された。


164 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 02:35:13.04 ID:wZKc7ADxO
最終的には目が空いているのか空いていないのかわからなくなるぐらいに画像が絶え間無く連続したフラッシュバックした。

段々と目が痛くなってきたあたりで気を失ったのか俺はベッドにいた。

ベッドにはいるんだが、目はギアみたいなのか付けられていて何も見えかった。

瞬きをしようにも目が全く動かなかった。

ベッドの肌触りから戻ってきたことはわかったが、失明したのかと不安になった。


166 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 02:40:24.73 ID:wZKc7ADxO
それからは暗闇とMRIのフラッシュバックの連続だった。

フラッシュバックの内容は相変わらず意味不明な画像は意味不明だが、知っている画像は俺の中でも忘れかけていたような画像も出てきた。

そんな時間が続いたある時、いつものようにMRIの途中で目が痛くなって気がついたらベッドだった。

だが、例のゲラゲラ笑いが聞こえた。


169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:43:56.55 ID:wZKc7ADxO
ゲラゲラ笑いでヒィヒィ言いながら永遠とわけのわからない言葉を発していた。

声の質から同じ部屋にいて、移動しながら笑っているようだった。

時々頭を触られたりしたが、とにかく恐怖だった。

何言ってるかわからないし、暗闇の中にあの笑い声とわけのわからない言葉のみがあるのは怖かった。

しばらく笑うと「あぁー」と笑いが止まった。

で、耳元で

ずっとそこに

と囁かれた。


173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:46:19.39 ID:jz4kuBQW0
トイレの描写がないからリアルじゃないな


175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:47:21.18 ID:wZKc7ADxO
ずっとそこに

と囁くとクスクス笑いながら部屋から出ていった様子だった。

その直後に建物が揺れて爆発音がした。

警報がみたいなのがなり響いたが、この部屋にはだれも来ないようだった。

警報がなり続けて、しばらくすると煙の臭いがし始めた。

ヤバいと思ったが、目も見えないし、どうしていいかわからず、とにかくベッドから出た。


179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:50:46.08 ID:wZKc7ADxO
手を前に出して隠し扉があったあたりに向かって壁に着いた。

壁を調べたが隠し扉は開かなかった。

監視カメラがあった方に手を振ってみたが反応なし。

段々と煙の臭いが濃くなってきて、いよいよヤバいなと思っていると隠し扉が開いたような音がした。

で、誰かが入ってきた気配がした。

俺はそのままその誰かに担がれて部屋から運び出された。


184 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 02:54:48.15 ID:wZKc7ADxO
>>173
トイレは部屋の中にありました。書き忘れていたらごめんなさい。


俺は神輿みたいに肩で担がれているようだった。

隠し扉は幅が細く、担いだままでは通りくいようで、頭と足をぶつけた。

で、俺は

ずっとそこに

を思い出した。それにいっそこのまま煙を吸って死にたかった。

だから、隠し扉を通させないようにわざと両手両足を開いたり、暴れたりした。

怒鳴るような声がしたが、何を言ってるのかわからない。


186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 02:58:45.37 ID:wZKc7ADxO
いろいろ隠し扉から出れないように頑張っていたけど、二人か三人ぐらいで手足を押さえられ、隠し扉を通過したっぽかった。

隠し扉を出るといろいろな方向から怒声や叫び声が聞こえた。

何より熱いし、煙がやばかった。

口と鼻のあたりにタオルを押し当てられて煙を吸わないようにされてた。

しばらく走って階段みたいなところ下りていった。

その辺でまた揺れて爆発音がなった。


194 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:04:20.87 ID:wZKc7ADxO
爆発音の後に床に落ちたみたいで痛かった。

床は固かった。

逃げようとしたけど、結局、また捕まって担がれた。

で、空気で明らかに外に出たのがわかった。

外には出たが、まだ走りっぱなし。

しばらく走った後にピタッと止まった。


201 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:08:52.38 ID:wZKc7ADxO
止まったかと思うと今度は地面にゆっくりと下ろされた。

下ろされはしたが、肩と足を押さえられた。

えっ?えっ?と思ってキョロキョロしてると顔を押さえられた。

で、今度は何やらわけのわからない言葉で話ながら目のギアが付いているあたりを触り始めた。

何度も何度も

たむから!たむから!

と言われたが意味がわからなかった。

辺りからは怒声とかビシャーとか水をまく音はしていた。


206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 03:11:40.29 ID:wZKc7ADxO
で、ギアが外されたわけだが、瞼が開かない。

目の横の辺りが冷たくなったと思ったら痛みが走って、目が開いた。

眩しくて痛くてすぐに目を閉じたけど、一瞬見えた視界にはナイフを持った手が見えた。

たむから!たむから!

