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異性に興味がない=同性を好きなわけではない

Aro/Ace(アロマンティック/アセクシュアル)自認前の自分が他者から言われた台詞堂々の第1位。

「女の人が好きなの?」

これは本当にかなりめちゃくちゃ結構聞いた。
男性にあまり興味がない上に、女性にやたら優しかったからだと思う。

男性よりは好きだけれど女性とどうこうなりたいわけではないんだよな、と思いつつも、Aro/Aceというラベルを知らなかったためうまく伝えることができなかった。

個人の体感にはなるが、男性に興味がないなら女性が好きなんだろう、と考える人が少なくないようだ。
分からなくもない。人を好きにならない人の存在は、何かを調べようとしない限り知る機会はないのだから。自分だって自認前までは、いずれは誰かを好きになるだろうと思っていた。

友人にも、職場の人にも、両親にも聞かれた。

両親には、「彼女を連れてきてもいいんだよ」とまで言われた。理解があるのかないのかよく分からない。
多分Aro/Aceであることをカミングアウトしても受け入れてくれるだろう。なんなら納得しそうだ。ここ数年は何も言ってこないため敢えて言おうとは思わないが、何か聞かれたら言う予定だ。

女性に優しいから勘違いされるのだと言われたことがある。特に顔の良い女性にべらぼうに優しくなる。かなり最悪なことをされても全く腹が立たない。

Aro/Aceではあるが、顔が良い人が好きだ。どうこうなりたいわけではないため、美術品を愛でる感覚に近い。
日常で可愛い女性は多いが、可愛い男性は少ない。それで女性ばかりを愛でているように見えるのだと思う。男性にも同じくらい可愛い人がいれば、平等に(?)愛でていたはずだ。

そして女性は恋愛感情や性愛感情を向けてこない。
100%ではないが、体感では90%くらいは向けてこなかった。無意識のうちにそれを理解していたから、安心して交流していたのだろうなと今になって思う。

偏見はないつもりだが、勘違いされることは不服だった。

例えば、パークが好きではないだけなのに、
「ディズニーが好きじゃないならユニバが好きなんだね!大丈夫、私たちはディズニーが好きだけど、ユニバが好きな貴方もいいと思うよ!ユニバの話、聞かせて?」
と言われる感じ。

「違うよ!パークが好きじゃないんだよ!」と言えたら良かったのだが、当時の私は自認前なので、「いや、ユニバも別に……」としか言えなかった。

あの、違うと言っているのに、100%善意の目でカミングアウトしてもいいんだよ感を出される空気は、なんとも言えない。

理解を示そうとしてくれる人が周りに多いこと自体は、感謝すべきかもしれない。
(元職場の人はどう見ても草を生やしそうな感じだったので、仮にLでカミングアウトをしても裏でなんか言うとか失礼な質問をしてきそうな気配があった)

そう考えると、LGBTQIA+のLGBって、物凄く認知されている。
自分の周りだけの話をするなら、理解もされている。実際友人にもいるし、友人の友人でもよく聞く話だ。

全員に理解してほしいとは思っていない派なのだが、LGBくらい認知度が高ければもっと早くに自認できたのにな、という気持ちはある。
「自分って何なの……?」と思っている人が今もどこかにいるはずで、そういう人が知れる程度には広まってほしい。知ったから好転するかはその人次第だけれども。

MBTIくらい広まればいいのにと思う。
SNSでプロフィールや名前の後ろに当たり前のようにラベルを書いたり、初めましてで「ラベルなに?自分はAro/Ace」「Aro/Aceなんだ!自分はヘテロ」くらいのテンションで当たり前に言えるようになれば、自認も容易になるだろう。

"ファッション〇〇"とか問題も起きそうではあるが、そこを含めてもメリットが多そうだなと感じる。実際そうなってみないと分からないけれども。

住み良い世界になれば、うれしい。

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