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小説11 夢の記憶ー前世での約束ー4姉の本気

第3章ー姉の本気ー

やす君の人柄に好印象だった父は姉に向かってこう言った。

「みや、やす君を家に招きなさい。
一緒にご飯でも食べよう。」

姉は喜んだ。

「わかった!
明日にでも誘ってみる。」

やす君が父のお気に入りだったこともあり、
姉は嬉しそうにしていた。

私は、
胸の中で何か言葉にできない感覚を覚えていた。

姉のことは応援してあげたい。
でも…。

まだ自分の心の声は、
言葉にすることはできなかった。

次の日の夕方。

姉はやす君と一緒に仕事から帰ってきた。

私は母と一緒に夕食を作り、
やす君を出迎えた。

いつものように、テーブルを囲み食事をした。

でもその日は、
姉だけがとても楽しそうだった。

いつもより賑やかで、
笑顔と笑い声が家中に響き渡った。

彼は本当に優しくて、誠実で、
紳士的な人だった。

会話の中にも人に対しての気遣い。
父に対して尊敬する眼差し。

言葉遣い。

私もこの夜の彼をみて、
本当にいい人だな。

そう思うようになっていった。

その中で、私は気づいていた。
時々彼から向けられる視線を…。

                 続く…

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