とか言われてるけど尚も意味がわからなかった。

ゆっくりと目を開けると全然知らないオッサンが三人いて、心配そうに覗き込まれた。


211 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:17:07.99 ID:wZKc7ADxO
俺が目を開くと三人は無茶苦茶興奮し始めた。

作業着っぽい格好をしたオッサン三人がやたらとはしゃいでいた。

周りを見ると地面はアスファルトの駐車場みたいな感じで、周りはビルだった。

で、案の定一つのビルからモクモクと煙が上がっていた。

オッサンが俺をおもいっきり引っ張ってきた。

力が強くて逆らえず結局、また担がれて走り出した。


220 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:21:33.26 ID:wZKc7ADxO
担がれたまま、俺はすぐ近くのビルに入った。

ビルは大阪の梅田スカイビルみたいな感じで真ん中に俺はいたみたいだった。

ビルに入るとそのままエレベーターに乗った。

ぐんぐん上に上がっていった。

真向かいのビルから煙が出ているので上にいけば煙の臭いがまたしてきた。

で、上の方までいったらまた今度は下へ向かうエレベーターに乗り換えた。


225 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:24:42.83 ID:wZKc7ADxO
エレベーターは地下まで行って、駐車場に出た。

すると大きな車がきた。

こっちの世界にはないような形で後部がやたらとでかかった。

俺は警察から移動する時と一緒でまた真ん中に座らされた。

そのまま車は発車。

外に出て煙が出てるビルから遠ざかった。

助手席から例のゲラゲラ笑いの医者が顔をだした。


231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 03:27:52.65 ID:wZKc7ADxO
ゲラゲラ笑いの医者は俺に向かって今度は優しく微笑んだ。

もう大丈夫だよ。

確かにこういった。流暢な日本語だった。

俺は一瞬意味がわからなかったがもう大丈夫だよ、と認識した瞬間

うええああ!?

って叫んだ。

で、左右のオッサンを、え?え?って感じで見るんだが、左右のオッサンはこっちを見るだけで何も言わなかった。


236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 03:30:48.28 ID:wZKc7ADxO
え、あ、ことは、わかる、すか?

的な返事をしたと思う。

正直、俺の方が日本語おかしかった。

ゲラゲラ「私の言葉わかりますか?」

俺「はぃ」

うまく発音はできないが、何とか日本語を話せた。

ゲラゲラ「今から、あなたを、元の世界に、戻します、いいですか?」

俺「ふい」

はいのつもりだったが、発音を忘れていた。


249 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:34:52.47 ID:wZKc7ADxO
ゲラゲラ「京都府、京都市、○○区、○○の○番地、○○、マンション、ですね?」

ゲラゲラはわかりやすいようにゆっくりと話してくれた。

俺は

「そ、そす!」

とか微妙に間違った日本語を使って返事をした。

ゲラゲラは次に例ののわけのわからない言葉で運転手のオッサンに何やら説明し始めた。

ゲラゲラ「とりあえず、これ、どうぞ」

俺は水をもらった。


256 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:40:34.70 ID:wZKc7ADxO
俺は水をいっきに飲み干した。

書き忘れたけど、ゲラゲラはひげもじゃでテンパでロン毛の油ぎっしゅなオッサンな。

車はかなりのスピードで走ってた。

場所は都会の真ん中みたいで今の日本とほとんど一緒だけど緑はほとんどなかった。

街はそれなりに活気があるらしく大阪市を美化した感じだった。

車の中はラジオみたいなのが流れるんだが、何言ってるか全くわからん。


261 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:44:21.25 ID:wZKc7ADxO
街道を抜けて高速っぽい道に入った。

ゲラゲラが

「察して、いる、と、思いますが、あなたは、今、追われて、います。ただ、もう、大丈夫、でしょう」

と言った。

水と走行中の車の時間でだいぶ日本語を思い出した。

俺「俺、追われてんですか?」

ゲラゲラ「そう、あなた、は、今、」

俺「あ、もう普通に話してもらって大丈夫ですよ」


263 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:47:09.30 ID:wZKc7ADxO
ゲラゲラ「回復したようですね」

ゲラゲラはほっとしたようだった。

俺「で、俺はなんで追われてるんですか?」

ゲラゲラ「わかっていると思いますが、あなたはこの世界ではなく、異世界から来ましたね?」

俺「え?」

ゲラゲラ「京都のこちらの住所かどこかからあなたは突然この世界にきた。違いますか?」

俺「いや、ちょっとよくわからないんですが」


270 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:53:31.63 ID:wZKc7ADxO
ゲラゲラ「いいですか?この世界はあなたがいた世界ではないんです」

ゲラゲラ「同じ人間がいるにはいますが言葉も通じないし、微妙に違った世界なんですよ」

ゲラゲラはいろいろと説明を始めた。

俺は詳しい原因はわからないが、別の世界に入ってしまったこと。

異世界からきた人間なので詳しく調査されたこと。

脳を弄られたりしたが、何とか元に戻したなどを話してくれた。

とにかく元の世界に今から逃がすから、もうこの世界に来るきっかけになっただろう場所にいくな

そんな行動はするなと言われた。


278 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 03:57:49.73 ID:wZKc7ADxO
俺はマンションの中庭に入ったらこの世界に入ったことを言った。

ゲラゲラはだとしたらあなたはそのマンションに近づかないほうがいいと言った。

おじいさんとおばあさんに泣き付かれたことも言った。

ゲラゲラはおそらくだが、何かあなたがこの世界にきたきっかけを作ってしまったか何かだろう、とか言われた。

子供に耳から手を突っ込まれたと言ったらゲラゲラはあれに関しては自分もわからないと語った。

他にも異世界についていろいろと教えてくれた。


287 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 04:02:23.95 ID:wZKc7ADxO
まず異世界はこっちの世界よりも文面がわずかに進んでいること。

異世界の人達はこっちの世界を知っているということ。

異世界には昔から亜人と呼ばれる生まれながらにちょっと変わった人間がいること。

スーツ着てた子供はおそらくこれ。だが、生まれてすぐに隔離される為、詳細はわからないとのこと。

今、異世界人達はこっちの世界で宇宙に行くようにこっちの世界に行こうとしていること。


300 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 04:07:05.13 ID:wZKc7ADxO
いろいろと説明してくれたが、中には理解できないものもあった。

