見出し画像

【言葉ノ綾】自分のしたコメントからVTuberが産まれていた件

 こんにちは、住原です。

 それは2023年7月19日ぐらいのこと。天気が良い[1]。
 僕はとある社会派ラジオ――と言っても「AMとかFMとかの電波で放送しているラジオ」ではなく、そこから派生した音声を主にしたコンテンツという意味のラジオ――でコメントに精を出していた。

 「【Tetris Radio #105】ドラえもん、のび太と論破王ひろゆき
というタイトルからして「テトリスって音声が主なのか?」とか「ひろゆきって2chのひろゆき?ドラえもん?」とか渋滞を起こしすぎているが、まあそこはこのラジオの常である。
 というのも、Tetris99をしながらマシュマロや質問箱を読み、それに答えるというスタイルは僕が初めて見た頃からほとんどブレていません。
 通常、対戦型のテトリス(現行で有名なタイトルは『ぷよぷよテトリス2』か)では攻撃の来るタイミングが重要だったりするのだが、Tetris99というゲームは横のラインを消している限り攻撃が来ないという特徴がある。更に画面構成上も相手の画面が左に7×7、右に7×7(合わせて98、自身を足して99)という画面配置がされており、「見る必要ないよ」と断言されているかのような小ささである(実際、途中で負けるとSwitch本体についているズーム機能を使って見ることが多い)。
 そして、「ラインを少しずつ消して攻撃を分割する」というようなテクニックもあり、必ずしも「早くラインを消すこと」が良いプレイではないのだ。熟練者であればやりながらコメントを打ちこんだりスパチャをしたりするということが可能なのである。そしてリスナーと示し合わせてマッチングをする場合、最後の1位になるまで負けた配信者やリスナーは暇になる。つまり何が言いたいかというと、Tetris99はマルチタスクをしやすいゲームなのである。
 この夏影ソウナというVTuber(以下、ソウナさん)はひろゆき(一応言っておくと、皆さんがイメージしているパリ在住2ちゃんねる創設者の西村博之さんで合っている)の話をよくする。
 この質問箱にはニュース・ドラクエ・ホロライブ(が多いけど他VTuberの話も来る)を下敷きにした長文の質問が来ることが常で、この回ではソウナさんが若干喉を痛めており、文字を入力することでひろゆきに喋らせることができるソフト、おしゃべりひろゆきメーカー[2]を導入することで長文読みを任せている回だった(ドラえもん、のび太は恐らく映画版の質問が来ていたためと思われる←このnote書いた後本人に確認したら「気分だった」だそうです)

 タイトルの不思議を余すところなく解説したところで本題に戻ろう。そこではこんな質問が来ていた。

大手VTuberに送ったらレシートとか揶揄されそうな長さだが、
このラジオではよくある長さである

 ざっくり要約しておくと、「古本屋でバイトをしていた質問者が本を読むにはアップテンポすぎるBGMを聞き、それの是正をお願いしたところ「立ち読みで長時間居座る客を返すためにわざとやっている」という回答をもらい、想定に無く、ショックを受けた」という内容である。
 これに対してソウナさんとリスナーの反応がこちら(以下、ざっくりと内容を追えるように書いているため、ソウナさんの言葉が正確ではない場合があります)

ソウナさん「ショックを受ける理由がある?何か問題があるかな。お店として利益を上げるために当然のことじゃない?僕もファミレスに勉強で居座る時は、申し訳なくなって普段より多く注文しようという心構えでいる」
コメ「自分の固定概念が崩されてショック受けたとか?」
ソウナさん「それは的を射ているかも。メンヘラの扱いに慣れてる。……いや、(コメ主が)メンヘラって言ってるわけじゃないよ?言葉のアヤ。言葉のアヤだって。」注:アーカイブを聞けばわかるがちょっとイントネーションが怪しい
そして話を転換して他のVTuber・宝珠るらさんの話を出したところで
コメ「あやって誰よ!」
ソウナさん「あやじゃないって。るらだよ、るら」
コメ「言葉の「あや」」
ソウナさん「ああ、そっちか」
住原コメ「文学系VTuber 詞野アヤ」

