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【共同書庫2026年6-7月企画】「日常から考える」告知



くらしをひとつの領土と見て、そのへりにあたる部分を、いくらか専門化した芸術、学問、政治と見る。そう見る時に、くらしの中に芸術、学問、政治がとりこんであるというだけでなく、くらしとも見え芸術とも見えるへりの部分が、「限界芸術」としてあり、くらしとも見え学問とも見える学問が「限界学問」としてあり、くらしとも見え政治とも見える部分が「限界政治」としてある

鶴見俊輔『限界芸術論』(ちくま学芸文庫版:1999)「著者による解説」より



★ ステートメント


現代社会では、政治や芸術や学問は、日常生活から縁遠い専門領域における特別な営みとなっています。
けれどもこういったことは、プロフェッショナルではない生活者の立場からも捉えられ、またそれらが生活をいかに助けるのかという観点から測られてもいいのではないでしょうか。
何のための政治か。何のための芸術か。何のための学問か。
もっと、そう素朴に問われていいのではないでしょうか。

一方で、わたしたちが生きる現代は、技術や制度が高度に複雑化した社会であり、その全体像を捉えることはますます難しくなっています。
こうした状況において、日常すなわち身の周りの限られた経験から素朴に考えようとすると、複雑な現実はしばしば単純でわかりやすい物語として捉えられてしまいます。
もしくは、その複雑さゆえに社会について考えることそのものに疲れ、「小難しいこと」とは切り離された平穏な日常に安らぎを求めたくもなるでしょう。
世界情勢が混沌とする今日では、そうした感覚はいっそう切実なものかもしれません。

そうだとしたら……。

わたしたちが日常から考えることは、どのように重要で、どのように難しいか。
日常を足場に考えることの条件は何か。
日常と専門分野は、どのように連続し、どのように断絶しているのか。

共同書庫では二ヶ月間にわたり、「日常から考える」をテーマに、広く柔らかく、そして愉快に考えていくための連続企画を開催します。

日常を足場に、世界を捉え直すための言葉を、共に探してみませんか。


★ 企画一覧

6/20(土) 13:00-16:00【読書会+ワークショップ】
サラリーマンの政治・社会参画、あるいはダーティーワークについて——
企画・ファシリテーター:川副博嗣

6/21(日) 14:00-17:30【座談会】
「日常と政治参加/労働と社会参画」自由座談会
ゲスト:佐野亘、阿部真大
企画:川副博嗣

6/27(土) 13:00-15:30【読書会】
鶴見俊輔『限界芸術論』読書会
ゲスト:和田太洋
企画:川副博嗣
⇨ 台風のため7/25(土)13:00-15:30に変更しました!

6/28(日) 14:00-17:00【ワークショップ+販売会】
KABUKU——捨てるものからハレ着をつくる
ゲスト:興梠陽乃(劇団ヨアガキ)
企画:川副博嗣・興梠陽乃

7/4(土) 13:00-15:00【ワークショップ+トーク】
芸術の「日常」的不正義ーアートウォッシュについて知る、考える
ゲスト:Unwashed Art Club
企画:南沢想

7/5(日)13:00-16:30【ワークショップ+トーク】
自分のことばを書くー戦後生活記録運動からー
ゲスト:阿児つばさ・柳原恵
企画:南沢想

7/18(土) 14:00-17:30【トーク】
日記を書くこと、公開すること/隠すこと
ゲスト:山本浩貴(いぬのせなか座)・志良堂正史
企画:川副博嗣

7/19(日)14:00-16:30 【自由討論】
次の“パンデミック”に備えて——皆でコロナ禍を振り返る自由討論会
企画・ファシリテーター:川副博嗣

7/26(日) 13:00-16:00【トーク】
「日常から考える」総論
ゲスト:藤原辰史
企画:南沢想・川副博嗣
共催:京都市(学藝カフェ)

★ 予約フォーム

https://forms.gle/1jBxiWsaMX5Nv4Do7


連絡先:
kyodoshoko@gmail.com
● 070-9145-5241(川副)
● Instagram DM https://www.instagram.com/kyodoshoko

★ 現地参加される方はフォームからご予約の上、参加費は当日現金でお支払いください。(paypay、クレジットカード決済非対応)
★ 各企画事前予約制としますが、席に余裕がある場合、当日参加も受け付けます。定員に達した企画はnote / SNS で告知します。


★ 会場


共同書庫

京都市中京区・二条駅近くの個人の蔵書を共有・公開する私設図書館。京都大学熊野寮出身者により、2025年2月に開館。一軒家を改装し、1階土間スペースを書庫、2階和室を読書室兼イベントスペースとしている。研究者、編集者、翻訳者、建築家、アーティスト、その他様々な実践者の方々をお招きしてトークイベントや読書会、ワークショップ等を定期開催している。

京都市中京区西ノ京右馬寮町8-35
JR・地下鉄二条駅/JR円町駅から徒歩12分
会場は建物2階となります。補助が必要な場合はお知らせください。





★ 予約フォーム

連絡先:
kyodoshoko@gmail.com
● 070-9145-5241(川副)
● Instagram DM


企画:
川副博嗣
1999年生まれ、神奈川県横須賀市出身、京都市在住。現在飲食店での調理に励みながら、編集・企画・批評的アーカイブ・縁食をテーマに活動している。『加藤典洋とは何者だったか』(編集グループSURE)の座談に参加。小さすぎる個人が大きすぎる世界をどう体験するか、その接面を探るための場と言葉をつくることが現在のテーマ。
note: https://note.com/hirobiro_note


南沢想(共同書庫)
2002年神奈川県横浜市生まれ。2026年京都大学工学部建築学科卒業。2025年より私設図書館「共同書庫」共同主宰。企画、デザインを担当。2025年9-10月「私が自分でつくる」、2026年1月「本・止・市」など。空間・身体・言語を自治すること/できないことに関心があります。
IG: @minamimado.so


表紙ビジュアル:
scenario Notes (花路里)/2024/阿児つばさ
撮影 麥生田兵吾
画像提供 Gallery PARC

デザイン:南沢想


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