俺はゲラゲラにあなたは何者でなぜ言葉がわかるのかを聞いた。

ゲラゲラはそれは教えることはできないが、元の世界に帰らないというなら教えると言われた。

俺は迷わずに

「いや、それは」

と断った。

ゲラゲラ「私もあなたの世界の出身なんですよ」

とだけ教えてくれた。

車は高速を走って異世界の京都に入った。


305 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 04:10:53.77 ID:wZKc7ADxO
異世界の京都南インターから京都(異)に入った。

看板なんかの文字は全く違うが基本的な建物や地理は同じだった。

理由を聞くと地球がそもそもなぜできたかとか説明されてイマイチわからなかった。

ゲラゲラはマンションに案内するよう言われて俺はマンションまでの道中を指示した。

例のコンビニと花屋を抜けやっと帰ってきた。


314 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 04:14:03.52 ID:wZKc7ADxO
ゲラゲラは今から私達が異世界のあなたを引き付けて部屋から出す、

その隙に中庭に入り、この世界にきたのと同じようなことをして下さい。

的なことを言った。

ゲラゲラ達は俺の部屋のピンポンを鳴らすと俺が出てきた。

で、ドアの間に足を入れて、結構無理矢理俺を締め出した。

ゲラゲラはオッサン達に俺を任すと、早く!ってな感じで一緒に中に入った。


320 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 04:17:54.12 ID:wZKc7ADxO
俺は中に入って中庭に向かった。

中庭と部屋を繋ぐドアを閉めた途端、あのグルグル回る感覚がきた。

俺はそのままグルグルして気持ち悪いのを我慢しながら、元の世界に戻るのを待った。

気がつくと俺は(多分)元の世界、この世界の自分の部屋の中庭で倒れていた。

確認の為に空を見上げると濃すぎない。

ってか寒かった。

で、それが今年の2月だ。


330 :◆oEuXbtOECc :2012/06/23(土) 04:21:30.56 ID:wZKc7ADxO
ワンピースみたいな病院着だから肌寒くって中に入ろとしたが、鍵がかかって入れなかった。

結局、助けてー!みたいに叫んでたら上の住人が気付いて助けてくれた。

あとはそのまま警察に保護→病院に入院。

自分がどこで何をしていたのか説明するよう言われたが、身分証明書もないし、いろいろ難儀した。

ようやく携帯電話が持てたのが書き込んだわけだ。


340 :◆kOHjepsWtM :2012/06/23(土) 04:24:21.57 ID:wZKc7ADxO
ぶっちゃけゲラゲラからは他言しないように固く止められてるから全部は書けない。

本当に今でもあの体験は怖いし。

あと、例のおじいさんとおばあさんは確証はないけど、マンションのオーナーだと思う。

これで全部かな。


348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 04:25:55.33 ID:3i+Tw6zu0
ひとまず乙
向こう行って部屋の掃除してる時は字に違和感覚えなかった?


355 :◆kOHjepsWtM :2012/06/23(土) 04:26:50.45 ID:wZKc7ADxO
ちなみに釣りじゃなくてマジですから。

ゲラゲラには感謝してます。


357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 04:27:25.12 ID:zqRyNhoh0
>>1は身体的な異常はないのか?
例の子供のくだりの後遺症とか


359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 04:27:48.26 ID:VYNQj0wY0
4ヶ月行方不明者扱いだったってこと?


360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 04:27:58.79 ID:8T/Yfl4G0
あっちの世界にはまた行こうと思えば行けるの?


361 :◆kOHjepsWtM :2012/06/23(土) 04:28:10.96 ID:wZKc7ADxO
>>348
なかったな。ちなみに数字はそのままだったよ。


376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 04:30:05.70 ID:wZKc7ADxO
>>357
病院で検査されたけど栄養失調以外とくには異常なしだったよ。
鏡をみたら無茶苦茶痩せてた。


381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 04:32:08.21 ID:wZKc7ADxO
>>359
多分、ゲラゲラの話では。二度と行きたくありませんが。


383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/23(土) 04:32:55.50 ID:wZKc7ADxO
アンカー間違えた。
>>359
はい、そうなってました。

>>360
多分、ゲラゲラの話では。


あうにぷー?

549 :本当にあった怖い名無し:2016/11/30(水) 17:29:05.22 ID:MvfFXl4BW
2chはまとめスレ読むくらいで書き込み初めてなんで、拙ないのは許してくれ。
どこに書けばいいかなと思ってたんだけど、スレ違いだったらごめん。あと文才も無くてごめん。

一度よくわからん経験をした。
去年の春、仕事の関係で引っ越しをした。
去年の9月末頃に、生活にも慣れたしこの辺がどんなんなってるか知りたくなって、
暗くなる前には家に帰ろうって決めて、昼過ぎから夕方にかけてクロスバイクで好き勝手探索してたんだ。
結構路地が入り組んでて、住宅街にも「普段生活してて、そういやこっち行ったことなかったな」みたいな道が結構あってさ。
穴場的な飯屋とか見つかったらいいなーなんてどんどん入ってみたんだ。

550 :本当にあった怖い名無し:2016/11/30(水) 17:29:32.88 ID:MvfFXl4BW
そしたら、なんていうのかな、
人家はすごく立ち並んでるのに、生活感がないっていうか、人の気配がしないっていうか、そういう感覚と、
あととにかく、風をびっくりするくらい感じないのよ。
なんだかすげえ無風だなあ、と思いながらずっと進んでたのね。
で、進行方向が90度カクっと曲がるような角になってて、先が見えなくなってた。
こっからよく覚えてるんだけど、
歩行者とか車とか来たら危ないなーと思って、ミラーとか確認しようと思ったら無くてさ、
なんだ危ない道だなーと思って、ゆっくり角に差し掛かったのね。

