「グループLINE、そろそろ限界です。。」コミュニティ運営で最初に決めておくこと。
講座に、受講者同士のコミュニティをつけている方は多いと思います。
グループLINE、Facebookグループ、Slack、Discord。
「学び合える場があると、継続率が上がる」
その通りだと思います。
ただ、運営を始めると、こういう場面が出てきます。
・夜中に投稿が続いて、通知が止まらない
・特定の人だけが発言し、他の人が入りづらくなっている
・受講者同士で意見がぶつかった
・誰かが自分のサービスを案内し始めた
・退会した人が、まだグループに残っている
■ コミュニティは「場所」の提供です
講座は、あなたが提供するものです。
でも、コミュニティは違います。
あなたが用意するのは「場所」で、そこで何が起きるかは、参加者次第の部分があります。
だからこそ、講座本体とは別に、場のルールが必要になります。
■ 最初に決めておきたい6つのこと
【① 何のための場か】
質問する場なのか。交流する場なのか。進捗を報告する場なのか。
ここが曖昧だと、参加者ごとに使い方が変わります。
「本コミュニティは、講座内容に関する質問と、受講者同士の進捗共有を目的とした場です」
一文あるだけで、方向が揃います。
【② 主宰者がどこまで関わるか】
これが最も重要かもしれません。
「グループ内の質問には、すべて主宰者が回答する」のか。
「受講者同士の交流の場であり、主宰者が常時対応するものではない」のか。
前者にすると、投稿が増えるほど負担が増えます。
後者にするなら、最初にそう伝えておく必要があります。
「本コミュニティは受講者様同士の交流を目的としており、当方が常時ご質問にお答えする場ではありません。個別のご質問は、月○回の個別セッションにてお受けいたします」
【③ 対応する時間帯】
「投稿は24時間可能ですが、当方からの返信は営業日の10時〜18時とさせていただきます」
投稿を制限するのではなく、返信のタイミングを決める。
これだけで、夜中に返さなければという圧が消えます。
【④ 禁止事項】
・他の参加者への誹謗中傷、攻撃的な言動
・他の参加者への営業活動、勧誘、自己のサービスの宣伝
・他の参加者の個人情報を、本人の同意なく外部に出すこと
・グループ内の投稿を、スクリーンショット等で外部に公開すること
・講座で提供したコンテンツの、グループ外への転載
営業・勧誘の禁止は、特に入れておきたい項目です。
同じ関心を持つ人が集まる場は、営業をかけたい人にとっても魅力的な場所です。
一人が始めると、他の参加者が「ここは安全な場ではない」と感じます。
【⑤ 違反があった場合の対応】
段階を決めておく形が一般的です。
・注意
・警告
・一定期間の利用停止
・グループからの退出
「重大な違反、または注意後も改善が見られない場合、当方はコミュニティからの退出をお願いすることがあります。この場合、受講料の返金はいたしません」
【⑥ 参加者同士のトラブルへの立場】
「受講者様同士のトラブルについて、当方は仲裁の義務を負いません」
これがないと、揉めたときに「運営者として対応してください」と言われる場面が出てきます。
ただし、明らかなハラスメントを放置してよいという意味ではありません。
禁止事項に該当する行為には、④⑤に基づいて対応する。それ以外の意見の相違については、当事者間で解決していただく。この線引きになります。
■ 退会後の扱い
見落とされやすい点です。
受講期間が終わった人は、いつグループから外れるのか。
「コミュニティへの参加は、受講期間中に限ります。受講期間終了後、当方はグループからの退出手続きを行います」
これを決めていないと、卒業生が残り続けます。
人数が増え、新しい受講者が発言しづらくなり、あなたも誰が現役か把握できなくなります。
一方で、「卒業生コミュニティ」を別に用意している講座もあります。
どちらの方針でも構いませんが、決めておく必要があります。
■ 投稿内容の権利
グループ内で、あなたが解説を投稿することがあります。
それは、講座のコンテンツです。
「本コミュニティ内で当方が提供する情報、資料、回答内容の著作権は当方に帰属します。外部への転載、公開を禁止します」
一方、受講者が投稿した内容については、こう定めることがあります。
「受講者様が投稿されたコンテンツの著作権は投稿者に帰属します。ただし、当方はコミュニティの運営に必要な範囲で、これを利用できるものとします」
■ プラットフォームを変える可能性
グループLINEで始めて、人数が増えてSlackに移行する。
こうしたことは、実際によくあります。
「当方は、コミュニティの運営に使用するプラットフォームを変更することがあります」
一文入れておくと、移行のときに説明しやすくなります。
■ 個人情報の扱い
グループに参加すると、参加者同士でお互いの名前が見えます。
LINEなら、アイコンやステータスメッセージも見えます。
「本コミュニティへの参加により、他の参加者様に対してお名前等が表示されます。あらかじめご了承ください」
参加前に伝えておくと、後から「知らなかった」となりません。
匿名での参加を認めるかどうかも、決めておく項目です。
■ 一番大事なのは「主宰者の負担」を決めること
6つ挙げましたが、実際に運営を続けられるかどうかを左右するのは、②と③です。
どこまで自分が対応するのか。いつ対応するのか。
ここを決めずに始めると、投稿が増えるほど自分が消耗します。
そして、疲れて対応が減ると、今度は「最近、先生が見てくれない」という不満が出ます。
最初に範囲を決めておく。それが、長く続けるための設計になります。
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