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発達凸凹就労ルート全体マップ

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教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


以前に、発達凸凹を抱える子どもたちの進路について記事を書きました。

この時は、通常学級に通うグレーゾーンの子ども、特別支援学級に在籍する子ども、不登校の子どもと、大きく3つに分けてルートをまとめました。

今回は、その中でも特別支援学級(知的学級)に焦点を置いて、就労ルートをまとめたものを記事にしていきます。

ただ、グレーゾーンの子どもや不登校の子どもにも役に立つ情報はあるかもしれませんし、

療育手帳をもっていたときの、手帳の効果や選択肢の広がりについても述べています。

そのことを踏まえて、子どもの発達の全体ルートを掴むために、知っておいて損はないと思いますので、是非、最後までご覧ください。



高等特別支援学校は3種類

中学校の特別支援学級に在籍する知的発達症の子どもは、療育手帳をもっていれば、高等特別支援学校に進学することができます。

知的発達症は、知的障害とも呼ばれますが、IQが70未満の場合診断され、軽度・中度・重度・最重度と4つの等級に分類されています。
(手帳の基準IQは自治体によって変わる場合あり)

進学する高等特別支援学級も、大きく分けて3種類ある。

それが、

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

◆普通科
◆就業技術科
◆職能開発科

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

の3つです。

順々に特徴を記していきます。

特別支援学校の実態は、地域によって異なるので、ここでは、東京都の例を挙げていきます。


🟦普通科

入学する前に、学力検査や面接はありますが、基本不合格になることはないそう。

重度~軽度までは幅広い生徒層がいます。

卒業後の就労率は40%代中盤。

就労率がこの数値なのは、福祉的就労の層が数字に含まれていないからです。

このことについては、後ほどお伝えします。


🟦就業技術科

軽度知的障害の生徒を対象にしており、入試選抜制です。

1学年80~100名であり、通常学級から進学するケースもあります。

「職業に関する教科」が週2日で14時間分あり、

起業就労100%を目指す教育なのです。

実際にも、90%中盤の起業就労率を誇っています。

1年次から起業の就労体験や職業訓練が行われるからこそ、行事は少なめ。

就労トレーニングがメインとも呼べる特徴をもっています。


🟦職能開発科

知的障害中度~軽度の生徒を対象としています。

入試選抜であり、1学年20人程度と募集人数が少ない。

こちらも、就業技術科と同じく、起業就労と目指す教育なので、職業訓練など、「職業に関する教科」が週2日、14時間分あります。

大きな違いは、行事にも力を入れているところでしょう。


入学までの準備

まず、前提として、入学には療育手帳が必要になります。

療育手帳は軽度の知的がなければ取得できない場合もありますが、そうではない場合もあります。

自治体によっても変わる。

ということは、グレーゾーンの子どもや通常学級に通っている場合でも、取得できる可能性はあるということです。

療育手帳を申請して取得するまで、6ヵ月かかる場合があります。

なぜなら、医師の診断が必要であったりしますし、発達検査をするために予約待ちをしなければならない状況も生じるからです。

ということは、特別支援学校高等部を進路の1つとして考えている場合は、中学2年生頃から、中学校の先生や、高等部普通科の進路の先生に相談しておいた方がよい。

結果的にそこに進学しなかったとしても、選択肢をもっているということは、強みになります。


就労の選択肢

特別支援学校高等部からの就労の選択肢は、大きく分けて4つです。

それが、

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

❶企業就労
❷福祉的就労
❸就労移行支援
❹生活介護

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

の4つです。

順々に説明していきます。


❶企業就労

これは民間企業の障害者雇用枠で就労するルートです。

給与は他の選択肢と比べて相対的に高く、月に13万円ほどになります。

正社員という形ではなく、契約社員という形が多いようですね。

業種は

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

事務 → 28~42%
物流 → 12~28%
清掃 → 17~21%
食品 → 15~18%
福祉 → 8~11%

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年や地域によって違うので、%に幅がありますが、事務系が1番多いようですね。


❷福祉的就労

これは就労継続支援A型/B型と呼ばれるもので、企業就労するために訓練するところです。

両者の違いは以下です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

A型・・・雇用契約あり。最低賃金7万円。
B型・・・雇用契約なし。工賃のみ1.5万円。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この訓練を終えて企業就労するという場合も当然あり得ます。


❸就労移行支援

就労移行支援は、一般企業に就労するための準備や訓練+職場定着するための福祉サービスです。

利用するためには、障害者手帳や受給者証が必要となります。

PCスキルや雑務のスキルなどを磨くことが多いそうです。


❹生活介護

就労することが困難な場合に利用します。

障害の度合いが重度とされる方の利用が多いそうです。

入所や通所という形で過ごすこととなり、日常生活の支援を受けながら、創作活動や生産活動を行います。


仕事をする上で大切なこと

長期的に中学校の特別支援学級担任として働いた方で、高等部と連携して、企業から「仕事をする上で大切なこと」をインタビューしたという内容を聞きました。

以下のようなことを、小・中・高と身に付けるようにサポートできるとよいそうです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆聞こえる挨拶
◆分かる/分からないの意思表示
◆「教えてください」と声を掛ける
◆お礼が言える
◆ミスを正直に報告できる
◆清潔な身なり

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1つ1つをしっかり見ていくと、社会人全体の中でも、できていない人はいる大事なことですね。

もちろん、「できなければならない」というものではなく、特性に合わせて、できるようになるとよいねというものもあるでしょう。

例えば「声」で意思表示が難しければ、「カードの提示」で意思を伝えてもよいわけです。

その他では、以下のような具体的なスキルを支援級の先生は提示していました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【道具の使用】
・ハサミ ・のりづけ ・ホッチキス留め ・クリップ  ・穴あけパンチ
・テープ類の扱い ・リボン結び、固結び ・輪ゴム ファイルの出し入れ
・雑巾絞り、机ふき

【その他】
・角を揃えて紙を折る ・交通機関を使っての異動 ・身なりを整えるスキル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このような具体的な行動の大切さを意識しながら、小~高校へと教えていく、支援していく必要がありますね。


療育手帳の重要性

療育手帳は、学校を卒業してからもずっとサポートを受けることができるツールであり、大人になってからでは取得が難しいものです。

先にも述べた通り、

特別支援学校高等部に進学するためにもほとんどの場合が必要ですし、自治体によって条件が異なります。

ただこの手帳があると

・福祉サービスを受けるツールとなる
・障害年金をスムーズに受けとることができる

といったメリットがあります。

取得の是非はともかくとして、選択肢の1つとして知っておくことは大事でしょう。


まとめ

この記事でまとめたことは、あくまで選択肢として知っておいても損はないというスタンスで発信しています。

決して「これが1番よい」と言っているわけではないので、そこはご理解いただければと思います。

また、東京都のことを例として扱っているので、読者の方々との地域の実態とは必ずしも情報が一致するわけではないものもあります。

気になる方は、自身の地域の実態を調べてみてください。

もし、進路で迷うことがあったら、お子さんが通っている学校の、支援級担任、進路指導担当の先生や、高等部の進路指導の先生に相談してみるのが1番だと思います。

地域の実態を1番知っているのは、その方たちだと思いますから。

また、筆者なりに学びながらまとめたことであり、自身が特別支援学校高等部で働いていたわけではないので、もしかしたら情報に矛盾が生じているかもしれません。

そのような点があれば、コメントにて教えていただけると有難いです。


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共育LIBRARYりょーやん元教師


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