551 :本当にあった怖い名無し:2016/11/30(水) 17:30:24.48 ID:MvfFXl4BW
そこからなんか、直感というか危険察知というか、「あっ違うところ来ちゃった」って感覚になってさ。
まずなんか色味が違うのよ。なんだろうな・・・CMYKをRGBにした感じっていうか、なんかやけに鮮やかに感じるっていうか。
あと、もう鳥肌立ったんだけど、
家という家の入口に風車が刺してあって、無風だなってずっと感じてたのに、ぐるぐるぐるぐる回ってんのよ。
すげえなんかきさらぎ駅みたいな、2chで読んだオカルトみたいだなあとか思ってたら、
進行方向の家からおばちゃんが出てきて、すげえ不思議な顔をしてる。
あー、これはなんかやばいやつかなーと思って急いで引き返す事にしたんだけど、
例の角を過ぎても色味が変わらないし、風車は無くならないし、さっきまで全然感じなかった人の気配を感じるのね。
ここから恐怖感に変わってきて、
とりあえず現在位置の把握をしようと思って、一回止まって電柱の住所表示読もうとするんだけど読めない。
日本語なんだけど文字化けしてるような感じで、『お枚そケぎ』みたいになってる。全然読めねえ。
マジかよと思いながら携帯出してみたら圏外。
すげえこんなん2chでみたら絶対釣りって言うわって、慌てすぎて逆に変なところ醒めてたのよく覚えてる。

552 :本当にあった怖い名無し:2016/11/30(水) 17:31:18.59 ID:MvfFXl4BW
でも内心恐怖が全然消えなくて、あーほんとどうしよう、って焦ってたら、
気づかないうちに「あうにぷー?」みたいな音だったと思うんだけど、そんな感じで声かけられた。
めちゃくちゃビビッて後ろ見たら、
すごいしわくちゃなんだけど、紺色の浴衣みたいなん着た髭の似合うダンディなおじいさんがおってさ。
なんて聞かれたかわからなかったから答えられずにびくびくしてたんだけど、
爺さん続けて何回か、多分最初の言葉と同じようなニュアンスで発音の違う声をかけてきた。
それもわかんなかったんだけど、したら爺さん合点のいったような顔になって、
今度は「どうした?」って、あっ日本語だと思ってすごい安心して。
とりあえず状況を説明したら、うんうん真剣な顔で聞いてくれて、私の家が近いからこっち来なさいと案内されて。
自転車押しながら爺さんの後に付いていくんだけど、風車がとにかく刺さってる。
回ってないのもあるんだけど、アルゼンチンの国旗みたいな顔があったり、
もうなんか設定ガバガバだなって思ったのよく覚えてる。
家にたどり着いたら、そこで待ってなさいと玄関で待たされて、
爺さん台所の方へ入って行って、木製の器みたいなのに水を入れてきて、突然俺の顔面にかけたのよ。

んでハッと気が付いたら家。んな馬鹿なって感じ。
証拠もなんもないけど、ものすごい怖くなって隣町へまた引っ越し。その路地は怖くってもう行けない。


京急大師線に乗っていた

36 :本当にあった怖い名無し:2019/09/07(土) 09:12:50.64 ID:+yoypliG0.net
オチとかは特にないけど、自分的にはちょっと不思議な体験をした。

京急大師線に乗っていた時のこと。京急川崎から乗って川崎大師で降りる予定だったのね。
でも、座れたのと、平日の午前中で比較的車内が空いていたのとで、
京急川崎を出発して割とすぐにウトウト寝てしまった。
そのまま寝過ごして終点の小島新田まで行ってしまった。
大師線て、終点の小島新田で折り返してまた京急川崎に向かうのね。
だから電車から降りないでそのまま車内にいたら、車掌さんに
この電車は回送になるから、次の電車に乗ってください
と言われ、電車を降りてホームのベンチに座って待ってた。
スマホいじってたりして待ってたんだけど、なかなか次の電車が来ない。
いつもだと10~15分間隔くらいなんだけど、30分近くきてなかった。
電光掲示板にも、ちゃんと次の電車の時間が出ていて、
もうその予定時刻を30分近く過ぎてる上に、遅延云々の記載やアナウンスなし。
さすがにおかしいと思い、駅員に聞きに行ったが、駅員室には誰もいなかった。
この時点では「何か事故でもあったのか?」ぐらいにしか考えていなかったけど、
このまま駅で待ちぼうけも嫌だったので、歩いて川崎大師まで行くことにした(歩ける距離なので)。


37 :36:2019/09/07(土) 09:28:34.84 ID:+yoypliG0.net
小島新田の駅界隈って、もともとそんなに人通りの多い所ではないんだけど、
何か不気味なくらい誰もいない。
産業道路まで出てきて、そこでさらにビックリ。車が1台も通ってないの。
いつもならかなり交通量の多い道路なのに。ちなみに、信号は普通に機能していた。
ここら辺からちょっと怖くなり始めた。
結局、小島新田から川崎大師まで歩いている間(30分くらいか)誰にも会わず、車も見かけなかった。
(コンビニとかは入ってないけど)対面式の個人商店にも人がいなかった。
途中通った産業道路駅と東門前駅にも客も駅員もいないようだったし。
相変わらず車も通らない。
でもそれ以外はいたって普通だった。信号も機能しているし、看板の文字なんかも同じ。
スマホも特に異常なしだった。歩いている時に暇だったので、友達とラインしてたし。
とにかく不気味だったので、家に帰る前に川崎大師の本堂にお参りしていくことにした。
大師の参道にも誰もいない。トントコ飴のお店も無人だった。
もうマジで怖くなっていたので、速足で本堂まで行って、祈るような気持ちでお参りしてきた。


