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なぜ片づけの仕事を続けているのか?(自己紹介)

子どもたちの記憶に、「片づいた家の景色」を残したい

なぜ、私がこんなにも「片づいた家の記憶」を大切にしたいと思うようになったのか——
今日はその理由を、少しだけお話させてください。

片づけの仕事を始めたのは、「元々得意だったから」。
最初は「好きなことを仕事にできたらいいな」という、軽い気持ちでした。

片づけの効用についても、「身体がラクになる」「時短になる」。
それだけで十分やる価値があるよね、と思っていました。

でも——

この8年間で、たくさんのご家庭にお邪魔する中で、
私の中の価値観が大きく変わっていったのです。


「片づいた家で育った記憶がない」という呪縛

ある日、お客様からこんなご相談をいただきました。

「岸間さんは、脱いだ靴をすぐに靴箱に戻すんですか?」

理由をおたずねすると、
「私も夫も、散らかった玄関で育ってきたんです。
だから、きれいな玄関に憧れるのですが、脱いだばかりの靴をすぐしまうのは湿気がこもりそうだし、
でも一足でも靴が出ていたらダメなのかな?って思ってしまって……
玄関が片づいている人はどうされているのかな、と気になって。」

その言葉に、私はハッとしました。

これって、片づけが自然にできる人、片づいた家で育ってきた人にとっては悩みにならないこと。
でも、「片づいた家で育ったことがない」という記憶は、
ときに「靴一足も出してはいけない」と思い詰めてしまうほど、
不安や迷いを生んでしまうのです。

「これでいいのかな?」
「自分のやり方は間違っていないかな?」

そんな小さな疑問が積もって、
日々、自分自身を疑いながら暮らしてしまう——

自分の暮らしに自信が持てず、苦しんでいる

そんなお客様は、他にもたくさんいらっしゃいます。

  • 親も片づけが苦手だった

  • 実家はいつも散らかっていた

  • 片づいた家の記憶がない

そう打ち明けてくださる方々。

もちろん、「片づいていない=愛がない」わけではありません。
愛情にあふれた素晴らしい家庭は、たくさんあります。

でも、片づいた家の風景を知らずに育ったことで、
自分の暮らしに自信が持てず、苦しんでいる人たちが本当に多いのです。

私は思うようになりました。

散らかった家は、時に子どもたちに“呪い”のような根深い影響を与えてしまう。
だからこそ、「片づいた家で過ごした記憶」を子どもたちに残すことは、
親としてとても大切な役割なのではないかと。

それはもう、「便利」とか「楽」とか「時短」といったレベルの話ではありません。
世代を超えて、人生に深く関わる、大切なことなんだと気づいたのです。

今は「片づけが難しい時代」

現代は、誰もが忙しく働く時代。
さらに、スマホひとつで物がすぐに手に入る、便利すぎる時代でもあります。

でもその一方で、私たちは「片づけ」を学校で習うこともなく、なんとなく大人になってきました。
情報もモノもあふれる中で、片づいた暮らしを維持するのは、昔よりもずっと難しくなっています。

「家のことだから自分でなんとかしなきゃ」
——そんなふうに、ひとりで抱え込んでしまっている方も少なくありません。

でも、料理や掃除、育児や介護にサポートがあるように、
片づけだって、誰かに頼っていい。

私は、ただ「整える」「減らす」だけの片づけではなく、
エニアグラム(性格タイプ論)を取り入れた片づけサポートを行っています。

人にはそれぞれ、「決断のしかた」や「モノとの向き合い方」にクセがあります。
完璧を目指して動けなくなる人。モノに愛着が強く手放せない人。
「とにかく後回し」にしてしまう人——。

エニアグラムを通して自分の傾向を知ることで、
その人に合った片づけ方が見えてくるのです。
苦手なやり方を無理にがんばるのではなく、
その人らしい方法で、暮らしを整えるお手伝いをしています。

プロを頼るのは、「できない人」だからではありません。
「自分と家族の暮らしを大切にしたい」と願う、前向きな選択です。

今が未来を変える

片づけに困っている親御さんの暮らしを整えることはもちろん、
その先にいる 子どもたちの未来を変えるために。

「片づいた家で過ごした記憶」を持つ子どもが、一人でも多くなるように。
そして、大人になったとき、自分の暮らしに自信を持って歩んでいけるように。

そんな思いを込めて、私は今日も片づけに向き合っています。



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