当時のコメントがこれ

ソウナさん「いそうじゃないその人?転生[3]したらその人になろうかな……(この辺で多分検索している)……いない、住原さんそれいいなあ」
コメ「転生先のママ[4]決めとこう、誰にする?」
コメ「詞野アヤさんのファンネ ホビットにされちゃう」
ソウナさん「サブ垢でやろっかなあ……詞野アヤさんってどういう配信をするんですか」
住原コメ「青空文庫読み聞かせはやっとりそう」
コメ「月1文学朗読配信」
コメ「ドグラマグラ音読してみた」
コメ「ぽぅぽぅ[5]の深夜読み聞かせ配信めっちゃよく寝れます」
ソウナさん「誰か詞野アヤやらんか?……プロデュース?」


 ……といった感じでこの日一番の盛り上がりを見せつつ配信は終わっていった(この後の流れには関係ないので掻い摘んだが質問にもきっちり答えている)。その後の配信も度々ソウナさんプロデュースの(架空)VTuberとして、質問箱でちょくちょく名前が出る定番ネタとして定着した。

 そのテトリスラジオから1年以上の時間が過ぎ……2024年10月。産声[6]があがる。

 ↑RP後のポスト。僕が辞書の編集者なら白々しいの例文に載せたい。
……というわけで本当にデビューしていた。リスナー視点から見ると本当にこれだけなのだが、ママ・パパ[7]の尽力があったのだろうことは想像に難くない。
 ちなみに言葉ノ綾ちゃん(以下、綾ちゃん)の初配信(2024/11/10)の際、ソウナさんは「原作」とクレジットされている。


いずれもVTuberデビューしている賢狼ホロ(『狼と香辛料』)に対する支倉凍砂、
大魔王ゾーマ(『ドラゴンクエスト』)に対する堀井雄二の立ち位置……なのか?

 後日の配信(テトリスラジオ#164)やTwi…𝕏で「自分の手を離れて(二次創作のように)羽ばたいてほしいという思いを込めたけど、かっこつけすぎたかも」というようなことをざっくりと語っていた。そりゃそうオブザイヤー。

 ちなみに漢字表記については↑の配信でも言っているが住原案と悩んだとのこと。まあ漢検1級の人が読めないような名前がゴロゴロしているVTuber界隈だから、読みやすくしておくに越したことはなさそうな気がする。

 これは綾ちゃんの件とは関係ない余談だが、動画2本とも問題のチョイスが上手いので、「VTuberリスナーも1回は見ておいた方がよい」とクイズプレイヤーの立場から念を押しておく。

 というわけで某所のアドベントカレンダーイベント(僕はこんな特大ネタがあってもせっつかれないとnoteを書かないタイプの人間)とソウナさん、そして何より綾ちゃんに感謝しつつ、まだデビュー1カ月も経っていない綾ちゃんの文学朗読動画と配信冒頭挨拶を貼り付けてこのnoteを終わろうと思う。あ、ちなみに綾ちゃんの配信・動画でこのnoteについてコメントするのはNGです!雰囲気壊れるのが目に見えてるしな。

言葉は時にすれ違い、思いもよらない解釈が生まれることも。
そんな時は、「それは言葉ノ綾です」と、一緒にその世界の深みを楽しみましょう。

言葉ノ綾配信冒頭挨拶より

[1]カゲロウデイズ構文です(「8月15日の午後12時半くらいのこと 天気が良い」)。ちなみに当時の天気を調べたら普通に天気よかったです。)
[2]一時期流行っていた印象あるけど最近あんまり見ないですねこれ。以下は完全にこのnoteとは全く関係のない余談だが、某YouTube動画で的外れな杞憂コメントに対してひろゆきの声を使って反論動画を上げている人がおり、「これが正しい使い方なのでは」と思ったことを追記しておく。
[3]VTuber界における「転生」とは名義や見た目を変えて再デビューすることを指す。このnoteと同じく場所を選ぶ話題なので安易にVTuberさんにコメントしないように。
[4]VTuberのキャラクターデザインを担当したイラストレーターのこと。
[5]ホロライブのVTuber・尾丸ポルカのこと。僕もポルカの伝説とかはよく見る。
[6]VTuberが初めてするツイート(現:ポスト)のこと。
[7]VTuberのモデリングを担当したモデラーのこと。

原作者許可済画像

この記事は以下のアドベントカレンダーに参加しています。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集