38 :本当にあった怖い名無し:2019/09/07(土) 09:28:50.21 ID:654Xvcjd0.net
夢でも見てたんじゃないのかw


39 :36:2019/09/07(土) 09:34:58.39 ID:+yoypliG0.net
ここからちょっと不思議なんだけど、お参りして、くるっと後ろに向き直ったら、
いつも通りに人が大勢いた。
え?あれ?さっきまで誰もいなかったのに?
みたいな感じで驚いた。
その後は何事もなく、人も車もいる、いつも通りの風景。そして歩いて無事に家に着きました。
お大師様に助けられたんだと思ってる。どっかの世界に迷い込んだのか・・・?


40 :36:2019/09/07(土) 09:39:47.39 ID:+yoypliG0.net
>>38
それならそれで良いんだけどねw
でも地元で誰もいない体験は結構怖かった・・・。


41 :本当にあった怖い名無し:2019/09/07(土) 09:49:07.53 ID:VcGWcGi10.net
>>39
まさに奇妙な体験ですね
一時的に自分だけ別次元に移行してたとか?
でも、友達とは普通にLINEでやり取りできたということは、違うかな


42 :36:2019/09/07(土) 09:54:15.91 ID:+yoypliG0.net
>41
もしかしたら、糖質にでもなって幻が見えていたのかもしれない・・・。
異次元にしろ、糖質にしろ、お大師様にお参りしたことで戻れて良かったよ。
あのままお参りせずに真っ直ぐ帰宅していたらどうなっていたんだろう。


45 :本当にあった怖い名無し:2019/09/07(土) 10:31:32.76 ID:SqGNKVOF0.net
>>39
お大師様=時空のおっさん


47 :本当にあった怖い名無し:2019/09/07(土) 13:17:09.21 ID:+7s7IBgk0.net
誰もいない世界に行けたら目指すは銀行だぞ!


48 :36:2019/09/07(土) 13:35:29.72 ID:+yoypliG0.net[6/6]
>>45
時空のおっさん懐かしいな。
何でここにいる!的なことを言われるんだっけか。
残念ながら道中誰にも会わなかった

>>47
あー、確かに銀行行けば良かったなw
もしくはパチ屋でも良さそうw


就活で疲れ果てていた

648 :本当にあった怖い名無し:2013/03/07(木) 20:20:40.38 ID:iaAVG76vO
ドラッグとか幻覚扱いされそうだけど、ちょっとだけ異空間に行った。(多分)

ある日、就活で疲れ果てて横浜地下鉄で眠りこんでしまった。
降りるのは仲○台だが、夕方のはずなのに車掌さんに起こされて、終点で降りたら真昼。
周りには黒っぽい服を着た似たような人達がいて、終点の駅は真っ白なトンネル状に天窓がついた近代的なホーム。
駅の名前は複雑で中国語みたいな旧漢字『譬娜譌爬…』みたいな羅列になっていた。
びっくりして周りをキョロキョロした後に固まった。

650 :本当にあった怖い名無し:2013/03/07(木) 20:34:12.46 ID:iaAVG76vO
とりあえず外に出ないで逆方向に乗ればいいはず!!と、何とか逆側の地下鉄に乗ろうとしたが、
ホーム両脇の表示は逆方向も見知らない漢字の駅名になっていた。
外に出てバスを乗り継いだら帰れるかも、とも考えたけど勇気が出なくて、
エスカレーターを降りたら駅の事務室あるかも…とエスカレーターを降りた。
すると、まだ駅構内のはずなのに外に立っていた…
真冬なのに太陽が明るくて、空の色はミカン色。
慌ててパニックになって、就活の格好のまま走った。

651 :本当にあった怖い名無し:2013/03/07(木) 20:41:28.46 ID:iaAVG76vO
走りながらケータイで自宅にかけたら『この番号は間違っています』と言われ、
目の前に見えたバスの停留所横に座って、鞄の中のカロリーメイトを食べた。(メープル味)
就活がうまくいかないのと恐怖とカロリーメイトを食べた喉の渇きで涙が出てきて、下を向いて泣いていた。
一時間くらいそうしていたら、近所のおばさんらしき人が「大丈夫?」と声をかけてくれた。
泣きながら「うぢに帰れないんでず…」と言うと、
「角を曲がって地下鉄にまた乗って!!走って乗って!!」と、背中を叩かれた。

652 :本当にあった怖い名無し:2013/03/07(木) 20:48:41.58 ID:iaAVG76vO
なぜか雑誌を渡され、そのまま走って、走ったまま改札をぶっちぎり?、
乗って来たのとは違う地下鉄に闇雲に走って乗った。
地下鉄は長いトンネルをずっと走って、一時間くらいずっと立ちっぱなしでお祈り?してた。
ラジオの雑音みたいな音が聞こえてきてまた泣いた。
「喉渇いた」と独り言を言ったら、
急に雑音から地下鉄の音に切り替えたみたいに「次は中○ー」とアナウンスが聞こえた。
再び降りたら、そこは中○駅だった。
普通に日が暮れていた。

