大学院生活1ヵ月目の所感
5月の連休最終日。
療育施設でパートとして働きつつも、
しっかりと休息も取ることができました。
さあ、明日からまた
充足したエネルギーを燃焼していきます。
▼ 筆者のインタビューも編集してもらっている本の紹介
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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
大学院生活も、早1ヵ月が経過しました。
ようやく授業も2~3巡し、
教授や先輩方からの情報も得て
全体像の大枠が見えてきたという感じでしょうか。
2年間という、
あっという間に過ぎるであろう大学院生活。
2年間の軌跡を残すためにも、
自覚的に日々を過ごすことができるためにも、
大学院生活の所感を定期的に記すことができればと思います。
大学院生活の全体像

2年間の大学院生活でやらなければならないことは、
色々と存在します。
当然ながら、まずは授業。
それに伴うレポートや試験。
そして、
臨床心理は多岐に渡る実習が入ってくるので、
実習とそれに伴うレポート。
同時並行で進めていく、修士論文。
2年目はそこに就職活動や、
公認心理士、臨床心理士の試験勉強なんかも
プラスされてきます。
公認心理士という国家資格が新しくできたため、
それに伴って授業のプログラムも変更。
曜日によっては、
5時限目まであるので
18時頃まで授業がある感じです。
そして、
実習がやはり多い。
企業、病院、司法施設、
養護施設、発達障害支援センターなどなど
様々な施設を見学する実習からスタート。
5時間目の授業が終わった後に、
19時半や20時半まで実習に行くことも
毎週のようにあるそうです。
途中から毎週小中学校に入り、
子どものメンタル面のサポートをしながら
発達障害や不登校児等の支援も行っていきます。
同時に、
セラピストとして
幾つかのケースをもち、
治療を進めていくことにもなる。
これは、
相手が大人であったり、
子どもであったりと様々なようです。
ケースは2年間を通して、
同じクライエントの治療を行い続けるのだと思います。
後期からは、
病院系か教育系か分野を選択し、
希望する施設にずっと通い続ける実習が始まります。
これとは別に、
発達障害の子どもを抱える親の
セルフヘルプグループに関する活動や、
心理検査の技能向上のための
学外の学習会に毎月参加する活動もあるようです。
心理士の世界には、
「スーパーバイザー」という制度(文化)があり、
常に、「師」のような存在をもち、
教えを乞い続ける師弟関係のようなものが
当たり前となっています。
よって、
実習に行き、セラピストとして活動し、
その自身のセラピストとしての行いを、
スーパーバイザーである教授が指導をする。
修行をつけてもらう感じでしょうか。
指導内容や、
指導後にどう自身や相手が変化していったかも含め、
レポートといった記録に残していく感じです。
筆者は教員時代から、
自分の師となる人を見つけ、
その人から教えを乞うということを行ってきたので、
正直、
このスーパーバイザーのシステムは有難い。
ただ、
先輩方の話を聞くと、
「1年目は訳も分からずに過ぎていく」
「どうにもしんどい時がくる」
「がんばりすぎず、自分を大事にしてほしい」
というアドバイスをくださったので、
相応に厳しい環境なのでしょう。
社会人を経験されている先輩でもそう言うので、
かなり過密なスケジュールなのでしょうね。
筆者は
かみ砕いて吸収するのに
最初は人よりも時間がかかるタイプなので、
先を見越して、
先手先手で戦略を考えていこうと思っています。
人に恵まれる

筆者は基本的に、
嫌なことは忘れていくタイプです。
うつ病時代の
しんどすぎた体験は
たまにフラッシュバックすることがありますが。
だからこそなのかは分かりませんが、
職場で人に恵まれた記憶が
多く残っています。
そして、
現在の大学院も
人に恵まれていると感じる。
学部から上がってきた学生からすると、
筆者はかなりの年上です。
それでも、
壁をつくることなく
フラットに接してくれる。
先輩方も、
想定しておくとよいことを事前に丁寧に教えてくれ、
非常に温かく親切。
とてもとても、有難く感じます。
そして、
心理の授業はすごく面白い。
「面白い」という表現が適切なのかは分かりませんが、
とにかく深い。
今まで学んできたことが
かなり表面的であったことを実感しながら、
「心理」とは何なのかを
いちからつくり変えようとしている最中です。
学部で心理について
4年間勉強してきた下地がないのですから尚更。
とりあえずは、3ヶ月。
筆者の感覚では、
100日間分野を集中的に勉強すると、
脳の回路が
それ専用につなぎ換えられる体感があります。
脳の可塑性を発揮するには、
それぐらいの期間、
集中的に考え続ける必要があるイメージです。
よって、
最初の3ヶ月が勝負。
心理士としての思考回路。
心理士としての目の前の現象の切り取り方を
脳に染み込ませていきます。
心理士として生きる道とは

この1ヵ月の間で、
教授が放った言葉で強く脳内に刻まれた言葉があります。
(一言一句この通りではなく、このようなニュアンス)
「心理士の仕事は、クライエントの怒りや罵詈雑言を浴び、耐えて抱えて、それが延々と繰り返される。そのような行為はクライエントに感謝されることなく、むしろ恨みを抱かれる。クライエントから感謝されるのは、5年後10年後までかかることもある。そんな仕事ですから、辞めるなら今の内です」
かなり強い言葉だと思いますが、
4月の最初にこのようなことを教えてくださるのは、
優しさだと感じます。
この方は、
河合隼雄のお弟子さんから教えを受けたことがあったり、
神田橋條治ともご一緒したことがあったり、
カーンバーグという
心理の教科書に必ず載っているような方とも
会ったことがあるお方で、
すごい人のようです。
正確な年齢は分かりませんが、
齢70代のお方ではないかと思われます。
にこやかに、
あっさりとした口調で
上記のように仰られました。
授業を受ければ受けるほど、
話を聞けば聞くほど、
心理士は自身の心を
限りなく透明にしていかなければ
生き残ることはできない仕事なのだと感じます。
自分の心が少しでも動いたり、
揺らいだりしたときには、
「転移」が起きていると考えなければならない。
目の前で子どもが転びそうになって、
それを支えようと手が出た時点で
転移は既に起きているのだそうです。
「なぜ目の前で子どもが転びそうになったら、自分はそれを助けようと思うのか?」
そこには、
深い深い自分の深層心理が隠されているのでしょう。
そういった自分の無意識を
どんどん浮き彫りにし、
それを浄化してさらに透明にしていく。
2年間の大学院生活を終えたのちに、
どれだけ透明になることができているのか。
そのような視点で、
心理士としての自己を
つくりあげていこうと思います。
まとめ

先日、
ロールシャッハテストという
王道の心理検査を受けてきました。
何でも、
検査者としての訓練を受ける前に、
まずは自身が被験者の立場を味わってみることが
大切だからだそうです。
結果はこれからの授業で、
自分で分析していくことになるのですが、
こういった経験を積むことができるのも
臨床心理の大学院ならではだと思います。
1つ1つの経験を有意味なものにすべく、
学びつつ、心身のバランスを取りつつ、
充実の2年間にしていきたいです。
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