📓もう悩まない!思春期の脳を徹底解説
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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
あなたは、
自分自身の人生において、
最も気分の高揚感や、
感情の浮き沈みが激しかった時期は、
いつだったか覚えているでしょうか。
筆者は、
自分自身のことを振り返ってみると、
間違いなく、
「中学時代」
だったと思っています。
とにかく、
あらゆることに無我夢中になっていました。
ハリー・ポッターの本にハマっていたので、
アズカバンの囚人を50回以上繰り返し読んだり、
毎日毎日テニスを朝から夕方までし、
飽きずにずっと走り回っていたり、
とにかく刺激を求めて、
アクセル全開。
全くブレーキがきかない。
そんな状態だったと思っています。
そして、
時が経つにつれて、
段々とその勢いは失われ、
落ち着いてある程度は自身の行動をコントロールできるようになってしまった。
「なぜなんだろう?」
と思っていましたが、
その答えは、
「思春期の脳の仕組み」
にあったのです。
10代の脳というものは、
明らかに、
私たち大人とは違う世界が、
脳の中に広がっています。
この記事では、
「思春期の脳内では何が起こっているのか?」
とテーマに、
顕著に見られる特徴をまとめていきます。
仕組みが分かれば、
大人も冷静に対処できる。
そして、
この先どうなっていくのか見通しがもてることで、
大人のメンタリティを保ち、
適切なサポートを行うことができます。
好奇心を働かせながら、
読んでもらえるとうれしいです。
最重要ヵ所は「前頭葉」

脳の部位や機能は、
生物で習った人は覚えているかもしれません。
ただ、大多数の人は、
普段なかなか意識しないので、
忘れているということもあると思います。
前頭葉は、
いわば脳の司令塔です。
目標達成に向けて、
情報を保持しながらそれを遂行する能力。
適切に判断する力。
覚醒レベルの調整。
そして、情緒の安定という役割をもっています。
「実行機能」
と呼ばれる力です。
実は、
思春期の時期の脳は、
この前頭葉と他の領域をつなぐ配線が未完成なのです。
脳そのものは、
1歳ごろには構造が成人に似てきて、
3歳頃には、重量が成人の約80%、
6歳頃には、成人の約90%の重量になります。
しかし、
その中のシナプスのつながり、
各部位の機能の成熟は、
まだそこまで進行し切っていない状態です。
ご存知の方も多いと思いますが、
思春期は、
第二次性徴期と言われ、
ホルモンバランスが変化します。
そのアンバランスさと、
前頭葉との配線の未熟さが、
大きな特徴となって表出する時期なのです。
思春期の脳の状態を顕著に表すのは以下の3つの要因です。
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
◆10代の脳の完成度は80%。前頭葉と他の領域をつなぐ配線が未完成
◆「闘争・逃走反応」をコントロールする偏桃体に30倍のテストステロンが集まる(性ホルモン)
◆性ホルモンは、感情を抑制する大脳辺縁系で特に活発に働く
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
このような要因から、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・感情の起伏が激しい
・イライラしがち
・衝動的になりやすい
・集中力や根気に負けがち
・依存性のあるものへの抑制がきかない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
といった、
思春期に見られる特徴が表面化していっているのです。
ここからは、
思春期の脳の特徴や、
それに伴って現れる具体的な症状を、
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
🟨抑制
🟨睡眠
🟨精神
🟨デジタル中毒
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
という3つに絞って伝えていきます。
🟨抑制

「思春期の脳は新品のフェラーリのよう」
そのような表現があります。
エンジンはうなりをあげているのですが、
路上テストはまだ。
どこに行けばよいのか分からない状態だと。
前章で「前頭葉」がキーになっていることを伝えました。
では、
前頭葉が完成するのはいつなのか。
それは、
20代になってもまだ完成していないことが分かっているのです。
脳には、
「興奮性のつながり」
と
「抑制性のつながり」
があります。
10代は成長の原動力である
「興奮性のシナプス」
がどんどん増えていく。
対して、
前頭葉との配線がまだ未熟。
偏桃体が「恐怖・ストレス」というシグナルを出していたとしても、
前頭葉との配線がまだ未熟であるがゆえに、
それが前頭葉につながらない。
だからこそ、
自分の行動によって起こりうるリスクを想像し、
それによって生じる「危機回避のための感情」を、きちんと伝達することができないのです。
よって、
向こう見ずな行動をとりがちになる。
抑制が弱いが故に、
何かをしないという判断がどうしても遅くなります。
そして、
若いニューロンは、
大人よりも快楽に敏感。
10代の向こう見ずな行動の要因は、
リスクがあるにも関わらず、
報酬が期待できることと言われいます。
つまり、
報酬を求めるから衝動的な行動を取るのであり、
無謀なことをしても、
痛い目にあわなければ、
さらなる報酬を求めて無謀な行動を繰り返してしまうということです。
報酬を求める衝動は、
側坐核と呼ばれる部位から発生しています。
10代の脳のこの領域は、
成人に比べて特定のものや行動にはまりやすいのです。
だから、
特定のものに「ハマる」という状態が生じやすい。
筆者が、
ハリー・ポッターや、
テニスにハマったのも、
このようなカラクリがあったと言えそうです。
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