653 :本当にあった怖い名無し:2013/03/07(木) 20:51:12.64 ID:iaAVG76vO
すまない、全然怖い話じゃなかった。
おばさんに渡された雑誌はまだ持っているが、
それは20年くらい前に普通に売られてた『オリーブ』って雑誌だったので、異空間の証拠にはならない。残念だ。

656 :本当にあった怖い名無し:2013/03/08(金) 01:24:19.22 ID:BSXypUjK0
面白いなー時空のおっさんみたいだね。

夢でもいいから経験してみたいと思うけど、自分だったらなにも行動できずずっと駅にいそうだ…
しかしなんでオリーブなんだろうw

658 :本当にあった怖い名無し:2013/03/08(金) 01:32:52.34 ID:kmtSCcO90
653
うぷしてほしいわ

660 :本当にあった怖い名無し:2013/03/08(金) 02:29:30.41 ID:70BQsiOK0
653
おばさんがこちらの世界の雑誌を渡してくれたからこっちに帰れたのかもね。
何でおばさんが異世界でこっちのモノを持ってたのか、何者なのかは謎だけど。

663 :本当にあった怖い名無し:2013/03/08(金) 10:47:58.75 ID:wibV3aT20
653
メープル味発売は結構最近で雑誌が20年前ってのがほんのりなのかな
しかし、現代の就活に苦しむ若者にバブル末期の雑誌を渡すおばさん天然鬼畜だなw


パラレルワールド

746 :本当にあった怖い名無し:2010/09/10(金) 14:00:10 ID:kRonFI020
よく時空をこえたとか、ちょっと違う異世界を垣間見たとかっていう体験談が書かれるけど、俺もあるんだよね。
っていうか今まさに…なんだけどさ。

2年前の7月28日、俺は大阪にいたんだよ。
憂鬱な月曜日で、夏休みも貰えなくて実家にも帰れない。イライラしていた朝だった。
狭山の金剛駅から天下茶屋まで向う道中に、不思議な事が起ったんだよ。
携帯でゲームに夢中になっていると、なんか妙なんだよね。
集中してたのもあるんけど、騒がしくて当然の車内が妙に静かでさ。
押し合いへしあいしていた車内が妙に空いてるような感じがして、周りをみると誰もいないんだよ。誰も。
通勤時間の南海本線だ。絶対にありえない。電車も気付いたときには止まっていて、ドアが開いていた。
駅なのは間違いないんだが、駅名がわからない。というか読めないんだよ。
知ってる漢字に見えるんだけど、読み方が全く思い出せないし、字を記憶しようとしてもすぐ忘れて覚えられない。

しばらく悩んだあと、駅の外に向って歩きだしたんだ。

747 :746:2010/09/10(金) 14:09:31 ID:kRonFI020
駅を出ると、町並み的には普通の大阪の下町っていう感じなんだが、俺はその町を知らない。
こんなところあったのかと思いながら、とりあえず会社に電話をしようと思ったんだ。
電車が止った状態で動かない。事実確認をしようとしてもアナウンスもないし駅員も見えないと。
携帯は圏外になって、公衆電話もない。
大衆食堂のような小さな店があったの。電話を借りようと思ったが、中には誰もいない…
そのとき、劇場版ドラエモンの、鏡面世界の話を思い出してしまった。
とりあえず、引きかえして駅に戻って、改札を跨いで越えて(改札が動いてない)、
まだ止まったままの電車の中に戻ろうとしたんだ。

ホームについて電車をみると、人が一人いるんだ。
形容しがたいんだけど、厚手のコートを着た紳士っぽい感じの風体で中年っぽい。
あっ、と思って声をかけようとしたんだ。そしたらそのオッサンが話し始めた。
いや、厳密にいうと、そのおっさんの口は動いてないし、
口から音が出ている感じじゃなくて、両方の耳元で、それぞれ聞こえるみたいな、そんな感じで聞こえるんだ。

748 :746:2010/09/10(金) 14:16:57 ID:kRonFI020
おっさん曰く、「もう戻してあげられないから、代りにこちらで」と一言。
なんのこっちゃ??と思ったけど、突然目の前でバクチクが弾けたみたいな、ちかっとした衝撃を受けたんだ。
とっさに目をつぶって、そして開けると職場にいた。
仕事をしている途中だった。時間は9:02で、遅刻はしてないみたいだ。
普段はどんなに急いでもギリギリなんだけど、俺に息の乱れもない。
ない…あれ?なんか俺 いつもの俺じゃない…?
と思ってトイレにいって鏡をみると、俺なんだけどなんか違うんだよね。目元の印象とか髪型とか。
若返ったとか老けたとかじゃなくて、非常にそっくりな他人みたいな…そんな感じ。
職場の人達もそう。なんかみんな微妙に違う。

その仕事をやめて今は故郷で働いているが、親もなんか記憶と違うんだ。老けたとかじゃない…。
全てに違和感を感じてるが、何の支障もなく平穏で幸せ。でも俺が元々いた世界とは絶対に違う。
それが今のこっちの世界…

749 :本当にあった怖い名無し:2010/09/10(金) 14:24:59 ID:PaGfzEFC0
おっさんも戻せないことがあるんだな。
ある日から違う世界で生きなくちゃならなくなるってイヤすぐる。

750 :746:2010/09/10(金) 14:45:19 ID:kRonFI020
749
レスありがと。
そうイヤなんだよね。本当の親兄弟が恋しい。
違うって確証に至った経緯が、子供の頃の思い出と、こっちで過去あった事実が微妙に違うんだ。
あ、見た目だけじゃねぇんだ…と思ったとき、どうしようもなく孤独を感じた。
家族と共有していた笑い話が通じないとか、
「おまえは昔こんな悪戯をして~」とか、親が言うともすればウザい話の内容も、
微妙に俺が元々いた世界と違うんだよね。

