Requiem.
色が落っこちた。
消えた。
明日咲く花たちの前で僕は死ぬ。
怖いものなんてとうにない。
ぼやけた視界に映る華やかな景色。
ぶくぶくと僕の真っ黒な液体に溺れ沈む。
全ては喧騒になった。
巻き戻しか早送りか、ノイズだけが響く。
人の声はエキセントリックな響き。
導かれるその先には都か。
心臓の音がやがて静寂となる。
流れた生き血は無に変わる。
追憶も薄れ、無となる。
不規則に響くノイズ。
格好のつかない最後を迎える。
悲しみも喜びもない。
ただただ無だけ。
物体としてそこにあるのみ。
錆び付いて、苔の生えた、憎しみによる物体。
切り裂かれていく、意志。
脳を潰す、魂を潰す。
終わる。
呼吸の終わり。
思考の終わり。
すなわち無の始まり。
本当の無。
究極の世界、無の楽園。
触れられない、見えない。
底についた足。
少しずつ溶けていく。
安らかに。
渦が消えた。
Live everyday like it’s your last.
『毎日を明日なきものとして生きよ』




















