短文/【解決編】ダイイングメッセージ1234:AIに物語を書いてもらった
本文 約1,000字
この記事はコワモテ @kwmtkoo こと私が、むかしテレビで観たクイズ番組内のミニドラマを題材に、Gemini 3 Proさん(生成AI)に書いてもらった物語の解決編です
最初から楽しむには事件編から読んでね
当時の番組を観て真相を知っている方も、解決編のコメントはネタバレもOKです!
事件編
解決編
事件から一週間が過ぎても、空は重い雨雲に覆われていた。
物証は見つからず、ハルミの釈放期限は今日の午後に迫っている。サガラは焦燥感を募らせながら、駅前の喫茶店で同僚と向かい合っていた。
「やはり、あの数字は別の意味があるんじゃ……」
同僚の独り言を横目に、サガラはいつもの癖で手帳を開いた。窓の外を眺めながら考えを巡らせていると、無意識に目に入った文字を手帳に書き留めている。『南口』。
思考が乱れていたせいか、ペン先が滑り、文字がひどく崩れた。
それを向かいの席から覗き込んだ同僚が、不思議そうに首を傾げる。
「先輩、その『南12』って何です? ロッカーの番号ですか?」
「あ? 何の話だ。あぁ、これか。寝ぼけたこと言うなよ。『南口』だろ」
「いや、どう見ても『12』ですよ。ほら、『口』の一画目の縦棒が離れてるから『1』にしか見えないし、残りの右側は『2』じゃないですか」
サガラは苛立ちながらも自分の文字を見直した。確かに、乱暴に書かれた『口』は数字の『12』の形を成している。
その瞬間、サガラは自分の脳が裏返るのを感じた。
「文字が……離れて、数字に見える?」
スティーブは日本語が読めない。彼は意味ではなく、形だけを見ていた。もし被害者が書いたのが最初から数字ではなく、名前そのものだったとしたら。
サガラは慎重にペンを持ち直すと、先ほどの「南口」の下にできるだけ乱雑に文字を走らせた。
「おい、見ろ。ひらがなの『は』だ。死の間際、震える手で書けば、左の縦棒と右側が離れてしまう。これが『1』と『2』だ」
「あ……!」同僚が息を飲む。
「続く『る』は、形が崩れればそのまま『3』に見える。そして『み』だ。一画目の横棒と輪が小さくなり、右払いが二画目の縦棒と交差する。これは上部が開いた『4』の形だ」
手帳には『1234』とも読める、歪んだ『はるみ』の文字が、写真よりも確かな客観性をもって存在していた。
「外国人には数字に見えた。だが、被害者は最期まで犯人の名を伝えようとしていたんだ!」
サガラは席を蹴るようにして立ち上がった。
「行くぞ! ハルミを逃がすな!」
「え……!先輩、お会計!」
店を出ると、いつのまにか雨は上がり、雲の切れ間から光が差し始めていた。
オマケ
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