正直さみしいよ。誰にも言えないし。
俺の気が変なんだとか、大阪にいた時は多忙だったから病んでたんだとか、色々思い込ませてるんだけど、
どれもピンとこないんだよね。
体は壊しても、精神だけは丈夫なのがウリなもんだからさ。
(普通異世界にいるなんて妄想に取り付かれたら、もっと狂っていてもおかしくないと思うんだ。
 今も普通に仕事してるしね。家族とはかなり疎遠だけど)

751 :本当にあった怖い名無し:2010/09/10(金) 14:51:05 ID:JoWPJnvK0
750
ドラのって、リルルが出てくるヤツだっけ?
静香ちゃんちの、お風呂で繋がってる。

無人の世界がなければ、典型的な離人症かと思ったけど。

怖いなあ・・・パラレルにシフトしたってことは、この世界のID:kRonFI020はどうしたんだろう。
また別にシフトしてンのかな

752 :746:2010/09/10(金) 14:59:51 ID:kRonFI020
>>751
そうそう、それ。
なんか記憶の話とか、思い出の話を人にするのすっかり自信なくて、当ってると嬉しい。

そういう病気もあるんだな。
あの町は夢だったと思うようにしてるんだけど、現実感はあったんだよね。感触とかはすごくリアル。
ただし、空気感はなんだかおかしくて…
麻酔が効きはじめる瞬間の不思議な感じと、
人身事故車両に乗ってて「ドンッ」ってあとに急停車して車内が暗くなって・・・
いやな空気がピリピリ…みたいなのを足したような不思議な感じ。

まあ、なんかもう戻せないとか言ってたし、こっちでがんばるよ。知らんぷりしながら。

753 :本当にあった怖い名無し:2010/09/10(金) 15:09:59 ID:JoWPJnvK0
752
まあ、こうやって今、君とこっち俺が話せるのも縁だし。
向こうの人とのつながりは取り戻せるかわからんけど、悪いことばかりでもないさ。きっと。

754 :730:2010/09/10(金) 15:12:59 ID:XheSAER50
746
おっさんにも戻せなかったのか。必然性があったのか…。
何にせよすごく嫌だね。
記憶が違ってても、周囲の友達・知り合いの顔ぶれは同じなの?

755 :746:2010/09/10(金) 15:25:03 ID:kRonFI020
>>753
サンクス がんばる
違和感を感じながらも生活はできてるから、がんばっていけると思うよ。

>>754
名前とか住所とか経歴は『大体一緒』。でもちょっと違う。
すんなり進学してた奴が留年してたり、大喧嘩してたやつが「喧嘩の事実なんかなかった」なんて言ったり、
この年で部長だ~なんて自慢してた奴が課長のまんまだったり…
凡そ近いんだけどちょっと違う。
外見は違和感を感じつつも、そいつだって認識できる程度に違う。
親兄弟や昔の恋人もそう。
ぴったり同じな奴がいなくて、あたかも『違う世界なんだぜ』って、俺に見せ付けてるような気さえする。
どれも俺の記憶との相違だから、俺が覚え違えているとか変になったといえば片付けられるんだけど。
でも、俺は納得できないんだよね。

760 :本当にあった怖い名無し:2010/09/10(金) 16:08:40 ID:PPWeHXtl0
興味深い話ありがとう。
キミにとってはパラレルのこっちの世界か。
向こうにも戻れるといいよね。時間できたらいってみたら?

こっちの世界もまんざらじゃないよ。

761 :本当にあった怖い名無し:2010/09/10(金) 16:21:51 ID:o0eUDTLU0
おもしろいなあ。同じ時間軸の別な世界ってことでしょ?
こちらの世界の'746'も電車に乗っていて交錯したのかな。
ちなみに2chってあっちにもあった?

763 :本当にあった怖い名無し:2010/09/10(金) 16:45:27 ID:z9KXnSGX0
おじさんが即席で作った世界なのか。この世は。

765 :本当にあった怖い名無し:2010/09/10(金) 16:59:48 ID:kRonFI020
>>760
同じような出来事がおきないかと、毎朝期待してた時期もあったんだけど、行き来はできないんだよね。
俺の頭がおかしいのか、本当に世界がかわったのかは、実際証明できないからなんとも言えない。
俺の記憶だけだからさ。

>>761
2chに限らず、こっちにあるものは普通にあったと思うよ。
全部確かめたわけじゃないけど、一時期の閉鎖騒動とか、UNIX板の住人さんありがとう記念真紀子うぜーみたいな、
そういう2chネタも普通にあったよ。
tanasinnもいたし、ちんこ音頭とかもあったよ。
甑たんヲチとかもリアルタイムで見てたし、ゆくきんと小麦粉も流行ったよ。ネタが古いかな。

>>763
即席というと、こっちの世界の人を粗末にするみたいでわるいから、
行き場を無くした俺をできる限り近い世界に入れてくれた、みたいなところなのかな?ポジティブすぎ?


虹色の街

現在アラサーの私が保育園児だった頃の話。
住んでるところが田舎なもので、母屋の他にかまどのある作業小屋みたいなものがあり、
お赤飯を炊いたり蕎麦を打ったりした時など、大量の煮炊き物がある時にはそっちで火を焚いていました。

その日は祖母が件のかまどから釜をはずして外の水道で水洗いしており、私はその周辺で一人遊びをしていました。
まっ黒い鉄の釜がごろんと地面に置かれているのが珍しく、
なにげなく釜の中を覗き込むとそこには水が溜まっていて、表面に薄く油が浮いていました。
虹色の油膜がマーブル状になってゆらゆらしている感じって言ったら分かってもらえるでしょうか・・・。
祖母は「汚いから触らないように」と言い残してどこかへ行ってしまいましたが、
私はそのゆらゆらがとても綺麗なものに思えて、じっと釜の中を覗き込んでいました。
すると、そのゆらゆらが、だんだんと一定の形を示すようになっていきました。
三角の屋根、石畳、見たこともないような外国の街並み。
ありえないことに感動して、ますます夢中になって見ていたら、
あれ?と思う間もなく私はその街の中に立っていました。
地面の石も、建物も、歩いている人も、何もかもが虹色の世界でした。(油膜だからなのか・・・)
子供だったせいかまったく恐怖感などはなく、
私は大はしゃぎで通りを行ったり来たりして、喜んでいろんなものを見て回りました。
ただ、道行く人たちにとって私は異物?異形?であったらしく、
私を見かけた人たちはなんだかびっくりしていたような気がします・・・。
一組のカップルが話しかけてくれた以外、街の人たちと会話を交わすことはありませんでした。
そのカップルに、「綺麗なものが見たいなら、ここを行った先に教会があるよ」と教えてもらい、私は教会に行きました。
なんとなく全体が明るい(太陽を見た覚えはないのに)感じのする街なのに、教会の中はかなり暗く、
正面にある巨大なステンドグラスだけが途方もなく明るく綺麗でした。
子供ながらにそんな綺麗なものを見たのは初めてでした・・・。

ちょっと放心した感じで教会から出てくると、街はなんだか薄暗くなっていました。
太陽はどこにあるのかよくわかりませんでしたが、ちゃんと昼と夜がある街だったのかもしれません。
人通りも少なくなってしまいました。
これからどうしようかな・・・他にもう見るものないのかなぁと、とぼとぼとさっき来た道を歩いていると、
まっ黒いスーツを着た人とばったり出くわしました。
その人は私と出会ったことにひどく驚いたようで、「なんでこんなところにいるんだ!」と私を問い詰めました。
・・・そういえばなんでここにいるんだろう?
と思ったら、もう私は家の庭に帰ってきていました。
時間はそれほど経っていなかったと思います。
祖母に見てきたもののことを話しましたが、忙しかったのかろくに聞いてもらえませんでした。
油膜の浮いていた水は、そのあとすぐに捨てられました。かまども今はありません。
が、その後も2回くらい釜の中に同じような景色を見ました。中には入れませんでしたが。
3度目には、油膜はもう街の形になろうとしても途中で輪郭を崩してしまい、
あーもうあっちに行くことはできなくなってしまったんだな、とがっかりしました。小学校2年生くらいのことでした。


大人になって時空のおっさんの話を知り、あれ?私ももしかしておっさんに会ってるかも、と思いカキコ。
おっさんというよりは、どこかの紳士みたいないでたちでしたが。
他の方の体験談を見ると、異世界は怖い印象のところが多かったようでしたが、
私はすごく楽しかったので、こんなのもあったよということで。
時空のおっさんあんまり出てこなくてすみません。


異世界ベランダ

94 :本当にあった怖い名無し:2018/05/02(水) 23:19:46.12 ID:Ao3Y7nry0.net[1/3]
小学校4年の頃。
自分の部屋でゲームしてた。
飼ってる茶ブチ猫がボタン押したんで怒った。
茶ブチ猫は隣家側の窓の定位置に戻った。

せっかく覚悟決めて戦うとこだったのに。
気分転換になんとなくベランダに出たら
景色がぜんぜん違う街並みだった。

俺んち関東なんだけど、京都みたいな町で
「うおー!すげー!」とか思って眺めてた。

俺んちは急な坂の上にあるらしく
右を見たら自転車に子供を乗せたおばちゃんが
上り坂をはぁはぁ言いながら自転車を手で押してた。

ベランダも手すりが古くて錆びてて上から乗ると
端が外れてた。赤茶色でお寺の手すりみたいな
肉まんみたいのが付いてた。

当時からオカルト好き少年だった俺は楽しくて興奮してた。

「親にも教えなくちゃ!」と部屋に戻ったら様子が違う。
俺の部屋なんだけど茶ブチはいないしテーブルに
開けてある菓子の箱と手紙がある。

蓋に○江って隣のおばさんの名前で熨斗があって
中の菓子は黄色い袋に入ってていくつか空袋があった。

オカルト少年だった俺は(戻れてない!)と咄嗟に思った。
急に恐怖で(早くしなきゃ戻れなくなる!)とパニックになり
ベランダに出ようとした。

その時(何か元の世界のものを持たないと帰れない!)と
考えてテーブルの上のゲームソフト(空箱)を掴んで出た。

ベランダは新しくて綺麗になってたけど
景色は江戸時代みたいになってた。

右側は坂のままだけど誰もいない。
左側に大きな木造の建物があった。

中に着物の人と数人の白いパンツの人がいて
俺を見つけて窓から指をさして騒いでるようだった。
俺を捕まえるような感じで白パン達が部屋から走って出た。

ビビって部屋に逃げ込んだら
茶ブチ猫が部屋のベランダ入り口にいた。

猫を見た瞬間(戻れた!)と思って泣いた。
それからは異世界に行くこともなく無事に過ごし
家はビルに建て替え茶ブチ猫も22歳の大往生で逝った。


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